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新潟の              

     観天望気







 釣りをしていると天候、気象状況などは気にかかるもの。観天望気(かんてんぼうき)とはあまり聞き慣れない言葉ですが、「夕焼けになれば明日は晴れ」とか「カエルが鳴くと雨」などという言葉は、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。このような自然界の現象をもとに昔から言われている天気を占うことわざを観天望気と言います。

 昔から天気のことわざはいろいろ言われていますが、その中でも新潟で昔から伝わる観天望気のことわざや、そのほかの国内、世界でも通用するものをこちらにまとめさせていただきました。

 

新潟県の観天望気

 (共通)

  • 朝の雷、船乗り警戒 ・・・熱雷(夏の強い日差しで午後山沿い地方に発生する入道雲)と違って、界雷(寒冷前線の上昇気流で、季節・時間に関係なく発生)は、規模も大きく長続きするので、しばらく注意しなさいということ。
  • 粟島が小さく見える後は北風が吹く
  • うねり、遠方の暴風 ・・・うねりはその場所の風で直接起きたものでなく、遠方の風によるもの。

①新潟地方
  ・胎内おろしが止むと雨が降る。
  ・弥彦・角田の両山に白雲がかかる時は直ちに雨。
  ・鴎が川(信濃川)に上がると、やがて沖合は強風が吹き荒れる。

②出雲崎地方
  ・八海山、米山など遠くの高い山の雲煙が下方になびくと風が吹く。
  ・弥彦山に笠雲がかかると雨が近い。
  ・強い北風が西に変わると突風になる。

③柏崎地方
    ・西空の夕日よければ明日は凪。
  ・夜中に北又は北西風強まれば時化る。
  ・刷毛ではいたような夏雲が米山の東にかかれば時化る。

④筒石地方
  ・能登が夕方クッキリ見えると翌日の天気は下り坂。
  ・佐渡が見えると北又は北西の風が翌日強くなる。
  ・1時間前の雲立ちは時化の前ぶれ。

⑤能生地方
  ・低い雲が山にかかると大時化。
  ・冬の夜明け、西に稲妻みたら沖にでるな。
  ・焼山の噴煙、山を包めば風が立つ。

⑥山北地方
  ・西が曇ると雨。
  ・東が曇ると風。
  ・朝日が出る時(光尾こび)5色の雲が出る。両光尾は雨、片光尾は雨。

⑦岩船地方
  ・八方光に風吹かず。
  ・ごめ(鴎)の高飛び雇いの高枕。(
カモメが高く飛ぶと明日は時化(しけ)て漁に出られない)
  ・秋のヤマセはヒカタを招く。(北東~北~北西に吹く)

⑧相川地方
  ・春から夏は山の雲見い。秋から冬は沖の雲見よ。
  ・木の葉落ちになったら風に気をつけろ。(西の強風になりやすい)
  ・シカタ(南西)に雲がでると時化る。

⑨鷲崎地方
  ・タカクダリ(南南西)時化風に変化しやすい。
  ・寒の内に外風3日したら船揚げて待て。(時化てくる)
  ・ヒカダ(暴風)の陰なし。(冬以外、吹き廻しが強く避ける処がない)

⑩両津地方
  ・高山に吹雪があったら気をつけろ。
  ・風が左廻りになると大時化になる。
  ・山鳴りがあるときは海へ出るな。

⑪大川地方
  ・雷の百日目荒れ。(寒中の初雷より百日目)
  ・シモニシ(北西)が吹いてそれが北に廻ったら大時化・大浪になる。ニシ~
   シモニシが一番怖い
  ・6月になったらマンボ(濃霧)に注意。(マンボ風吹かず)

⑫赤泊地方
  ・弥彦山、米山、妙高山が朝焼けで光ると南よりの強風が吹く。

⑬小木地方
  ・一つの雷、事を成す。(雷が鳴る突風を伴い天気は急変する)
  ・西沖の黒雲が大きくなければすぐ時化る。(低気圧や前線が接近)

⑭粟島地方
  ・夕焼けは明日の天気、朝焼けは今日の雨。
 






 

世界でも通用する観天望気

 古くから天気を予想することは漁師・農民・商人など多くの人々にとって重要なものであり、世界各地で観天望気を用いて天気を予想してきました。世界中で広く浸透しているものとしては次のようなものがあるそうです。

生物から

 また、日本では古来から鳥や虫などの状態から予想する観天望気も伝わっています。

雲から

 なお、気象学的に考えてもっとも信用性があるのは、雲を使った予想のようです。

 飛行機雲に限っては自然に発生するものではありませんが、水蒸気の関係から科学的根拠が見られるようです。

その他

 他に、虹などの気象現象を利用したものから、煙など人工的な現象をも対象とするものがあります。


以上参考:新潟海上保安部、第九管区海上保安本部、Wikipedia


以下は「海上保安ダイアリー 平成26年版」を参考にしました。


 ・3日続いて霜が降りれば必ず雨
 ・クモが巣を張れば雨が降らない
 ・ひつじ雲やうろこ雲が出ると翌日雨
 ・冬、海面が油を流したごとき日あれば、近く海荒れあり
 ・霜柱の立ちたる日は天気良し
 ・星がしきりにまたたくと強風になる
 ・初冬の雷は初雪を伴う
 ・春の霞は晴れ
 ・吹き出した暖風は暴風の兆し
 ・春の南風は3日雨降らず
 ・西が海鳴りすると、天気は悪くなる
 ・朝霞漂えば晴れ
 ・日や月に、暈(かさ:光の輪)がかかると天気くずれる
 ・雲が西(北)へいくと雨、東(南)へいけば天気は良くなる
 ・羽アリが多く出れば雨が近い
 ・夜に鳴る雷は長雨
 ・雨が降った後に虹が出ると翌日晴れ
 ・雲の行き違いは暴風雨
 ・蚊柱が立つと雨
 ・猫が顔を洗うと天気
 ・夏の南風は晴れ
 ・夏は南が明るいと晴れ
 ・雷が海へ入ると天気ぐずつく
 ・高い雲と低い雲が逆方向に流れると風や雨
 ・空に雲一つない夜なら明日は晴天
 ・朝の雷は大雨
 ・朝雨に傘いらず
 ・うろこ雲が出たら、三日のうちに雨または風
 ・鐘の音が良く聞こえるときは、雨の兆し
 ・星のまたたきが特に強いときは、遠からず風が出て寒くなる
 ・大物が釣れたときは天気の崩れが早い

 ・朝、遠くの山がくっきり見えれば、その日は晴れ
 ・朝虹は雨
 ・秋の西風は3日は吹かない
 ・秋の台風は韋駄天で、風が強い
 ・秋の夜の北風は晴れ
 ・秋雨は涼しくなれば晴れる
 ・秋雨蒸し暑ければ大風
 ・日本晴れ3日続けば、3日以内に雨(秋のことわざ)
 ・海水濁りて潮流急なれば、近日暴風あり
 ・西風は日暮れまで
 ・早朝暖かいときは雨
 ・朝、西空の虹は悪天候の前触れ
 ・雲が沖から静かに上がればよい天気
 ・雨のとき、トンビが飛ぶのは、晴れの兆し
 ・月が赤いと天気が変わる
 ・山近く見えれば雨
 ・月に暈(かさ:光の輪)がかかると雨
 ・山に笠雲がかかれば雨
 ・冬、日本近海で無線の空電の多い日は、突風の恐れがある
 ・東の風は天気下り坂
 ・東の雷、雨降らず
 ・日の入りに雲の色青く見えて、雲多くなれば暴風の兆し

 

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