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笹川流れキス狙い釣行記、2005年夏・・・




 今年の夏もまた、お盆の休暇に新潟県北部の名勝、「笹川流れ」に行ってきました。ワタシは現在転勤で東京に住んでおり、なかなか新潟で投げ釣りをする機会がありません。

 永年の経験から、ワタシのホームグラウンドの中越地区はお盆頃になるとキスの数がぱったりと減ってしまうことを知っているので、お盆頃でも結構数の出る笹川流れにわざわざ毎年行ってしまうのです。

 そして、今回は以前からどうしても気になっていた笹川流れの中のマニアックな釣り場に行ってみたく、ひとりでの釣行となりました。

 ちなみに、今回の釣行で行った笹川流れの地名は下の地図に出ています。それでは、はじまりはじまり〜

 

 




 

 自宅を3時半頃出発し、笹川流れを目指し北陸自動車道を北に進みます。笹川流れは新潟県の最北部にあり、見事な景観を誇る延長11kmの海岸です。

 北陸自動車道で中条まで行き、そこから下道で行くつもりだったのですが、やはり我が家からは2時間ほどかかります。

 ところが新潟市付近まで来ると「↑村上」という看板があるではないですか。おお!?これはワタシが東京にいるあいだに村上まで高速が通じたということかしら?ラッキーv(^^)v! とウキウキしながら進みました。

 

 ところが、中条まで来たら高速はやはりここで行き止まり。なあんだ、期待してがっかりしたぜ・・・

 料金所のおじさんに訊きました。

 

「すいません、村上まではあとどのくらいで開通するんですか?」

「ああ、(この次のICの)荒川まではあと2年で通るんだけど、そこから先はまだ遺跡の発掘調査をやってて、まだメドがたたないんだよねえ。5年以上かかると思うけど、まあオレはその頃には定年さ、ワッハッハ!

 

 おじさんの笑い声を後に、下道を笹川流れに向かいます。

 

 今回は、以前から本などを見て気になっていた笹川流れの「狐崎」と、「蓬莱山」(ほうらいさん)にどうしても行ってみたく、まず狐崎に向かいました。

 狐崎は笹川流れの北端で、この北側の浜が寒川海岸になります。しかし、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

狐崎でどうしてもキス釣りをしてみたいということを日々考え、

悶々としていたワタシは、やはり異常でしょうか?

 

 

 はい、異常です

 

 

 

 ようやく狐崎に着きました。狐崎は海に突き出た半島のようになっています。今日は寒川の海岸は波があり、濁っています。

 狐崎は、思っていたより山が高く、とてもこの山を乗り越えて向こう側まで行く気はさすがのワタシも起きませんでした。

 寒川側(北側)は濁りと波でだめだと思い、狐崎の岩場(南側)に行ってみました。

 しかしコチラは水は澄んでいるものの、根が点在している笹川流れらしい海で、投げ釣りには向かないようです。

 試しに投げてみましたが、ハゼのような魚が1匹掛かったのみで、キスや根魚などは掛かりませんでした。

 

 なんとなく根がうっすらと見えるでしょうか。笹川流れは岩場の海岸線が多く、そのようなところはやはり根がはびこっており、投げ釣りには不向きなところが多いのです。

 だからこそ、そうした中でもキス釣りのできるポイントを見つけることに快感を覚えてしまうのです(変人?)

 でも、今回見たところでは、さすがに南側はキス釣りには向かない感じがしました。最盛期ならわかりませんが、狐崎でキス釣りするなら寒川海岸側が砂地でよいでしょう。

 

 「ダメなことを知る」ことも大切なことさと自分を慰め、次なる目的地、蓬莱山へと向かいます。

 

 「蓬莱山」は、狐崎の南にあります。ボコンと海にそそり立つ岩山で、笹川流れの景観を見事に演出しています。

 

 

 

 蓬莱山トンネル北側の駐車スペースに車を停め、トンネルをくぐって現場にたどり着きました。

 階段をおり、坂道を海岸へと下ります。坂が急で、釣り道具を持っているとちょっと苦労します。

 

 

 

 

 そして、ついに蓬莱山の麓にやってきました。「ああ、これが夢にまで見た蓬莱山か・・・」雄々しい岩場に胸がトキメキます。

 早速岩場を進んでみたのですが、ちょっと進むと、いきなり難しいポイントにぶつかりました。「う〜ん;これは・・・;ちょっとムリかしら・・・;」

 なにせ竿とクーラーを持っていてバランスがとりにくく、手ぶらなら行けると思いますが、一人ではどうにもなりません。

 

 二人以上で行き、荷物を渡しながら進めば行けると思います。一人でもムリをすれば行けると思いますが、ここでムリをして事故になってもたぶん誰も気付いてくれませんし(爆!)、まあ、またいつか機会もあるさと自分を慰め、無念の撤退となりました。

 でも、今気付いたのですが、荷物を置いて空身で先の方を見てくればよかったなあ・・・。

 人の入らない岩山ですし、落石があっても自己責任ですから、あえてここに行くのを勧めはしません。って、だれもこんなとこ行かねえっつーの!

 

 期待していた2つのポイントが無残な結果に終わり、傷心気味のワタシは傷ついた心を癒すべく、別の釣り場へと向かいました。

 

 村上方向に戻りながら走っていると、いい感じの砂浜があったので寄ってみると、「今川」の河口でした。

 

 この日は今川の濁り水が入って、試しに釣ってみましたがやはり空振りでした。でもここはそれほど根もひどくないようでしたし、条件がよければ普通にキス釣りができる釣り場だと思います。はいはい、次ぎ次ぎ!

 

 

 次に訪れたのは、過去に何度もいい思いをしたことのある板貝海水浴場

 

 浜の左手の岩場の際に良型が潜んでいます。私は過去に何度もここでいい釣りをさせてもらいました。思い出を胸に岩場の際へと仕掛けを投げ込みます。しかし、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出は美しく輝いて見えるもんです(TT)

 

 

 う〜ん、今日の笹川流れはちと例年とちがうなあ;いつもはもっと魚影が濃いのだが・・・。言い訳ではありませんが、このところぐずついた天気が続いていたので、海も荒れ気味だったんだと思います(言い訳)。なにせ「濁りと波はキス不在」というキス釣りの格言がありますから・・・

 

 写真は板貝海水浴場前の様子。昔は「ぜんろく食堂」で、ここで食事をしたこともあったのだが、「食堂」という字が塗りつぶされているところを見ると、やめてしまったのかもしれませんね・・・

 また、以前は浜の上の駐車場から割りと楽に投げ釣りが出来たのですが、工事されてちょっと様子が変わったので、釣るなら浜に下りたほうが良いようです。

 

 

 

 

はいはい、じゃあ、ツギイッテミヨウ!

 

 

 

 次に行ったのは笹川流れの名前の由来となった「笹川」。夏場は駐車料金を取られますが、朝も早かったからか、料金は取られませんでした。

 浜の右手の岩場へと向かいます。

 

 岩場は広々としていて釣りやすいです。かつてここで夏の暑い盛りの真昼間にキスが入れ食いになったことがあります。そのイメージを思い起こしつつ投げます。しかし、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

またイメージトレーニングに終わってしまいました(??

 

 ほんとにまあ、どこいっちまったんですかねえ・・・キスちゃんたち・・・。

 

 

 

 ええい、もうこうなったらヤケだ!キスの顔を見るまでは帰らねえぞ! NEXT!NEXT!

 

 

  

 

LET’S GO TO THE NEXT FISHING POINT!
(壊れました)

 

 

 

 そしてまた今年もやってきました桑川港。去年デジカメを壊してしまった思い出の場所です。

 

 ここは笹川流れ遊覧船の乗り場ともなっています。

 売店の右上にスピーカーがあるのが視認できますでしょうか。このスピーカーからは、今年氷川きよしのテープが日がな一日流れていました。

 ワタシの知る限り、3年連続です!移り変わりの速い現代の中で、まったくスタイルを変えないということも、ひとつの在り方なのかもしれません。

 しかし、「箱根八里の半次郎〜って、毎年毎年聴かされて、洗脳されるっツーの!

 

 

 右の写真はここに来るといつも釣る堤防。ここで去年クーラーが波をかぶって、クーラーに入れておいたデジカメがパーになりました。

 今まで、この堤防に来てキスが釣れなかったことはありません。ここで釣れなきゃもう帰ろうかな、などと思いながら渾身の力を込めて竿を振り抜きます。

 ピューーーンとオモリが飛んでいき、着底してからゆっくりとリールを巻き取ります。5色投げて3色付近まで巻きました。すると、、、

 

 

 

 

 

ピンポーン(^^)

 

 

 やっとプルプルとキスのアタリがありました!ああ、やっぱり桑川港はオレを裏切らない。

 

 

 

 

 

去年はちょっと意地悪されたけど。

 

 

 

 やっぱりキスちゃんたちもきよしくんの歌がお気に入りなのでしょうか。そういえば、毎年笹川流れの釣り場をあちこちまわるけど、結局ここが一番釣れることが多いんだよなあ・・・。そうか、、、わかったぞ!

 

 

 

 

 

 

 キス釣りには、

 

 

 

 

 

「氷川きよしが効く」のだな!

 

 

 

 

 ということは、キス釣り大会のときも、こっそりラジカセで氷川きよしの曲を流しながら釣ってると、キスがみんな吸い寄せられてくるかも

 

 しかし、今年ばかりはきよしくんのご威光も陰っていると見え、結局3匹しか掛からず、港内の背の高い堤防にも行ってみましたが、こちらはボーズでした。

 釣れれば疲れないのですが、やはり釣れないと疲れます。売店でうどんを食べ、今年はこんなもんかなということで、帰ることに・・・。

 

 車を進めると浜新保の海がきれいだったので立ち寄りました。

 

 この日は竿を出しませんでしたが、条件のいいときならちゃんと釣れます。ここでやるなら、右の写真の小山を越えた向こう側に出て、沖目を狙います。かつてはここで尺ギスも釣れたと聞きます。湾内は根が多いので、注意してください。

 

 さらに進み、ついでに馬下(まおろし)の堤防にも寄りました。

 

 

 この堤防は大きくありませんが、小物釣りをするには実にちょうどいいところです。

 投げ釣りをするときは周りの人に注意しましょう。

 

 

 

 さて、これで笹川流れともお別れ。まあ、自然が相手だからね、ダメな年もあるさなどと思いつつ下道を走ってくると、いつもは通り過ぎてしまう胎内市(旧中条町)の桃崎浜の海が、実に静かでいい雰囲気だったので吸い寄せられてしまいました。ここに寄るのは初めてです。

 

 
国道端に駐車場があります

  

 あまりにいい雰囲気だったので、ダメもとで釣ってみることにしました。

 5色投げると、4色辺りで根掛かり気味ながらもブルブルとキスのアタリが!おおっ!いるじゃないか!

 


桃崎浜のキスは桃色ピンクでした・・・

 

 もう12時を過ぎていましたが、ポツポツと10匹ほど釣れました。初めての釣り場でキスに会えるのはうれしいものです。

 

 

 

 結局今回の釣行での私個人の新しい釣り場開拓としては桃崎浜だけになってしまったのですが、やはり未知の岩場でのキス釣りというスタイルに惹かれてしまいます。笹川流れから見えた粟島にも行ってみたいし、夏場はあまり行ったことのない親不知方面も今度は行ってみようかな?

 

           まとめの一句:
 

                蓬莱山 岩場にビビリ もう退散

 

END

 

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