B型人間の山歩き HOME Amazon Yahoo! JAPAN Google 世界遺産:知床の旅
2009年7月26日〜29日、北海道に家族で行ってきました。このページは7/29、4日目の日記です。前日までの日記はブログの方に書きました。 7/26、小樽・札幌 7/27、旭川・美瑛・富良野・帯広 7/28、オンネトー・阿寒湖・摩周湖
3日間ですでにレンタカーで800km以上移動し、疲労が蓄積しています。
しかーし!せっかく知床くんだりまで来たからには、北方領土をなんとしても見て帰らないわけには行きません(見る義務はないのですが)。
ところが、ここウトロの町は知床半島の北側、すなわちオホーツク海に面しているので、北方領土の国後島を見るには知床峠を越えて南側の羅臼の町まで行かなければならないのです。
というわけで5時に起きて、朝食前に長男を連れて知床半島の反対側の羅臼へ行くことに。女性陣はZZZ。
ウトロの町を後に知床峠への道を走ります。山道に入ると、もうエゾシカが車道の両脇に次から次へと現れます。
ひたすらの登りで、標高が上がると霧に包まれてきました。北方領土、見れるかな・・・
濃霧に包まれた標高738mの知床峠を通過。うねうねと曲がりくねった知床横断道路を下ります。 下ってくると霧も薄れてきたが・・・
そして、ついに羅臼漁港を見渡せる丘の上にやってきました。
おおおっ@@!
そこには、近くて遠い我らが北方領土が、、、、
霧の向こうです。
ウトロの観光地的な賑やかさに比べ、羅臼はいたって普通の地方の港町といった風情でした。ウトロが表で羅臼が裏って感じですかね。オイラに言われたくないだろうけど。
また知床横断道路を通ってウトロに戻ります。
(知床峠)
ホントは知床峠からは羅臼岳が間近にドーンと見えるはずなんだけど、濃い霧でまったくなんも見えん。何しに来たんだろ?
この近くには羅臼湖という、何時間も歩いていかないと見られない隠れた湖もあるのだが、家族連れでは到底行くのは無理。まあ生きていればまたいつか来る機会もあるかな。
戻ってきましたウトロの町。
知床第一ホテルをチェックアウトして、本日まず向かうのはカムイワッカ湯の滝。
一般車両は立ち入ることができないので、知床自然センターで専用バスに乗り換えて行きます。
滝までの道は知床の原生林の中に作られた砂利道。そこかしこにエゾシカ、キタキツネが見られます。
んで、現場に到着。
サンダルに履き替えて、「カムイワッカ湯の滝」の沢登り開始っ!
湯の温度は30度ほどだそう。熱くも冷たくもなく、気にならない感じ。全然滑りません。
歩けるのは1の滝の100mほど。ホントは4の滝まであるらしいのだが、落石の危険があるため現在は1の滝しか歩くことができません。4の滝付近の湯の温度は70度ほどとのこと。
監視員の人に勧められて滝の湯をなめてみると、しょっぱすっぱいような味。結構な酸性らしい。 そのため魚は棲めず、僅かなコケ類しか生えないとのこと。
また、十円玉をこするとキレイになると教えてもらったので子供にやらせてみたら、
(before after。このとおり)
川に温泉が湧き出してるところってのはたまにあるけど、お湯の沢登りってのはあんまりないのではないかな。今度は普通の沢登りにも挑戦してみたい。
お次は知床五湖の散策へ。バスで途中下車します。
ほんとうは五湖を全部めぐるつもりでいたのだけれども、ヒグマが最近出たとかで、1湖と2湖だけしか見られませんでした(合わせて40分ほど)。でも子供連れはこれくらいでよかったかも。
右写真が2湖。これじゃあまあ普通の湖ですが、晴れているとこういう景色なんだそうです。 ヒグマ出没中で、ここから先には進めず。
散策コース入口付近に戻ると、五湖の一部を見渡せる展望台へも行くことができます。
ここは元は原生林だったのだけれども、開拓されてこのような平原になってしまった。現在は元の原生林に戻すべく活動がなされているらしい。
晴れていれば知床連山とオホーツク海と知床五湖が一望できる素晴らしい展望のようなのですが、今日はあいにくの曇り空でイマイチ。しかも小さい虫が顔の周りにウジャウジャウジャウジャたかってきてイマニ(XX)。
休暇をもらってたので、会社へのお土産をこちらで購入。
知床観光船は知床岬まで行くコースとカムイワッカの滝で折り返す硫黄山コースがあって、今回は時間もないので硫黄山コースに。
いや〜それにしても、もうあっちでもこっちでも観光客のおじさんが、
「し〜れ〜とこ〜のみさ〜きに〜♪」
って口ずさむこと口ずさむこと♪
出航〜っ!
(そういうオイラも。しれ〜とこ〜のみさ〜きに〜♪)
甲板に出てみると、おおっ!オホーツク海を渡って来る潮風が涼やかで心地いいっ、てか・・・
すんげ〜さみーな、こりゃ。(上着くれ)
(カムイワッカの滝。先ほど訪れた「カムイワッカ湯の滝」が海に落ちるところ。硫黄分が混じっているとのことで、海水ときれいに色が分かれています)
オホーツク海には初めて来ました。冬になれば流氷がやってきます。また流氷の季節にも来てみたいな。生きていればまた訪れるチャンスもあるだろう。
(しれ〜とこ〜のみさ〜きに はまなす〜の咲く頃♪)
さ〜て、北海道の旅もほぼ終了。今日は天候もイマイチで最高の景色というには程遠かったが、まあ一応知床の地を踏んだということでよしとしよう。 あとは100kmほど先の女満別空港に行くだけ。時間はまだたっぷりあるし、通り道の網走刑務所にでも寄ってくか! みんな、 別にいいよな!
(シーン)
ん?みんな寝てます(ZZZ)。私は「好奇心」という名の支配者に操られているロボットです。
え〜と、あったあった、網走刑務所。ここを右に曲がる、と・・・。あれ?
なんだ、観光地になってる網走監獄と網走刑務所は別なのか。本物の刑務所に来ちゃった。
で、そこからちょっと走るとありました。
(5時を過ぎていたので、入館はできませんでした)
んで、またちょっと走って無事女満別空港到着。レンタカーも返した。4日で1040kmも走って疲れた疲れた。3日目にカミさんに運転してもらわなかったらどっかで行き倒れてたかも。
しかし北海道の道はホントまっすぐで、ありゃスピード出すなってのが無理だわな。まあ私はオトナですからセーブ気味に走りましたが。
それに夏の北海道ってのもいいもんだな〜。青々とした山や田畑。滔々と水をたたえて流れ行く川。道端にもゴミなんか全然落ちてないし。やっぱり本州の田舎より街も自然もキレイな感じがする。広々しているせいもあるのかな。
さあて、あとは8:25発のヒコーキを待つだけ。家に着いたら午前様だなこりゃ。ああチカレタビ。
と、そこへケータイが鳴った。
ルルルルルルル♪
(0157−XXX・・・ なんだ?ワン切りか?)
と一瞬思ったものの電話に出てしまいました。
「はいもしもし」
「あ、Y様ですか?」
「(なんでオレのこと知ってんだ?)はい、Yですが」
「日産レンタカーでございますが、あの、、、
ETCカードをお車にお忘れでは・・・」
Σ( ̄◇ ̄;)ガーン
で、日産レンタカーのお姐さんに苦笑されつつ持ってきてもらいました。
まあ天気には決して恵まれたわけではわけではなかったけど、大きなトラブルもなく無事行ってこれたし、いい夏休みだったな。
ここまでご覧いただいた方には感謝申し上げます。
2009年北海道の旅 おわり
B型人間の山歩き B型人間のアウトドア日記 HOME このページTOP Copyright(c) B・Y.All rights reserved. プライバシーポリシー |