B型人間のひとりごと HOME Amazon Yahoo! JAPAN Google コミュニケーションって大切ですよね・・・
先日、長男の幼稚園のクラスの方々とあきる野市にバーベキューに行ったときのことです(レポートはこちら)。 お父さん方がバーベキューの係になったので、なんとなくその場で火を囲んで酒を飲みながら世間話に花が咲きました。 日頃あまり接する機会のない職種の方々とお話ができました。葬儀屋さん、ゲームデザイナーの方、IT関連の方、鉄鋼メーカーから今話題の郵便局の方。私は一応金融関係なもので、ほんとに様々な業界の話題やら裏話などが入り乱れて聞けて有意義だったんですよ。
その方は、ウチの会社はうつ病の人間が多くってと、笑いながらおっしゃっていましたが、この春も10人くらい会社を辞める予定で困っているとのこと。みんな仕事をひとりで抱え込んでしまってストレスに押しつぶされてしまうのだそうです。 会社にお勤めの方ならよくわかりますよねぇ。どんな職場にもありそうな話です。仕事で難題を抱えて行き詰ったり、仕事が片付かないうちにどんどん次の仕事が来たり。それを誰にも相談することができず、パンクしてしまう・・・。
そんなとき、「どうした?何か困っているのか?」と訊いてくれる人がいたり、あるいは自分から「いや〜参っちゃったよ○○でさぁ・・・」と周囲にいえるような状況であれば、仕事が片付くかどうかは別として、精神的に追い込まれることは少なくなるのではないでしょうか。 これがまさにコミュニケーション力だと思うんですよね。周囲とうまくコミュニケーションがとれるというのは、非常に大切な能力だと、近頃切に感じるのです(トシなのでしょうか・・・)。 うつうつとした自分の気持ちや職場の雰囲気に風穴を通すのがコミュニケーションである。では気軽にコミュニケーション力をUPさせる手段は何かといえば、それは・・・
「何気ない雑談」
これに尽きると思うんですよね。いいですよ〜。タダですし。 雑談とか世間話って、オバさんがするもんだと相場が決まっていますけど、世の中の男性諸氏もどんどんするべきだと思うんですよね。 精神科医で、よく人生相談の本などを書いていらっしゃる斎藤 茂太さんも、
「ムダな知識を得るよりも、ムダ話をしたほうがよほど良い」
というようなことを著書の中でおっしゃっています。
おかげさまで、ワタシの職場はおしゃべりな上司や先輩がおりまして「ムダ口の巣窟」みたいになっていて、うつ病になりそうな人間は今のところおりません。 もちろん主に休み時間に話しているのですが、男7人(女性0)という職場なのに、ヒマさえあればぺっちゃくっちゃぺっちゃくっちゃ話題が途切れることがありません。時のニュースの話題から家庭のことから最近買ったモノの話から下ネタに至るまで、縦横無尽に会話がなされます。 ですから、誰かが 「こういうときはどうすればいいかなあ」 というようなことを口にすると、 「そういうときはこうすべきだ」 「オレのときはこうした」 「あの人に訊けばわかる」 とか、どんどんみんながいうんですよ。常々みんなしゃべっているので、何でもいいやすい空気が流れているんですね。そういうのって、ワタシはいいことだと思うんですけど、どうでしょうか?
雑談の大切さに気付いてから、家庭でもどんどん話をするようになりました。それまでは家に帰ると夕刊を読みながらだまって夕食を食べるような人間だったのです・・・。 子供には、その日どんなことがあったかを訊き、「○○なことがあった」といえば、ほう、それでどうしたと訊き返し、どんどん会話を広げてゆくのです。ウチでは近頃、食事のときは原則TVは消すことにしています。そして、ひたすらみんなで会話をするように心掛けています。そうすることで、人と話す力が付き、コミュニケーション力がUPしてくれればいいな、と思っています。 「そんなのは当たり前だ。何をいまさら・・・」と思われる方も多いでしょうが、平日などはお父さんもそろって家族で食事ができる家庭はそう多くはないのではないでしょうか。休みの日くらい、母親とは違った切り口の話題を家庭に持ち込むのも父親の大切な役割のひとつではないかと思うのですが・・・。
と、そんなことを近頃考えていたところ、新聞広告に「雑談力―誰とでも無理なく話せる」というタイトルの本があるではないですか! これは「我が意を得たり」ということで、図書館で借りてきました!(ケチ) 読んでみると、まさに共感できる内容でした。
たかが雑談、されど雑談。人と会ったら雑談しましょう。いい空気が流れることウケ合いで、何かと情報を得られることも多いし、コミュニケーション力のUPにもなりますよ!
200年ほど前に書かれたイギリス人の著作ですが、人付き合いというものはかくありなんという核心をズバリと著述した名著です。名著ならでは今日まで残りません。人との会話がどうも苦手だという若い人には、なにかしらヒントとなることがあるでしょう。
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