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「行動経済学」的行動
 


 

近年の経済学においては、「行動経済学」という理論が流行りであるらしい。

 

行動経済学とは人々の行動のくせを見出し、それを前提として経済理論を構築することを目指した研究領域だそうだ

 

その理論にも様々なものがあるようなのだが、その中に、

 

「現状維持の法則」 と 「決定回避の法則」

 

というものがあるらしい。

 

人は、魅力的な選択肢がたくさんあると、決定麻痺という状態になる。情報が多くて圧倒された状態とも言えるだろうか。

 

このような場合、多くの人々は、(1)既に知っているものを選ぶ、か、(2)何も選ばないことを選ぶ、かのどちらかであることがほとんどだそうだ。

 

(1)は「現状維持の法則」であり、(2)が「決定回避の法則」である。

 

 

以下にその具体例を挙げよう。

 

 

 
 ある人は、ケータイの色が何十色も選べると聞いて最初は喜んでいたのですが、どの色がしっくりくるか選んでいるうちにだんだん面倒になってしまい、結局、前から使っていた黒色のケータイを選びました。


 

 ある人は、いろんな電子レンジの説明を聞いて、新製品の機能の違いに驚きながらも、聞けば聞くほど迷ってしまい、丁寧に説明してくれた店員さんに申し訳なさそうに、その日は買うのをやめました。
 


 

  ある人は、たまにはいつもと違うスーツにしようと、あれこれ試着してみたのですが、着たことのないスーツに袖を通すうちに自分に似合うものがわからなくなり、最後は、何着も持っているのにまた紺色のスーツを買ってしまいました。
 


 

 ある人は、レストランで分厚いメニューを渡されて、最初は興味津々で見ていたのですが、一緒に来た女性に「まかせるわ」と言われ、彼が考えぬいて注文したものは、前に一度食べて味を知っていたシェフのおすすめセットでした。
 


 

選択肢が多い場合、以上の例のような傾向が見られるというのが、行動経済学の中の理論の一つだそうだ。


 


 

この行動経済学という考え方はつい最近知ったのだが、それを知るほんの少し前に、以下に述べるような出来事があった。

 

 

 

 私は以前ヘビメタに激しく傾倒していた時期があった(その時期の日記はこちらこちらのだが、ここ数年はヘビメタから遠ざかっていた。

 

最近久しぶりにネットでヘビメタ系のサイト()やアマゾンなどをチェックしてみたら、なにやら魅力的なアルバムがわんさかと出ているではないか。そして、(これはカナリよさそうだな…)というのを記録しておいたら、あっという間に10枚ほどになっていた。

 

ネットでは非常にマニアックな趣味趣向にも応えてくれる膨大な量の情報があってありがたいのだけれども、そうなるとそれらの中から「これ」というのを選ぶのは難しくなってしまうのも事実なのである。

 

 

(うーん;、あれもこれも聴いてみたいのだが、小遣いには限りがあるし・・・)

 

 

と、しばらく悩んでいたのだが、、、

 

 

 

 

結局、

 

 

 

 

 

以前アマゾンで購入したことのある、同じバンドのCDを買うこと

にしてしまった
のだ。

 

 

 

やっぱりわかっているものは安心感あるからなあ。しかも評判では前作より更に悶絶度が高そうだし。

 

 

そしてそれから程なくして、上述の行動経済学の理論を目にしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

     

・・・・・・こないだのCD買っちまったのは、まさに こっ、行動経済学ッ!(◎0◎;)]

 

 

 

 

 

 

うーん、でも最新の経済理論通りの行動をしてるオレって結構・・・

 

 

 

 

 

 

流行の最先端を行っているのかも?
(そんなはずはありません)

 

 

 

 

 

なーんて、アマゾンの仕掛けた網にかかってるだけですから〜♪

 

 

 

 

ちなみに、今回買ったアルバムの、元になったアルバムはこちら。

 

 

ワザリング・ハイツというバンドの、狂乱からの旅路というアルバム。

 

 

そして、このたび行動経済学に基づき(?)購入するにいたったアルバムはこちら。

 

 

同バンドのザ・シャドウ・キャビネットというアルバム。

 

 

え〜、このバンドの雰囲気はですね、「北欧民謡風、変拍子入りメロディックスピードメタル」とでも言いましょうか。でもこれでは伝わりませんね;

 

 

おそらく日本人、いや地球人の99.9%の人は聴いたことないでしょう。でも、こういうのはヘビメタだからできる表現ですよねえ。もうホント素ん晴らしいデス。もう少し詳しく語るとこんな感じです。

 

 

 

超暑っ苦しいボーカルに哀愁のメロが加速度的に絡み、ひたすら

に雄々しい北欧ヴァイキングワールドの悶絶絵巻が繰り広げられ

ます。

時折調子を変えつつ、漢(おとこ)臭さを撒き散らしながら大爆走

します!!

高速道路で聴きながら走っていると、ついついアクセルを踏み込

みがちになり、お縄度が高まるので危険です。

 

しかも雄々しい曲でありながらも、途中ではさまれる、

 

 

「ハイッ!ハイッ!ハイッ!♪」

 

 

などの、合いの手的な絶妙の間の取り方に、ついつい頬が緩み

がちになってしまいます。

それ以外にも、あまりにも演り過ぎなメロディに、なぜか半笑い

なってしまうところがあり、しかもそれが1箇所や2箇所ではない

のは、私の耳がおかしいからなのですか?

 


もうたまんねえっス。これでもよく伝わらないとは思いますが・・・

 

 

 

 

以上が私にとっての「行動経済学」的行動であり、今回は現状維持の法則があてはまったわけだが、

 

それはそれで結果的に満足いくものではあった。

 

行動経済学に基づいて行動するのは案外、理にかなっているのかしらん?

 (2008年4月17日 記)


 

 


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