|
|||||||||
鬼ヶ面山から浅草岳周回 (新潟県魚沼市、福島県只見町 2014年8月3日)
|
|||||||||
浅草岳登山口の駐車場から鬼ヶ面山(おにがつらやま)登山口の駐車場まで自転車でやって来て、鬼ヶ面山を目指して登り始めましたが道迷いに遭ってしまいました。そこまではこちらに書きました。
しばらく急登の樹林帯を歩き、やっと稜線に出ました。田子倉湖が見えます。 |
|||||||||
浅草岳を眺めながら稜線を歩いていきます。 |
|||||||||
そして浅草岳の眺めの良いところで一休み。 |
|||||||||
今日もプラティパスを凍らせて持ってきました。冷たい水は夏山での何よりのご馳走です。プハ~~ もうたまりません。 |
|||||||||
さ、南岳はすぐ目の前ですよ。 | |||||||||
南岳山頂です。正面の山が鬼ヶ面山です。 | |||||||||
登山口からここまでのコースタイムと現在の時間から考えると、道迷いのロスタイムは概ね40分といったところだったようです。まぁこれくらいは誤差の範囲でしょう。 | |||||||||
南岳から進んで行きます。 |
南岳を振り返る。 |
||||||||
南岳方向を振り返る。 | |||||||||
鬼ヶ面山山頂に到着です。山頂は狭いです。 |
暑くてウィダーインゼリーを一気飲み。真夏の登山は食欲も湧かないので、ドリンクゼリーはオススメですね。ドリンクゼリーのページはこちら。 |
||||||||
次は北岳。南岳、鬼ヶ面山と乗り越えてきてまた急登。暑いし疲れます(汗;) | |||||||||
北岳からの眺め。奥に浅草岳、手前のとんがっている山(とんがり山と命名)の左側の山が貉(ムジナ)沢カッチ。 | |||||||||
ムジナ沢カッチへ稜線をたどる。 |
北岳方向を振り返る。 |
||||||||
北岳方向を振り返る。崖の上に道がついています。すごいところを歩いていますが、崖は草木に隠れて見えず、高度感は感じずに済みます。 | |||||||||
この「とんがり山」がまた急登(疲) | |||||||||
我が故郷の山、守門岳。地元では「すもんやま」と呼びます。 |
ヒョウモンチョウ。子供の頃は昆虫採集でたくさん獲りました。今は写真を撮ります。 |
||||||||
とんがり山からムジナ沢カッチの大岩壁(下が見えない)と浅草岳。 | |||||||||
とんがり山を振り返る。 | |||||||||
貉(ムジナ)沢カッチの狭い山頂に到着。 |
|||||||||
越し方を振り返ると鬼ヶ面山の大岩壁。この稜線を歩いてきました。 | |||||||||
地図ではここから先に「危」マークがあるので、ヘルメットを装着。ブラックダイヤモンドのベイパーヘルメットです。サイズはM/L。 軽くて気になりませんが、頭がムダにデカイもので(実寸59cm)、ちょっとこめかみ部分が当たりますね。家に帰ってから物をあてがって広げています。 んで、せっかくヘルメットをかぶったものの、緊張感のあるところはまるでありませんでした。万一右に落ちたらアウトなんですけどね。草木に隠れて崖が見えにくいのです。 |
|||||||||
更に進んで別角度から。 | |||||||||
浅草岳の稜線の木道に出ました。 |
前岳付近。奥の山が浅草岳。 |
||||||||
8月3日だってのに1500m程度でこの規模の雪渓が登場。さすが越後の豪雪地。 | |||||||||
木道をたどってもう少し。 |
池塘は高山の自然の豊かさの象徴。 |
||||||||
浅草岳山頂に到着です。誰もいません(あら?) |
|||||||||
山頂から田子倉湖。手前に細い入江になっているところの奥が今日の出発点。写真ではわかりませんが、私の車が見えました。 | |||||||||
しばし休憩して下り始めます。鬼ヶ面山の大岩壁が眼前にド~ンと広がります。 | |||||||||
見る角度が変わると表情も変わります。 | |||||||||
登山道にあった木の棒の上に乗ってしまい、転んでしまいました。注意しているつもりでも、どうしても下りでは転んでしまうことがあります。 なので、私は下りのときは必ず手袋をします。手をついた時の保護になりますので。登りのときは暑いので、しないことの方が多いです。 登山用手袋の紹介ページはこちらです。 |
|||||||||
こういう感じが好きです。 | |||||||||
なるほど~。ここから見ると角が2つ出てるように見えますね。それで鬼ヶ面山? たぶん向かって左の角がとんがり山、右がムジナ沢カッチです。 | |||||||||
「鬼ヶ面眺め」というポイントに来ました。 | |||||||||
本日のコースで一番の絶景ポイントでした。南岳~鬼ヶ面山~北岳。下の谷が見切れない。 | |||||||||
上からの続き。鬼ヶ面山~北岳~とんがり山(仮名)~ムジナ沢カッチ。下の谷が見切れないほどデカイ。 | |||||||||
更に右に続いて浅草岳。 | |||||||||
いや~~~、すごい。鬼ヶ面山の岩壁は、写真には収まりきらない。ものすごいド迫力の大屏風。北アルプスあたりを歩いていても、こういう感じのデカイ壁は見たことがない気がするぞ。私が知らないだけかもしれませんが。 下から見上げるとまるで穂高の涸沢カールのようだけれども、こちらは下が見切れない谷になっていて、空間としてはこちらの方が大きいですね。いや~~、これはすごい。この「鬼ヶ面眺め」がまた絶妙の位置にあるのです。これは日本の絶景100選に入れても良いのではないか。ハイキングでここまで来るだけでも大いに価値があると思います。 |
|||||||||
あたりが暗くなってきました。雨がポツポツと降り始めたなぁと思っていると、やがて結構な降りになってきました。 そして鬼ヶ面山のあたりで「ゴロゴロ」いい始めたなと思ったら・・・・・ |
|||||||||
ビカッ! | |||||||||
(;゚0゚)ハッ 光った! | |||||||||
ピシィィィャアアア! | |||||||||
バリバリバリ! | |||||||||
ぐぎゃあ~~; | |||||||||
まるで鬼ヶ面山の鬼が怒ったかのような閃光と爆裂音。前日に見た長岡花火の三尺玉なんてもんじゃない。お~~こわ。 | |||||||||
って、また光った~! (゜◇゜;) | |||||||||
ピシィィィャアアア! バリバリバリ! | |||||||||
空間を切り裂く大轟音。しかもすぐ近くで鳴っているのだ。これが夏山の雷の恐怖! 初めて味わった。 | |||||||||
一発目が鳴ったのが2時40分でした。夏山は午後2時を過ぎると雷が発生する確率が高まるんだそうです。ですので、2時までには下山するとか小屋に入るように計画しないとですね。 | |||||||||
いみじくも私のオヤジは今朝私が出かけるときに、「カミナリに気をつけろよ」と言ったのでした。そしてまさしく注文通りの展開になったのでした。 | |||||||||
鬼より怖いカミナリ様 |
|||||||||
いや、冗談でなくてホントに怖い。 雨具を着込んで猛然とダッシュ!(のつもり) |
(歩くのは遅いが逃げ足は速いぞ! スタコラサッサ~♪) |
||||||||
ところがだ。 | |||||||||
この急いでいるときになんと、 なが~~いヘビ(茶色)が体をくねらせてヘアピンカーブを描き、 登山道を通せんぼしている! そんなサービスはいらんッちゅーの! |
|||||||||
(イメージ) | |||||||||
フフフ・・・ |
|||||||||
トレッキングポールは、こういう時にも便利なアイテムですね♪ はいはい、いい子だからあっちに行こうね~ (ニョロニョロ~~) | |||||||||
その後もう一発間近でカミナリが炸裂したが、樹林帯に逃げ込んでなんとかカミナリも治まってきたようだ。 | |||||||||
なんとか助かったかな。 |
|||||||||
雨の中を歩く。仮設の橋を渡り、 |
只見沢を右に見ながら歩いていきます。 |
||||||||
仮設の橋からが長かった。確かに地図で見れば40分だったのだが、とにかく早く着きたくて地図を見る余裕もなかった。途中で男性を1人追い越した。「あのカミナリは怖かったですね」と話しました。 | |||||||||
そしてゴールも近づいてきたところで、木道でスリップして思いっきり泥の中にひっくり返ってしまった。 | |||||||||
こういうことがあるので、手袋はしておきましょう。 |
|||||||||
浅草岳登山口の駐車場まで下りてきました。私が車を停めたのは線路を挟んだ隣りの駐車場です。 |
|||||||||
そして午後3時39分、駐車場に戻ってきました。 朝ここを自転車で出発してから、8時間54分が過ぎていました。車は私のものだけでした。 |
|||||||||
今日のコースは浅草岳が1585mで、真夏に歩くにはやはり暑いですね。まぁ私は北アルプス山行前のトレーニングという位置付けでやってきたので別にいいのですが。道迷いのおかげで行動時間も伸びてしまったけれども、本番のコースは更に時間は長い予定です。大丈夫なのか? | |||||||||
鬼ヶ面山から浅草岳周回登山日記~おわり (朝の出発から鬼ヶ面山取り付きまではこちらです) | |||||||||
|