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郷原バス停から槇寄山(西原峠)〜 檜原温泉 数馬の湯へ
(山梨県上野原市、東京都檜原村)
当日のコース 上野原駅→(バス50分)→郷原バス停→槇寄山(西原峠)→檜原温泉センター数馬の湯→(バス50分)→武蔵五日市駅 休憩を除く当日の歩行時間 約3時間
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スクロール地図
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通ったルート(だいたいです)
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2011/9/23
急遽時間が取れたんだけど、2ヶ月ほど山から遠ざかってるしあんまり長くは歩けないなと思い、東京と山梨の県境の笹尾根にある槇寄山(まきよせやま)というところに1人で行ってきました。
3時間ほどのコースタイムで、下りたところに日帰り温泉があるということで、地図を見て目星をつけました。それでは当日の日記です。

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中央線で上野原駅まで来ました。ところが、雨が降っています。予報ではくもりのち晴れだったのですが。
まあじきに晴れるだろうと期待することに。
8時28分発のバスで郷原というバス停まで行きます。 |
電車&バスのときは、本を持って出かけます。今日の旅のお供は「量子論」を楽しむ本。
最近、なぜか物理系のことに興味がわいてきました。ゴリゴリ文系の私にとってはこれまでまったく縁のない世界だったので、全然知らないことだらけで新鮮です。「光」って、電磁波の一種だったんですね。知りませんでした(私はこの程度です)。 |
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この本に書いてあったことではないのですが。
「光より早いものはなく、光速でモノが動くと空間がなくなってしまう」と定義したのがかのアインシュタインですが、最近ではニュートリノが光よりも早く移動する可能性があるという実験結果が出て、物理学の根本がまた変わるかもしれないそうです。そうすると、過去にさかのぼるタイムマシンも理論的には可能になってしまうのだそうです。さて、これから先どうなっていくんでしょうかね。
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郷原バス停に着きました。上野原駅から50分ほど。
後ろのネギ畑が田舎感満点でたまりませんね。
アインシュタインとかニュートリノとかとはまったく無縁の、のどかな世界です。 |
結局雨の勢いも衰えることがなく、バスの中で雨具を着こみました。
いや〜、実は私、結構長いこと山歩きやってますが、日帰りの山歩きで雨が降って雨具を着るのはこの日が初めてでした。雨降りの日なんて絶対出かけませんので。 |
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それでは行きましょう〜。今日は槇寄山まで約700mの登りです。
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三頭山の道標のほうに進みます。 |
民家の脇から登山道になります。 |
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雨具を着て、一応防水の手袋を着用。ストックも軟弱な私には欠かせない山登りの道具です。 |
小雨ぱらつくなか、樹林帯を登って行きます。

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山に来ると、毎度歩き始めが苦しくて、何でオレはこんな苦しい思いをして山なんか来てんダロ(??;)と思うのです。
ところが、そこをこらえてしばらく歩き続けていると、だんだん体も慣れてきて、血行もよくなるせいか、スッキリして気持ちよくなってきます。 |
私は普段、通勤時の20分ほどのウォーキング以外には運動らしい運動はまったくしないので、こういう時しか運動の気持ち良さを感じないのかもしれません。 |

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しばしあるくと、ゲートがありました。
「猪侵入防止ゲートです
開けた後必ず閉めて下さい」
と書いてあります。針金でゲートが留められていました。 |
イノシシゲート通過〜
あ、そういえば、私は亥(いのしし)年生まれなんですが、
通っても問題ないんですよね? |
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ツリフネソウです。かわいい花ですが、毒があります。 |
分岐フェチは道標が大好き。
「行き止まり」というプレートをわざわざ作ったのも好ましいです。 |
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今日はいつにもましてゆっくりと周りの自然を味わいながら歩きます。今日のルートは3時間ほどのコース。短めのコースだと気持ちにも余裕ができます。
ゆったりした気分で深呼吸すると、山のにおいがいいですね。でも、すぐ慣れちゃってわからなくなるんですけど(爆) |
と、
おお!
食べたら巨大化できそうな、
「マリオ風キノコ」ハッケーン!
でも食べませんでした。
家に帰ってネットで調べたら、どうやら「タマゴタケ」のようです。食べられるんだそうですが・・・ |
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林の中、木々のアーケードの下を歩いて行くので、それほど雨は当たりません |
ちゃんと上下そろいの雨具を着て、登山靴も防水性のしっかりとしたものを履けば、問題なく快適な山歩きが楽しめます。むしろあまりない環境下、新鮮な感覚が呼び起こされる感じでした。
しかし、歩いていると暑い; 長袖シャツを脱いで、半袖シャツの上に雨具を着ることにし、頭にバンダナを巻きました。これでまた快適になりました。 |
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やはり肝心なのは靴。しっかりした登山靴は安心感があります。
防水性、足首までのホールドによる保護感、靴底の溝によるグリップ感などは登山靴ならではです。普通のスニーカーだとこうはいきません。 |
いっこうに雨はやむ気配がないですが、自然はキラキラと輝いて見えます。 |

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 山肌をなめるように低い雲が立ち込めています。
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 雨の山の中。プチサバイバル感覚です。
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やっと笹尾根の稜線付近に出ました。山頂までもうちょっと。 |
ガスがかかって幻想的な空間を作り出しています。
エンヤの曲が合いそうな雰囲気です。 |
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さ〜て、やっと槇寄山に着いた。11時12分。
と思ったら、あれれ?槇寄山の表示がないな。
ここは西原峠で、槇寄山は三頭山方向にちょっと登ったところでした。 |
11時17分
そして西原峠から5分ほどで今度こそ槇寄山山頂着。
今日はここまでまだ誰にも会っていません。 |
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 三頭山から笹尾根を下ってきたところにある槇寄山 |
 夏が過〜ぎ〜 風あざみ〜♪
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 正面に坪山が見えますが、雲がかかっています。 |
 本日のランチは私の定番の、コンビニおにぎりとファミチキ
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山頂でベンチに座ってお昼を食べていると、本日初めての登山者に会いました。登山者と言ってもトレイルランニングのカップルで、ものすごく軽装でした。ここはハセツネのコースでもありますからね。
しばし休んでいるうちに、ようやく雨が上がってきました。今度は下山。数馬の湯を目指します。
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西原峠の分岐。右は笹尾根を下っていく道。私は左の道を行きます。
里山歩きはこういう分かれ道が楽しいですね。地図とコンパスは欠かせません。 |
西原峠にあった、「温泉センターかわら版」の置き場。かわら版は置かれていませんでした。鳥の巣箱かと思った。 |
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歩いていきます。
森の植物は水を浴びて、生き生きとして見えました。 |
下りの方が体力的には楽なんですが、足への負担は断然下りのほうがキツイです。
 森は癒しの空間 |
 やたらとどんぐりが落ちていたのは、秋だからなのかな? |
このため、「登りより下りで積極的に休みを取るべきである」という文章を工藤隆雄さんの本で読んで、目からウロコが落ちる思いでした。まあ、要は自分のペースで休めばいいってことです。ただ、グループ行動だとそうもいかないんですが。
 ぼんやりとした空間は、ぼんやりとした私にはよく合います。 |
 上を見上げてぼんやりと。ときどき口が開いていることがあります。
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階段が整備されているところもありました。ここのは土止めの役割があったのかもしれません。
山のなかにこの道具を持ってきて設置するのは容易なことではないでしょうに。頭が下がります。 |
ようやく樹林帯を抜けました |
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急坂をしばらく下ると、民家の脇に出ました。
なんかよその家の庭を通っているみたいで気が引けました。
ここから舗装された車道になります。 |
こう言っては失礼ですが、すんごいところに住んでらっしゃる方がいるのだなあと思います。東京にもこんなところがあるんですね。 |
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檜原街道に出ました。ゴールはもうすぐそこ。 |
すぐ仲の平バス停があります。 |

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道端に曼珠沙華が咲いていました。秋ですね。
曼珠沙華〜 恋する女は〜♪
(これを知っているアナタは大人の方でしょう) |
そして11時50分、郷原バス停から約3時間半でゴールの檜原温泉センター数馬の湯に到着〜。
お疲れさんでした。 |

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この日は雨の中でのトレッキングとなってしまいましたが、ちゃんと雨具や防水の登山靴を履いていけばまったく問題はなかったですね。まあわざわざ雨降りの日に出かけようとは思いませんが、それなりの装備をしていけば十分快適な山歩きができることがわかりました。
東京からの日帰りハイキング&温泉ということで考えると、3時間半くらいのコースで、なかなかいいのではないですかね。決してメジャーなルートではないと思いますが。静かな山歩きを楽しみたい方にはおすすめです。ただ、展望は槇寄山山頂からしかありません。トレーニングコースにもどうぞ!
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