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馬 下
(新潟県村上市) Yahoo!馬下の天気 近くの釣り場 : 野潟海水浴場 間島 上海府小学校裏 馬下トンネル北側の磯 浜新保・桑川 桑川漁港
小堤防へ
・村上市街から笹川流れ方面に海沿いの国道を走ってきて柏尾、早川と過ぎると、最初のトンネルの手前に小さな堤防がある。これが馬下(まおろし)の堤防。馬下は蒲萄(ぶどう)山系の山が海に迫る土地柄である。 ・キス狙いなら堤防内側が狙い目。そのため、投げるにしてもチョイ投げでの釣りとなる。盛期なら30匹ほど釣れると、ここによく来るという方のお話だった。堤防正面及び沖目は根が多く、投げ釣りには不向き。狭い堤防なので投げるときは周囲にご注意ください。 ・晴れたときは笹川流れの他の釣り場と同様、海は粟島を眺めながら、背後には山が迫るいい景色の中でゆったり釣りを満喫できる。 ・トンネルの脇に小道が付いており、この道沿いに駐車が可能。
・馬下の地名の由来であるが。 源義経主従が奥州へ逃れる途中、当地で馬を乗り捨てたことによるという。 かつては馬下~浜新保間の海岸は断崖絶壁で道はなく、山越しの小鳥越から十五里峠は難所とされた。
馬下には想い出があるのでここに記させていただきます。 私が結婚したかしないかの頃の、もう随分前の話だ。私は当時水原(阿賀野市)に住んでいて、弟は新潟市に住んでいた。 あるとき一緒に笹川流れに釣りに行く約束をし、朝早くに新新バイパスの豊栄PAで待ち合わせることにした。
ところが、約束の時間が過ぎても弟が現れない。家に電話したものの誰も出ない。当時はまだケータイもなかった。もう出ているのかもしれないが、状況がわからないまま時間が過ぎていく。結局弟の家の留守電に「先に行くから後で来い」と告げ、一人で笹川流れへと向かった。笹川流れの海沿いの道は一本道だから、あとから追いかけてくれば車が停めてあるのに気づくだろう。 そしてこのとき立ち寄ったのが馬下の堤防だった。初めての釣り場で、堤防先端からまっすぐ投げてみたものの素針を引くばかりだった。 釣果なく場所を変えようと車のところに戻ってきたときのことだ。
「ああ、兄ちゃん!」 ちょうど追いかけてきた弟と会うことができた。 しかし弟の車がおかしい。新潟方面から来たはずなのに、車は新潟方面へ向けて国道沿いに停められている。 なんと、私の車を探しながら笹川流れを北上したものの見つからず、山形まで行って折り返してきたというのだ。寝坊して留守電を聞き、あわててスッ飛んできたらしい。 悪いことに、この馬下付近は国道が通るトンネルの脇に海沿いの道があって、私はその海沿いの道に車を停めていたので弟の目につかなかったのだ。私も弟が後から来るかもしれないというところに配慮がなかった。ちょうど弟が戻りで通りかかったタイミングで出会えたのは幸運だったとしか言いようがない。 それから弟と2人で8月の炎天下の中、眼鏡岩、笹川の岩場、桑川港と釣り歩き、キスを5、60匹釣ったように記憶している。 そんな想い出のある、馬下の堤防です。
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