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歯が痛いんです・・・

〜今ドキの歯医者さんて・・・〜

 

(XX)ウ〜ン、痛い痛い・・・

 

 ワタシは5年ほど前から右奥のオヤシラズがときどき痛みまして、まあ持病みたいなもんでした。その痛みは寝不足などで疲れがたまったりすると、決まって出るのでした。そういうときは鎮痛剤を飲むと1〜2日で痛みが引くのですが、一旦痛みが引いてしまうと「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」というやつで、結局年に何度か同じことを繰り返していました。

 

 

 ある年のお盆休みに新潟の実家に帰っていたときも、夜、突然モーレツに歯が痛みだしました。あまりの痛さに、イイ歳をして、、、

 

 

 

 

 

 

 

泣いてしまったのは ヒ・ミ・ツです(TT)

 

 

 

 そのときはもう鎮痛剤もあまり効かず、翌朝になっても痛かったので、高校のときの部活の先輩がやっている歯医者に行くことにしました。朝早くに電話してみました。

 

「もしもし、Kさんですか。Yですけど」

「おお、久しぶりだな。どうした?」

「いや〜、歯が痛いんですけど、診てもらえませんか」

「(うれしそうに)え〜歯が痛いの?じゃあ、すぐ来いよ。時間前だけど診てやっから」

 

 ということで、特別の計らいで時間前に診てもらうことになりました。

 

「どうも、お久しぶりです」

「ああ、いらっしゃい。(うれしそうな笑みを浮かべ)歯が痛いんだって?」

 

 と、あいさつもそこそこにとりあえず診てもらうことにしました。

 

「ああ、膿んじゃってるねぇ。歯と歯グキの間に膿がたまって神経にさわって痛むんだよ」

 

 そうなのか、オヤシラズが伸びようとして痛いのか、それとも虫歯なのかと思っていたが、そうではなかったらしい。

 

「じゃあ消毒しておいたから。それから痛み止めの薬も出しとくわ。でも、虫歯になりかけてるからやっぱりそのうち抜いた方がいいぞ」

 

 とアドバイスをいただき、薬をもらって帰りました。

 相変わらず痛かったので、昼食後にその薬を飲みました。すると、、、

 

 

 

 

カキーン(^^)

 

 

 と、今までの痛みがウソの様に吹っ飛んだのです。あまりのうれしさに先輩に電話しました。

 

「あ、Yですけど、あの薬すんごく効きましたよ!」

「そりゃそうだよ(笑) 医者の出す薬はバファリンの何倍も痛み止めが入ってんだから」

 

 そうか、そりゃそうだ。でなきゃみんな医者に行かないもんな・・・

 

 ちなみに、先輩の医院はひまわり歯科といいます。人なつこくて元気な方なんで、きっと親身になってくれるでしょう。新潟の長岡周辺の方はぜひご利用ください!

 

 

 

 

 さて、そんなことが何年か前にあったので、歯が痛むたびに「(XX)ウ〜ン、またウミがたまったな」と思い込み、そのたびに鎮痛剤を飲んでごまかしていました。

 そんなことを繰り返しつつ現在に至ったわけですが、この夏、北アルプスに2泊3日で登山に行く予定なので、その前にはなんとしても治さねばと思っていました。疲れると痛み出すのは経験則でわかっていましたから・・・

 ウチのカミさんが前にオヤシラズを抜いていたので訊いてみました。

 

「^^;あのさあ、オヤシラズ抜くのって、やっぱり痛いのかなあ・・・」

「抜くときは麻酔が効いてるから痛くないけど、麻酔の注射と、あと抜いてしばらくは痛むのよねぇ」

 

 ああ、やっぱりある程度の痛みは覚悟しなければならないのだな・・・ちなみにワタシは2005年現在34歳なのですが、オヤシラズは上下左右全部残ったままだったのです・・・

 その後、意を決して歯医者に行くことにしました。

 

 

 

 

「じゃあすみませんけど、歯医者に行くんでお先に失礼します」

 

 と、夕方会社を出て、割と最近できたばかりの会社の近くの歯医者さんに行ってみました。ただ、評判もわからないし、若干の不安はあったのですが・・・

 行ってみると、さすがに最近できただけあってキレイでした。初診なので質問事項に記入していると、職場のK先輩からメールが来ました。

 

 

 

[いつものところで飲んでるから、よかったらおいでよ]

 

 

 ・・・誘ってくれるのはありがたいのですが、「歯医者に行く」って言ってきたのに、それでも誘うあたり、さすがK先輩だと思いました。

 ほどなく診察室に案内され、あの、歯医者の、「いや〜な」イスに座りました。でも診察室は静かにクラシックみたいな音楽が流れ、内装も暖色を基調としていていい感じで、なんというか「紅茶の似合いそうな」雰囲気ではありました。

 先生が隣りの患者さんの治療をしていたので待っていると、またK先輩からメールが・・・

 

 

 

[場所はいつもの飲み屋の奥の座敷だから]

 

 と、ダメ押し。これでは行かないわけにはいきません・・・

 やっと先生が来てくれました。


「それではよろしくお願いしま〜す」

 やたらと爽やかな声であいさつをされました。お歳はどうやら30代後半といったところ。

「え〜っと、(質問表を見ながら)右上のオヤシラズが痛いと、それでは失礼します」

 と口の中を見てもらうと、

「あ〜、思いっ切り虫歯ですね。これじゃあ痛いでしょう。神経までいってますから」

 なんだ、ウミがたまってるだけじゃなかったのか。数年のうちに進んだのだな。

「う〜ん、どうします。この感じだと抜くのはそう難しくはないですし、抜いても腫れないと思いますよ。ただ、鎮痛剤を飲んだりしていると麻酔の効きが悪いことがあるんですが」

 鎮痛剤を飲んだのはその日の朝だったので、その旨をいうと、

「それなら問題ないですね。どうします?あとはYさんの気持ちと都合次第ですけど」

 う〜む、どうしようか。でも、イヤなことは早く片付けたいタチなので、「じゃあ、お願いします」と、抜くことにしました。

 

 

 

 

 レントゲン室でレントゲンを撮ってもらいイスに戻ると脇にパソコンの画面があり、なんとそこには今撮ったばかりのレントゲン写真が。ふうむ、今ドキは歯医者さんもIT化されているのだな・・・

「(レントゲン写真を見ながら)この生え方だと抜くのは難しくないですし、抜いても腫れたりしないと思いますよ。ほかにもちょっと虫歯がありますね」

 それから、麻酔の注射をすることに。妻も痛いといっていたし、(XX)ウ〜ン、どのくらい痛いのだろうか・・・

「では失礼しま〜す。ちょっとチクッとしますね」

 といわれて身構えていたのですが、まあ、口の中を針で何度かツンツンされた程度の痛さでしかなく、

「はい、大丈夫ですね。ちゃんと効いたみたいです」

 と、あっさり終わってしまいました。なんだ、こんなものなのか。歯グキにグサッと太い注射針を刺されて、

 

 

ヂューッ(XX)

 

 

 みたいなのを想像していたので、うれしい誤算でした。そして歯を抜くことに。

 

「虫歯で歯が欠けちゃってるんで、つかむところがあまりないんですよ(ウニュウニュ)。う〜ん;なかなか抜けませんね;抜くスペースもあまりないんで(ウニョウニョ) はい」

 と先生が言って口を開けたまま待っていると、

「もう終わってます。キレイに抜けましたよ」

 ナヌ?もう抜けたのか?全然抜かれた感触もなかったぞ?抜いた歯を見せてもらうと、確かに見事な大穴がボッコリ開いた立派な虫歯でした。口をすすいで待っていると、先生が注意事項を説明してくれました。

「ええと、今日の注意事項なんですが、お酒はですね、少しくらいなら飲んでも大丈夫です。おフロもシャワーを浴びるくらいなら問題ありません」等々・・・

 ナヌナヌ?酒を飲んでもいいって?訊いてもいないのにわざわざそういうということは、それだけその質問をする患者が多いということなのだろう。では、安心して飲みに行けてしまうではないか・・・

「そんなに腫れたりはしないと思いますが、抗生剤と、一応痛み止め出しときます」

 ということで薬をもらい、外に出てから歯を抜いたことをK先輩にメールしたのですが、例の飲み屋は地下にあるので圏外なのかつながらず、帰り道の途中でもあるのでとりあえず顔を出すことにしました。その旨を妻にもメールしました。

 

 

 

 

飲み屋に着くと、職場の皆さんがいました。

「どうもどうも」

「おお!来たな」

「いやあ、オヤシラズ抜いてきましたよ」

上司 「ええ?じゃあ無理しなくてもよかったのに」

「いやそれが、先生が少しなら飲んでもいいっていうし、Kさんが来い来いっていうもんですから」

Kさん 「え?歯ァ抜いたの?じゃあ呼んで悪かったね」

「いいんです!少しなら飲んでもいいっていわれたんで!」

 と、強がってみました。

 

 麻酔が効いているのか、抜いたところはまだ痛くありません。歯を抜いたばかりで、自分でもあまりいい感じはしなかったのですが、ええい、ままよ!と、いつも飲む焼酎を薄めに作って飲みました。

 飲み始めるとやっぱりいつもの癖ですぐピッチが上がってしまい、ついついおかわりをしてしまいます。しかし、ツマミも食べましたがなにせ右側では噛めないし、口もあまり開かないんでなんだか食べた気がしません。30分ほど過ごし、先に帰らせてもらうことにしました。

 

「じゃあ、すみませんが今日はお先に失礼します」

Kさん 「ああ、なんだか悪かったね。でもわざわざ来てくれてありがとう」

 と、ホロ酔い加減で家路に着いたのですが・・・

 

 

 

 

「ただいま」

「歯、抜いたの?」

「うん、これでもう大丈夫だ」

「で、飲んできたの?」

「うん、ちょっとだけ」

 

 

 

「・・・あのねぇ、

 

 

 

                                  歯ァ抜いた日に酒飲んでくるなんて、、、

 

 

                                                                            

                                                                                   バカじゃないの?

 

 

 

「^^;だ、だって先生が少しなら飲んでもいいって・・・それにKさんが来い来いって・・・」

 

 

常識ってもんがあるでしょう常識ってもんが!子供じゃないんだから!だいたいアンタはウンヌンカンヌン・・・・」

 

 歯を抜いたところはちっとも痛くなかったのですが、耳が痛かったです(TT)・・・

 

 そして、やっぱり酒で血の巡りがよくなっちゃったのか、なかなか歯を抜いた後の血が止まりませんでした・・・

 

 

 

 

 結局、その夜は麻酔が切れてからもまったく痛まず、先生のいったとおり腫れることもなく、なんと今回の抜歯はほぼ無痛で全行程が片付いてしまったのです。こんなことならもっと早く治しておくんだった・・・あ、でも先生の腕が良かったのかなあ・・・

 

 

 

 その後も細かい虫歯などがあるんでまだ通っているんですが、その治療の中で先生が教えてくれました。

「Yさんは歯は結構丈夫なんですけど、歯グキが弱ってるんで、歯槽膿漏になりやすいタイプなんですね。歯ミガキは良くされているんですけど、磨きすぎで、歯グキが痩せちゃっているんです。奥歯に横に線が入っているのが見えるでしょう。硬い歯ブラシで磨くとこうなっちゃうんです」

 歯グキが痩せるとそこに食べカスが入りやすくなり、虫歯の原因にもなる。また、いちど痩せてしまった歯グキはまず元には戻らないそうだ。

 一般的には硬めの歯ブラシのほうが良く磨けると思われていて、実際硬めの歯ブラシのほうが良く売れるのだそうだ。だが、「硬めの歯ブラシは歯グキを痛める」というのは歯医者さんの間では常識となっていて、勧めないそうだ。それに、硬めの歯ブラシでは歯の隙間が磨きにくいとのこと。歯ブラシは「やわらかめ」というのが歯医者さんの間では定説となっているらしい。そのような点をふまえ、電動歯ブラシも先生は勧めないとおっしゃっていた。やはり磨きすぎで歯グキを痛めるそうだ。

 

 

 いやはや、大変長くなりましたが、その、患者への接客(?)態度とインフォームド・コンセントが素晴らしく、治療室も清潔で暖かみがあり、静かにクラシック音楽の流れる、紅茶が出てきそうな(?)素敵な歯医者さんは、コチラッ!

 

 

 

人形町歯科クリニック

 

 先生は2005年現在、30代後半くらいと思われます。ウチの職場の人もワタシの薦めで行ったら、「確かにいい」といってました。人形町周辺の方はどうぞ!オススメです!!

 (後日後記 : 残念ながら、人形町歯科クリニックの先生は、2010年9月でお辞めになりました。)

 

 さ〜さ〜さ〜、ここまで読んでくれたそこのア・ナ・タ!!ありがとうございました!アナタだけに捧げる今回のまとめ〜〜〜〜行ってみよっ!

 

 

 

「オヤシラズを抜いてきました」っていうじゃな〜い、でも、キミは・・・

 

 

 

「常識」も抜けちゃってますから!

 

 

 

残念!!

 

 

 

人形町歯科で、「常識」の抜けた穴に「詰めモノ」してもらってきな!斬り〜〜!!

 

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