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1991/8/17 カシュガル

 

 今日は9:20分のカシュガル行きの飛行機に乗るため6時起床。7:30分に中国民航のチケット売り場から空港行きのバスが出るのだが、ホテルからそこまで歩いて15分ほど。

 7時にはホテルを出ようと思って用意をし、さて出かけようと思ったら、なんと玄関のカギが開いていない。他にも出口らしいところはなく、焦ってあわてながらチュウ君と例のヒゲ爺さんの寝ている部屋へ行って訊いたら、玄関の隣にいる服務員をたたき起こせという。

 行って起こしたら、「なんでこんなに早く出て行くんだ」と訊かれ、中国語しか通じないもんだから慣れない中国語でなんとか事情を説明してドアを開けてもらい、やっとホテルを脱出することができた。

 

 7:30ちょうどに民航前を出発。さすがの中国も飛行機に付随することに関しては時間が正確なようだ。

 

 
 そして9:20分、時間通りにウルムチを離陸。一路カシュガルへ向かう。私のシートは窓側で、しかも今日はよく晴れていたのですごい眺めだった。30分ほどして天山山脈の上を通ると、赤茶色の山々が延々と連なり、頂上部には雪を頂いて実に奇妙な光景で感動した。

 すごいなあとは思いながらも、昨日もまたヒゲ爺さんの話をいろいろと聞かせてもらって夜更かししてしまい、朝6時起きだったので爆睡してしまった。

 


 

 

 気がついたらカシュガルの空港に着陸していて、ちょっと損した気分だった。

 

 

 空港からカシュガルの市街地までバスで来て、それからホテル探しとなったが、ウルムチの空港から一緒だったドイツ人のお姉さん2人と「色満賓館」というホテルを探しながらてくてく40分ほど歩き、ようやく見つけた。

 カシュガルは車は少なく、変わりに「ロバ車」がトコトコ走っている。そのロバ車を扱う子供たちが「乗れ乗れ」と言い寄ってきて、ウルサくてかなわない。

 

 

 さて、ホテルにチェックインしようと思ったが、案の定今は「没有」(メイヨー:ない)で、夕方にならないと部屋が空かないという。

 しょうがないなあと思っていたら、なんと、ウルムチの中国民航で「一緒にカシュガルに行きましょう」と言ったけど、私が切符が取れなくて約束が反故になってしまった彼がいるではないか。まさかここでまた会うとは思わなかったのでびっくりした。

 

 

 私は部屋が夕方までないし、それじゃあ郊外の見物に行こうということになって、ホテルでレンタサイクル(1日1元:約26円)を借りて一緒に出かけた。

 彼の名は森尾君。京大の薬学部の学生だそうだ。

 郊外に「ホージャ墳」という、昔カシュガルを支配していた王の墓があるというので行ってみたのだが、30分ほどかかった。

 ホージャ墳は緑色のタイルで外壁を覆われた非常に美しい建物であった。

 ホージャ墳を後に、帰りは農道みたいな木々の並んだ小道を通ったり、町の建物を見たりしながら帰った。

 

 

 

 明日は日曜日で、バザールが盛大に開かれるというので行ってみようと思う。

 

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