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笹川流れより北の、新潟県最北部でキスを求めて投げ釣り旅

 

〜 私はあそこに、行ってみたかった・・・ 〜


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〜今回の立ち寄り釣り場〜

スクロール地図

 

2012/9/15、オヤジと2人で新潟県の最北部、山形県に近いところで釣りをしてきました。それでは当日の日記です。

 

今回もムダに長くなってしまいました。

 

書いた本人ですら、推敲のために読み直すのが疲れるほど冗長です。

 

よろしければごらん下さい。

 

 

 

5時半過ぎ(私が寝坊)、自宅を出発。高速で一路、村上を目指します。

 


むむむ? こんな写真が撮ってあるということは、今日も運転は70過ぎのオヤジにおまかせだな?

 

 

村上瀬波温泉ICで高速を降りて、村上市街地を通り抜け、つり具のサイトウさんでエサのジャリメを調達。

 

笹川流れを北上し、まずはやってきました狐崎(きつねざき)です。一応、笹川流れの北のはずれがここ、狐崎ということになっています。

 

ここはもうかれこれ長いこと、一度竿を出してみたいと思っていたところ(その証拠はこちら)。

 

2005年に初めて狐崎で投げ釣りをしたのですが、そのときはキスの姿を見ることはできませんでした。

 

その後、何度もこの地を訪れたのですが、なぜかここに来るといつも海が荒れていて、投げ釣りでキスが狙えるような状況ではありませんでした。

 

しかし今日は違います。雲ひとつなく、青く晴れ渡った空と、 紺碧の海。

波は穏やか、絶好のキス釣り日和です。

私はここで、キス釣りをしてみたかった。

 

海岸に近い部分は黒々とシモリ根が見えます。ただ、本やネットの航空写真で見ると、狐崎周辺は砂地のように見えました。

そこで、狐崎右手の沖目に投げてみることに。

 

非力なので、4色(100m)ほどしか飛びません。それでも、引っかかることはなく、どうやら砂地に着地した様子。普通にサビけま
す。

 

ややサビいて来ると、「ガツガツッ!」っと、なにか当たりました。

 

この感触はチビアイナメか、チャリコ(小鯛)かな〜〜 と思いつつ、手前の根に引っかからないように、仕掛けを高速で巻き寄せました。

 

 

すると、おお〜〜〜、なんとキスの3点掛け! キスがいるということは、やはりキレイな砂地なのです。

季節が季節だけに型は小さかったものの、初めての釣り場でキスに会えて、こんなにうれしいことはありません。

狐崎右手を狙うなら、手前2色(50m)程度?は根があるので、沖目で掛かったら、手前の根をかわすように、高速でリールを巻きましょう。

ただここは、投げ釣りではまったく一般向けのポイントではありませんので悪しからず。

 

 

 

 

 

次にやってきたのは新潟県北部の主要港、寝屋漁港です。

 

寝屋漁港も過去に幾度となく訪れたことはあるのですが、行くのはいつも西防波堤で、港内の公園付近に来るのは初めてです。

 

ここもずっと前から来たかったところ。ついにやって来た。

 

右写真の小堤防があります。右前方には鉾立岩(ほこたていわ)がドンと構えています。

エギングの人と、サビキ釣りのおじさんがいました。豆アジは入れ食いですが、イカはそう簡単には釣れません。

 

オヤジにケータイで豆アジが入れ食いになっていることを連絡し、オヤジにはここでサビキ釣りをしてもらい、私は寝屋漁港周辺の偵察へ

 

 

久しぶりにやってきました寝屋漁港の西防波堤。何年ぶりだろ?

途中で投げ釣りの人がいました。小鯛が多く、そのほかはカワハギ、メゴチで、キスは1匹とのこと。

 

 

先端まで行くと、エギングカップルがいました。

エギングは手軽にできますし、女性でもとっつきやすい釣りですね。

 

 

と、ちょうど私が通りかかったところでお兄さんがアオリイカを釣りあげたので、写真を撮らせてもらいました。

胴長10cmほどで、この日に釣れてるのはだいたいこのサイズでしたね。

実はワタクシ、

人生でまだ一度もイカを釣ったことがありません。カミングアウトします。

 

 

 さて今度は、鉾立岩の基部を偵察に行ってみます。

 

 

航空写真などで鉾立岩のあたりを見ると、鉾立岩の先端へと道がついているように見えるので、きっと行けるのではないかと前から思っていましたが、行ってみるのは今回が初めてです。 

ここにも、ずっと前から来てみたかったんだよね。

 

鉾立岩の足元を回りこんで行きます。

 

ところが、鉾立岩の裏側に回りこんでみると、岩をやや登ったところに昔はかけてあったであろう橋が無くなっていました(右写真赤い部分)。

向こう岸との間隔はそれほどでもない(50〜80cmくらい?)ので、岩を下りて向こう側に渡れないこともありません。ただし、両手が空いていないと難しいと思います。

私は竿を持っていたのでそもそも難しかったですし、周囲ではカラカラと小石が落ちてくる音も聞こえました。

落石の危険もありますし、まぁ、鉾立岩の周りで釣りをするのは、やはり危ないのでやめといた方がいいってことですね。

 

 

 

 


危ないところは、イカないほうがよいぞよ。

 

 

車で寝屋漁港の南部、鵜泊に来ました。

正式にはここは寝屋漁港の一部なのですが、寝屋漁港の主要部から小山をひとつ越えて独立しているように見えるので、昔から通称で鵜泊漁港とか鵜泊港とか呼ばれたりもしています。

 

 

外海側のテトラ帯に、エギングのお兄さんが点々といます。右写真は堤防先端部。この日は粟島もよく見えました。

私が堤防に滞在した20分程度の間に、アオリイカが1匹だけ釣れたのを見ました。

 

 

私はひとまず、誰も竿を出していない港内側で投げ釣りをしてみます。鵜泊漁港は写真を撮りに来たことはあるのですが、竿を出すのは初めてです。私はここで、

竿を出してみたかった。
(露出狂ではないので念のため)

 

 

今日はここに来るまで、投げ釣りをしてる人はほとんど見ません。エギングの人ばかりです。

堤防先端から港内方向に投げますが、岩礁帯でゴツゴツしています。

堤防中ほどにやってきてまた港内に投げたら、すぐに根掛って、テーパーラインから先をあっという間にロストしてしまいました。

う〜〜ん、港内はダメそうなので、外海側にも一応投げてみますか。

 

 

ここは外海側は岩礁帯のはずなのですが、ダメもとで外海側にも投げてみましょう〜〜。仕掛けはつけずに、ジェット天秤だけつけて投げてみます。海底調査にはこれがオススメ。

う〜〜〜ん、しかし、やはり予想通り海底はゴツゴツとしていますね。少なくともキスがいそうな砂地ではなさそうです。

というわけで、鵜泊漁港周辺は、キス狙いの投げ釣りは難しいのだろうという結論に、とりあえずなりました。

 

 

 

 

さーさーさ、お次に行くのは、寝屋漁港と鵜泊漁港の間に位置する「大磯」という比較的平らで広々とした磯場。鵜泊漁港側からも、寝屋漁港側からも入ることは可能です。

 

大磯の全景は、鵜泊の堤防から見たところはこんな感じ。


管理人の「来てみたかった感」の強さのせいで、画像が大きくなっています。

 

う〜〜〜〜ん、ここはいつか来てみたかったところ。ついにやって来た。

 

大磯の右手、寝屋漁港の西防波堤が近いあたりの磯に行って竿を出してみることに。 

 


沖には粟島。


下地図A付近へ。

  

なんでここで釣りをしてみたかったかというと、寝屋漁港は港内はだいたい砂地で、キスがいる季節に行けばキスが釣れるのは知っていたのですが、寝屋漁港の西防波堤の先端から正面を狙おうとすると、テトラが邪魔して投げ釣りでも取り込みが難しいのですね。 このゾーンでもキスが釣れるのか知りたかったのです。

そこで、大磯のA付近に行けば、左地図の緑の線で囲ったゾーンが狙えるのではと、ずっと前から思い描いていたのです。

 

 

 

ではA付近から投げてみましょう。

4色ほど投げます。

オモリが海底に着地しましたが、さらにずり落ちていく感触があります。おそらく海底が岩礁帯の溝になっているのでしょう。こりゃサビいて釣れるようなトコじゃないな。

しかし、あるところでグツグツッ! っと当たりが!!

 

 

掛かってきたのはチャリコ(小鯛)。しかも3点掛け。

残念ながら、このゾーンは大磯のような岩礁帯が海底にも続いてるんだろうと想像できました。

根魚などをねらうのであれば別ですが、少なくともキスを狙える場所でないことは判明いたしました。


キミたちはお家に帰りなさい。

 

 

 

 

昼どきになったので寝屋漁港の港内でサビキで釣っていたオヤジを拾って、昼飯を食いに。

 

オヤジの釣果は、豆アジ30匹ほどのほか、チャリコ、メジナ、ベラなど。

 

食堂を探しながら国道を北上し、結局山形県に入って鼠ヶ関に来てしまいました。

 

めぼしいレストランもなく、鼠ヶ関マリーナ脇のお寿司屋さんに入ることに。 

 

鮨処 朝日屋さんです。

  


 「地魚中心の握り」お椀つき。お椀はお代わり無料。
↑マヂ超オススメ。東京でこんなの食ったら、
いくら取られるかわかったもんじゃない。


ちょっと足りなかったので、サバの押し寿司。
こちらはサバの身が2段になっていてボリューミー。

 

 

ムダに豪華そうに見えるかもしれませんが、

 

 

これも東北復興支援の一環ですからね♪ (ほんとにか?

 

 

                                                                           
                                                                  
寿司アイコンはこちら
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さて、このお寿司屋さんは山形県の鼠ヶ関という住所になるのですが、新潟県との県境は目と鼻の先です。

 

以前ネットで見たところによれば、確か新潟と山形の県境は、普通の住宅街の小道だったはずです。

せっかくここまで来たんだから、是非ともその住宅街の県境とやらを見て帰りたい。

 

 

寿司屋さんから海と反対側に進み、最初の道路を右に曲がると県境があるとお寿司屋さんの人に教えてもらったので、そのように行ってみました。

 

すると、ありましたありました、住宅街の県境が。

 

左は山形県鶴岡市鼠ヶ関、右は新潟県村上市伊呉野(いぐれの)。


気の利いた図柄があるので、お約束の記念写真を。

 

 

うん、ここだよここ。ここに来てみたかったのだよ私は(地理マニア)

 

記念写真をバシバシ撮って、次なるポイントの中浜漁港へ。すぐ近くです。

 

 

 

 

んで、やってきました新潟県最北の港、中浜漁港です。

ん? ふと道路の反対側を見ると、なにやら立て看板があります。

 

 


山形県鶴岡市 県南の里 鼠ヶ関


新潟県村上市 県北の里 伊呉野

 

 

上掲3つの看板の位置関係はこのようになります。

中浜漁港は新潟県の漁港で、鼠ヶ関と伊呉野の看板の間に小道があり、そこが新潟と山形の県境になっています。その小道を抜けると、先ほど写真を撮ったところに出ます。

 

 

この付近を「B」、先ほど立ち寄った住宅街の県境付近を「A」とし、この状況をさらに空撮で俯瞰したところが、こちらっ!

 

 

 
撮影 平成20年10月14日 第九管区海上保安本部)

 

赤い点線が県境なのである。

 

 

しかし、

 

 

なんでこんなところで、

 

 

新潟と山形の線を引くことになってしまったのか?

 

 

ネットでちょっと調べてみたのだけれども、まだ理由はわからない。図書館の郷土辞典でも久しぶりに調べてみるか。

 

 

そして、

 

 

なんで私は、

 

 

こんなことで引っかかっているのか?

 

 

これは幼い頃からの習性なのだけれども、理由はわからない。どうも昔から妙なところに引っかかるクセがあるのだ。B型の性格辞典でも調べてみるか。

 

 

そして再び中浜漁港

 

新潟県最北、山形との県境に接した、小ぢんまりとした港です。

 

  

く〜〜〜〜〜、ついに新潟県最北の中浜漁港の堤防にやって来た。

どれだけこの機会を待ち焦がれたことか。

 

 

堤防の先っちょに来ました。

イカのスミ跡がかなりついていました。結構釣れてたのでしょうね。

 

 

私は季節に関係なく、キスをマイペースに追い求めています。

釣れないかもしれないけど、いいんです、私の人生なので。好きなことを追求します。

 

航空写真などで見ると、外海側は岩礁帯のようですが、港内は砂地のようにも見えました。

 

そこで、あまり広くはない港内に軽く投げてみます。

 

うん、ここは問題なくサビけるようですね。

 

すると、コツコツと何かが当たりました。しかしこの感触は・・・

 

 

やはりキミたちか。チャリコの2点掛けです。

この日はキスは釣れませんでしたが、キスシーズンなら釣れないこともないのではないかと思いました。

 

 

 

 


(府屋漁港)

そして、本日最後の釣り場としてやってきたのは府屋漁港のあたり。

府屋漁港から南側に、弁天崎のトンネルを抜けたところに入江があって、そこで投げてみたいとずっと思っていました。

しかし暑い; 9月の半ばだというのに、この日は35度くらいあったはずです。40過ぎのオッサンにはダメージ大きいのよね(疲)

 

オヤジは府屋漁港にいるというので、私ひとりで行くことに。

 

そしてやってきました、弁天崎南側の入江です。

「大崎山北側の入江」と言っても良いのですが、この付近を特定した地名を私は知りません。

とりあえず左側の磯伝いに、大崎山の方へ行ってみます。

 

 


左側の磯を行ってみよう。


右側はこんな眺め。

 

あわよくば左手の磯伝いに大崎山の先端部に出られないものかと確かめに行ってみました。

 

しかし、途中で岩場が険しくなり、行き詰ってしまいました。普通の人は、100%通行不能な、急な崖となっていて先に進むことはできません。左写真はその核心部。

まぁ、平山ユージとか小山田大とかなら逆立ちしても行けちゃうようなところなんでしょうけど、その方面のプロ以外は、到底通行は不可能です。

 

まあダメなものは仕方がない。とはいえ、この入江は航空写真で見ると砂地伸びているようにも見えるので、投げてみる価値はあるところ。

 

んで、ちょっと戻って入江の沖目に投げてみることに。磯のやや上部から投げます。場所はこんなところ。

 


管理人の「来てみたかった感」の激しさのせいで、画像が大きくなっています。

 

 

んんん〜〜〜〜〜〜〜、ここだ、

 

 

ここにオレは、来てみたかったのだ。

(これで最後なので、勘弁してください)

 

 

静かな入江と、その沖に広がる穏やかな海。そして、だ〜れもいません。そりゃそうだ、このクソ暑さだもの。

 

まずは入江の正面に投げてみます。

 

うん、問題なくサビくことができますね。ここは砂地なのではないかと思います。

 

すると、当たりがありました!

 


「こんなところで釣られるなんて!」

でもやっぱりキミなのね。

 

 

ベラとチャリコの一荷も。


「こんなところで!」      「釣られるなんて!」

 

入江の沖目正面は根もないようでしたが、山の際に近いところはさすがに岩礁帯なのか、根掛かりしました。

 

ここでもキスの姿を見ることはできませんでしたが、良いシーズンなら十分期待が持てるのではないかと思いました。

 

 

 

 

結局この日にキスが釣れたのは、最初の狐崎での3匹だけでした。まぁ、それ以外の場所も、盛期なら釣れそうなところもいくつか発見できたし良かったですね。

 

そして、この日は何ヶ所積年の憧れの地を訪れることができただろうか。

 

「オレは、ここに来たかったんだよ!」

 

と、本当に口に出して喜んでいる私を見て、オヤジは「ワハハ!」と笑っていました。

 

季節はずれの異様に暑い、夏の終わりの一日でした。

 

 

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