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1991/9/2〜4 香港

 

 9月2日の朝香港に着いた私は、旅の初めに宿泊した重慶大厦(チョンキンマンションへと向かった。

 

 宿泊手続きを済ますと、私はある女性に連絡を取るため公衆電話で電話をかけた。

 

 その女性とは、8月7日の夜、私が泊まっていた広州のホテルになだれ込んできたグループの中の一人で、香港大学の学生で「ドリス」という。

 8月7日、私が「これから1ヶ月中国を旅して、帰りにまた香港に寄る」と言ったら、「じゃあ、そのとき連絡をくれれば香港を案内してあげる」と言われ、電話してみたのだ。

 

 電話してみると、幸いにもドリスが家にいて、待ち合わせの約束をすることができた。

 


大陸側と香港島を結ぶフェリーから香港島を眺める

 

 

 お昼頃、約束の時間に指定された場所に行くと、ドリスと彼女の友人2人がいた。

 すると、ドリスは私を見るなりまずこう言った。

 

 

 

「Oh! You've got thinner!」
(まあ!やせたのね!)

 

 

 自分では特に気付かなかったのだが、ぱっと見でわかるほど1ヶ月の間にやせていたのだろう。実際、中国旅行に行く前は59キロだった体重は、日本に帰って量ったら54キロになっていた。

 

 彼女らに香港島をあちこち連れて行ってもらった。

 

 

  

 

 

 夕食はピザ屋に一緒に行って食べたのだが、彼女らはピザをナイフとフォークを使って食べている。へぇ、外国はこうなのかねえと、文化の違いを感じた。

 

 夕食後、夜景がきれいだという丘の上の公園へ。

 

 そこで、「○○は日本語でなんというのか?」

 

 という質問をいろいろされたのだが、「FUCK YOU!」はなんというのかとも聞かれた。

 

 「う〜ん、それはバッキャロー!かな」

 

 というと、最初は発音しにくそうにしていたが、慣れると大声で「バッキャロー!」と口々に叫んで、おかしかった。

 

 それから、どうも私の言う、いわゆる日本語の「ホンコン」は実際の発音とはかなり違うようで、彼女らが教えてくれるのだがどうもうまく発音できない。

 「ーンーン」という感じとでもいおうか。しかし、何度私が発音しても彼女らは笑いながら「違う違う」というのだ。う〜む、広東語はムズカシイ・・・

 

 

 

 

 翌9月3日は一人で香港の街をぶらぶらと。

 


中国旅行最後の夜、香港の中心街「尖沙咀(チムサーチョイ)」にて

 

 

 

 

 そして9月4日、1ヶ月間の中国旅行を無事終え、日本に帰ってまいりました。

 成田から東京に戻る際に乗った京成スカイライナーから見えた、農村の瓦屋根の日本家屋を見たとき、(ああ、日本に帰ってきたんだなあ・・・)という思いが沸きあがってきたのを今でも鮮明に覚えています。

 

 
 この後、上述のドリスが日本に語学留学に来た際に東京を案内したり、私の実家の新潟まで来てもらったりと、お返しをすることもできました。

 

 初めての海外旅行が「香港と中国」で、「1ヶ月」で、「予約なし」で、「一人旅」というのは、やはりどう考えても無謀だったと思います。

 まあ一応周りの友人の体験談を聞いたり、事前に本などでよ〜く下調べをしていったつもりだったので、「何とかなるさ」とはおもっていましたが。

 

 このHPを始めた当時(2004年11月)からこの旅行記を書き始めたのですが、気まぐれなもので今日(2007年4月26日)までかかってしまいました。

 あと、「インド・ネパール編」と「南米編」も当初は作るつもりだったのですが、この調子で行くとあと5、6年はかかりそうなので、どうするか思案中です・・・

 

 

END

 

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