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1991/8/8 広州

 

 

 8/8、昨日お世話になった女性との約束の時間までまだ時間があったので、宿のレンタサイクルを借りて広州の町をサイクリングすることにしました。

 


広州の街の様子・・・

 知らない街を自転車で走れるなんて、「う〜ん、たーのしーい」とルンルン気分で広州の街をサイクリングしていました。

 ところが、ある交差点を右に曲がり、フンフンとかいいながら自転車をこいでいたときにまた問題が・・・

 

 

                            

 

 私の進む道を、なぜか遮るオヤヂがいるのです。ハテ(?)なんだろうと思って停まると、オヤヂが何か紙を持って私に見せるのですね。

   

   オヤヂ:「(不適な笑みを浮かべつつ)ふふん、チミチミィ、(紙を見せて指差しながら)ここは一方通行                                   アルネ。オマエ逆走したアル。だからオマエ罰金払わなければならないアルネ」

 

 中国語でまくしたるオヤヂは、おそらくそういう内容のことをしゃべっていたのでしょうが・・・

 

 

 

なぬ?

 

 

 

自転車で一通の罰金?

 

 

 

ふ、

 

 

 

ふざけんな!(怒りマーク)

 

 

 な〜んで自転車の一通なんかあるんだよ。そんなわけねぇだろ?
                                  

 

ソンナワケナイダロソンナワケナイダロ(「ソンナワケナイダロウ音頭」保存会の皆さん) 

 

 

と思ったんですけど、ここは中国。「オレは日本人だから許せ!」ってこっちも言い返したんですけどね日本語で。


 
 結局ラチがあかないんで、・・・仕方なく5元(125円)払ってやりましたよ。5元あれば2食は食えるのに・・・

 まあ、確かに一通を逆走したのは知らなかったこととはいえ私に非があろう。罰金も払ってやろう。

 

 

しっかーし!

 

 

 オレを呼び止めたときの、「ククク、来た来たカモが」というすごく意地悪くて勝ち誇った表情 だけは、絶対に許さん!!

 

 

 

 

 朝からそんなことがあって気分はよくなかったんですけど、昨日会った女性との約束の時間になり、またお会いすることができました。

 その女性は「じゃあ、越秀公園に行きましょう」ということで、連れていってもらうことにしました。

 
越秀公園にて。お世話になった女性と。                      公園から広州市内の眺め。

 

  この公園に、ある中国人の団体がいて、当時としては今ほどポピュラーでなかったビデオカメラを撮っていたんですよ。上の写真の赤い建物の前で。

 4人ほどが横に並んでビデオカメラに向かっていて、それをカメラ係の人が撮影してたんですけど、10秒、20秒、30秒・・・ずーっと動かずに撮ってるんです。

 もしもし、(??;)せっかくビデオカメラなんだから、もう少しビデオらしい使い方をなされば・・・あ、でももしかして、これが、中国4千年の歴史の重みなんでしょうか?(たぶんちがいます)。

  

 

 

ヤギ(?)像の前にて。たしか何かいわれがあったはずですが、忘れました(ボカーン!)

 

 その後、お昼を一緒に食べ(お世話になったので、割といいレストランでごちそうさせていただきました・・・)、家を見せてくれるというので行ってみることに。
 


家は工事中だったそうです。個人的にこういう細い路地が好き

  

 昨日今日と見ず知らずの者に散々お世話いただき、心から感謝の気持ちでいっぱいでした。くれぐれも物を盗まれないように気をつけなさいというありがたい忠告もしていただきました。日本に帰ったら手紙と写真を送りますと約束し、名残惜しかったのですが別れました。

 実際、日本に帰ってから写真と手紙は確かに送ったんですけど、そういえば、この女性の名前が昨日からでてきませんね・・・

 

 すいません、あれだけお世話になっておきながら、お名前、忘れました(TT)。

 

 

判決:「被告人B型人間Yヲ、百叩キノ刑二処ス」

 

 

 いや、ホントはあの旅行のときに限らず、毎回海外旅行に行くときは毎日克明に日記を書くんですけどね、日記がどこかに行っちゃったんです(TT)。

 

 

 緻密な日記をつけても、どこかにやってしまってはまったく意味ありませんから、!残念!!「もう一回実家のダンボール箱よく探せよ!」斬り!!

 

 

 

 

 夕方、西安へ向けて出発するため広州駅に行って、列車が来るのをホームで待っていました。かなり多くの人が乗るようで、ホームは人でごった返していました。それでも一応みんな並んで待ってはいたんですけど・・・

 列車が予定より遅れてようやく入ってきて、停まりました。すると、今まで並んでいたのは何の意味もなく、ドゥバア〜と人々が列車めがけて殺到するではないですか。

 

 (??;)え、これって寝台車両だから別に急ぐ必要ないんだよな?とは思いながらも、予想外の展開にあせるB型人間Y。車両前後の入り口は人がぎゅうぎゅうなため、窓から入る奴までいる始末。しかも、それは一人や二人ではない(汗;)。

 

 

 

あ、わかったぞ!

 

 

 

これだ、

 

 

 

これこそ!

 

 

 

中国4千年の歴史の重みって奴に、「まちがいない!」。

 

 

列車に乗ってからの様子は次回に・・・

 

             ※後日、実家に帰り、段ボール箱をあさったら、日記が出てまいりました
                    
お世話になった女性の名は、蘇さんでした。蘇さん、改めて、ありがとうございました!
             我念中日永久友好!

 

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