投岩・鬼ケリ岩

(糸魚川市親不知 ：北陸道高架橋下）



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親不知漁港　親不知海水浴場　洞川　　　投岩でのキス釣り日記 ： 2010/6/30

 
ピアパーク付近から投岩（なげいわ）・鬼ケリ岩を眺める
 

左の小さいほうが投岩で、右の大きいほうが鬼ケリ岩。

　　　　　　　　　
高速道路下での釣りとなる。釣り場は広い。雨が降っても大丈夫！

投岩付近からピアパーク方向の眺め

親不知高架橋遠景

・親不知ピアパークから北東方面沖に浮かぶ投岩（なげいわ）・鬼ケリ岩は、親不知のシンボル的存在。親不知ピアパーク駐車場からピアパークの裏手を投岩の方へ行くと、近くまで車で行くことができる。

・親不知周辺は良型キスのメッカ。高速の高架橋下、歌川河口から投岩・鬼ケリ岩あたりまでどこでも釣りになるが、特に鬼ケリ岩周辺は一級ポイント。人から聞いた話だが、かつてこのあたりで投げたら25ｃｍ級のキスが一度に４匹かかってきて、並べたら１ｍあったという伝説があるほど。昔の話ではありますが・・・。

・岩混じりの海で、あくまで本格派投げ釣り師向けの釣り場。アイナメは30ｃｍ級は当たり前、クロダイをはじめイシダイ、カンダイなどもおり、掛かる魚も大きいので仕掛けはしっかりしたものを。また、根掛かりはあるものとの前提にジェット天秤を用いるなどし、仕掛けも多めに用意したい。

・鬼ケリ岩右手〜高架橋の橋げたの間３、４色くらいは根掛かりもほとんどなくサビいて釣れるのでオススメのポイント。

・親不知には釣具店はないので、釣行の準備は怠りなく。

・実は、私は長年、親不知の沖に浮かぶこの岩は「投岩」というのだとばかり思っていて、投岩と鬼ケリ岩の二つの呼び名があるとは知らなかった。しかし、投げ釣り愛好者の私としては、これからもこの岩は愛をこめて「投岩」と呼んでいきたい。
　ちなみに、鬼ケリ岩というのは、足型のような形が岩に見られることからついた名称とのこと。

・2010年の6月にここでキス釣りをした日記はこちら。

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・投岩付近から歌川にかけては、住所でいうと「糸魚川市　歌（うた）」となる。この、珍しい「歌」という地名の由来について、説が２つある。

　１つ目。

　歌はもともとアイヌ語のオタ（砂浜）に由来する語であろう。北海道の歌棄（うたすつ）や歌志内（うたしない）も同様である。山田秀三によれば歌棄は「オタ・スツ・ナイ」（砂浜の・根もとの・川）の意。また歌志内は「オタ・ウシ・ナイ」（砂浜の・多い・川）の意。

参考：谷川健一著／日本の地名

　２つ目。

　このあたりは山が海に迫る断崖続きで、日本海の風波を防げる入り江はとぼしい。その中で歌川の河口とその両側は舟を寄せるに、またとない窪みとなっている。すなわち、ウツ、ウトである。

　ウツ、ウトは「空（ウツ）」、「虚ろ（うつろ）」と語源を同じくし、まわりを山に囲まれた袋状の地形を指す。ウタ、ウトウ、ウド、ウドウなどとも変化する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参考：筒井功著／日本の地名---60の謎の地名を追って

　この２つの説のどちらかが正しいのか。どちらも説得力があるように感じられるのだが、あるいはほかにも説があるのだろうか。
 

・親不知の投岩周辺は、ダイビングの好スポットでもある。当然だが、ダイバーがいるときの投げ釣りは遠慮したい。親不知のダイビング日記は、「大好きダイビング」さんの親不知ダイビングのページが参考になります。知られざる親不知の海の中の様子の、一端が垣間見れます。

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