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1991/8/24 クチャからトルファンへ

 

 

 

 

 9時に出発なのだがトルファン行きのバスが見当たらない。あちこち訊いてみたら途中下車して乗り換えなければならないらしい。ウルムチ行きに乗ってトクスンというところで乗り換えるそうだ。1泊2日の行程で、トクスンの手前で1泊することになりそうだ。

 バスはいつも通り1時間遅れて10時に出発した。バスの中で今回は人民解放軍の楊慶兵くんと知り合った。西安に行くところなのだという。

 

 



(クチャバスターミナルにて)

 

  いろいろ質問されたが、人民解放軍だけあって普通の人とちょっと質問の内容が違う。

 「あなたの両親は資本家か」「日本の社会秩序は良いか」「日本では人と人とはみな平等なのか」「日本の資本主義と中国の社会主義では差があるか」「日本の人々の生活条件はどうか」などなど。

 


食堂の人に楊くんと食事をしているところを撮ってもらったのですが・・・

 


余計な写真まで撮りまくること撮りまくること・・・

 

 

 まあ、いろいろ筆談(漢字で書いてもらうと大体伝わるのです)を交えて話をして仲良くなり、夜の旅社も同じ部屋に泊まり、住所を交換したりした。俺に何かメッセージを書いてくれというので 「我念中日永久友好!」 と書いたら喜んでくれた。しかしこのあと、今回の旅で一番後悔の残ることをしてしまった。

 

 それはなにかというと、楊くんと腕時計を交換してしまったことだ。楊くんがお互いの腕時計を交換して中日友好の記念にしようと言い出したのだ。交換しようではないかと言われたとき、特に深く考えずにまあそれもいいかと思い、気軽に応じてしまったのだ。別に彼の時計が安物というわけではなく立派なダイバーズウォッチなのだが、俺の趣味に合わないのと、やはり自分の時計には愛着があるので取り替えてから「失敗した!」と思った。

 

 でも取り替えてしまったものは仕方がない。いまさら「やっぱりダメだ」といって中日友好を害するわけにもいかないし。あー、でもやっぱり失敗したなあ。

 

 

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