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1991/8/20 タシュクルガン→カシュガル(パミール高原)

 

 

 タシュクルガンの宿に1泊し、今日はもうカシュガルに戻る。

 

 

  朝7時、森尾君が起きろという。7時とはいってもまだ真っ暗だ。部屋の窓から外を眺めたらものすごい星空が見える。これは外に出て見ないわけにはいかない。

 寒そうなので厚着をして行った。すごい、ものすごい。満天の星は久しぶりに見た。標高3,600m、快晴で月は沈んでいる。これだけ好条件がそろうと、星はいやがおうにも見えようというものだ。

 夏なのにオリオン座が見え、カシオペア、天の川、昴などなど、本当に素晴らしい。なかでも驚いたのは、流れ星の多さだ。2、3分に一回くらい流れ星が見えるのだ。しかし寒かった。

 

 

 一応9:30にカシュガル行きのバスが出ると言われたが、どうせ10時過ぎまで大丈夫だろうとタカをくくり、15分ほどホテルから離れた「石頭城」を見に行った。行く途中、中国の人民解放軍の人たちが朝のランニングをしていた。

 

 

 

 石頭城はレンガを積んで造られていて、半ば崩れかけている。本当は登ってみたかったが、写真だけ撮ってホテルへと急いだ。

 





石頭城前にて。

 

 
左:石頭城の城壁にはウイグル文字(?)でなにか書いてある。 右:朝の炊事の煙(?)の立つカシュガルの民家。



 
石頭城まで来た道を戻ります。



 
ホテル前の様子と、ホテルの裏から眺めた山。

 

 

 ホテルに戻ってくると、カシュガル行きのバスがもう来ていて、運転手が「早く乗れ!」と言っている。ちょっと待ってくれ!と言い、大急ぎで荷物をまとめてバスに乗った。

 ところが、いつものことだが、いつまでたっても発車しない。10時にバスに乗って待つこと2時間、やっと12時過ぎに出発した。

 

 

 出発したとたんに、道路から外れてヘンな田舎道を走り出した。どうやら飲み水の補給をするらしい。みんな水筒を持って水車小屋のようなところに入っていく。ふと周囲を見回すと、緑の草原にヤギがたくさんいて、小川が流れている。爽やかな風景だ。

 

 

 

 結局タシュクルガン発は12時半となった。昨日と同じ道を戻るのだが、やはりパミール高原の景色は素晴らしい。ホントに来てよかった。

 

 

 
バスがすぐ故障するもんだから何度も停まった。でもおかげでゆっくり写真が撮れた。右の写真の雪を頂いている山はコングール山。

 

 

 

 

 

 

 

 休憩所にて。皆フレンドリーで、一緒に写真に写ってくれた。

 

 

 

 

 
野らくだ(?)の群れが走っていたのは驚いた。

 

 

 帰りは下りだから早いだろうと思ったら、途中車が故障したり、余計なところで休憩したり、ガソリンの補給をしたりして、結局カシュガルに着いたのは夜の9時半。昨日からロクにモノを口に入れてないので、ホテルに行く前に食事に行った。

 今日は以前から決めていた「羊肉のしゃぶしゃぶ」を食べた。だが、意外にたいしたことはない;。タレがイマイチなせいかもしれない。でもオレは生まれて初めて「しゃぶしゃぶ」なるものを食べた。まさかこんな中国のはずれで食うことになろうとは想像もしなかった。

 

 明日は9時にオレはクチャへ、森尾君はウルムチへ向かうバスに乗る。

 

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