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奥多摩湖〜御前山〜奥多摩温泉もえぎの湯

 

(東京都奥多摩町)

 


 

 

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当日のコース
奥多摩駅→(バス15分)→奥多摩湖(トイレ)→御前山→鞘口山→大ダワ(駐車場・トイレ)→鋸山→愛宕山→奥多摩温泉もえぎの湯
休憩を除く当日の歩行時間 約7時間  (標準コースタイム合計約5時間50分)



 

スクロール地図

通ったルート(だいたいです)


アウタージャケット


シャツ


トレッキングストック


スパッツ(ゲイター)


サポートタイツ


双眼鏡


コンパス


登山用ソフト水筒


ヒザサポーター


バーナー
ガス缶


トレッキングパンツ


山スカート、タイツ

 

 2011/7/9

 急に時間が取れたので、以前から登ってみたかった奥多摩の御前山と、下りてから温泉に入りたかったのでもえぎの湯に行くコースでいろいろ考えた結果、今回のコースをチョイスしました。

 しかし、よく計算すれば6時間近いコースタイムになるので私には長すぎるコースだったのですが、なにせ足し算すら満足にできないというかよく確認しない性格というか自業自得で、最後はヨレヨレのグダグダのトボトボになりました。

 それでは当日の日記です。ダラダラ書いてたら長くなってしまいました。

 

 

 JR中央線と青梅線を乗り継いで奥多摩駅まで来ました。


奥多摩駅


駅前のバスターミナル

 

 

15分ほどバスに乗り、奥多摩湖まで来ました。このバス停で下りたのは私ひとり。

山の香りが満ち溢れていました。

トイレに寄って、7:15しゅっぱ〜つ。

 

 

 東京の大事な水がめ、奥多摩湖の小河内(おごうち)ダムを渡ります。

 小河内ダムは大正15年(1926年)、将来の東京の人口増加を見越して、多摩川の水を水道に利用しようと計画が立てられました。実際の工事が始まったのは戦前の昭和13年。戦争で一時中断を余儀なくされるなど苦難を経て、19年かけて昭和32年にようやく完成にこぎつけました。

 ダムの完成により出来たのが奥多摩湖で、湖底には945世帯もあった村が沈んでいます。また、完成までには87名の尊い命が犠牲になったそうです。合掌。

(参考:江上剛の「行って、見て、聞く」―大人の社会見学

 

 

ダムを歩いたら今度は登山道になります。

奥になにか看板がありますね。

 

 

 

これがその看板。熊が出るそうです。

そうそう、2008年には登山家の山野井泰史さんが奥多摩で熊に襲われた事件もあったそうですもんね。

でも、熊よけ鈴忘れちゃったんだよね。
            
 (ひとりごとでもしゃべって行こう)


熊よけ鈴

 

 

それでは登山開始〜。

 

 

のっけから急登が続きます。 

いや〜、暑い; 汗がぼとぼとしたたり落ちる;

軟弱な私はダブルストックを愛用しています。これがあると、登りも下りもやはりラクです。


トレッキングストック

 

 

奥多摩湖の標高が540mで、今日目指す御前山は1405mなので、本日の登りの標高差は865m。東京タワー3個弱です。

ゴールの奥多摩駅は標高350mなので、1055m下ります。東京タワー3個ちょっとですね♪

この暑いなか、なんでこんなツライ思いしなきゃならないんだろ?(ハァハァ;)

 

 

右側の樹林帯の向こうに奥多摩湖の青い湖面を垣間見ながら歩いていきます。

ハァハァ; いや〜しかし、ホントに暑い; 頭にバンダナを巻いてもすぐに顔が汗まみれになる;

夏にこの標高は暑すぎるんだな; どおりで誰もいないわけだ;

 

 汗まみれになって、8時35分サス沢山に着きました。


サス沢山は940m


 奥多摩湖の展望が素晴らしいです。ここでしばし休憩。

 しかし、本日のコースで展望らしい展望があったのはここだけで、あとはひたすら樹林帯歩きでした。

  
 

サス沢山から先は「大ブナ尾根」という尾根道になります。

その名のとおり、ブナの大木がちょいちょい見られます。

 

 

サス沢山を過ぎたあたりから、風も少しあるせいか、涼しくなってきた。そりゃそうだ。もう標高1000m近いんだもの。

気温は100m上がるごとに0.6度下がると言われているから、東京の都市部に比べればもう6度くらいは下がってるはずですので。

 

 

誰もいない山の中。

とき折り「カブトムシがいそうなにおい」がします。夏だねぇ。

 

 

標高1000mを越えたあたりから、セミの声が聞こえはじめました。

アブラゼミとかミンミンゼミではない、他のセミです。

そういやセミといえば、最近「素数ゼミの謎」という本を読みました。


(まだかな; ハァハァ;)

 

 


素数ゼミの謎

アメリカで13年ごとと17年ごとに現れるセミについての話の本です。 

なんで13年とか17年という「素数(1とその数以外に割れる整数がない数)」の年数になったのかということがわかりやすく、かわいいイラスト付きで書かれています。

これ、すごい衝撃でした。数学はわからなくても(ワタシは数学まったくダメです)、素数の意味がわかれば納得できるはずです。この本の著者日本人なんだけど、よくこのことに気づいたなぁ。素晴らしいです。

 

 

ずっと登り坂が続きます。山登りだから当たり前なんですが。

でも、小幅に足を一歩一歩、自分のペースでしつこくしつこく歩んでいきます。

私はこういうネチネチとした作業が決して苦ではないというか、案外性に合っています。


 (そうは言ってもまだかな; ハァハァ;)

 

 

花はほとんどありません。アジサイみたいな花がたま〜にあったくらいで、緑の木々の中をひたすら登るのみ。


  (しかし長い登りだな; ハァハァ;)

 

 

10時ちょうど。やっとひと区切りの惣岳山(そうがくさん)に着きました。ちょっとガスがかかり気味です。

月夜見山〜小河内峠方面から来る登山道と合流します。

ここまで、一組の登山者とすれ違っただけです。

 

 

惣岳山を過ぎると、登山道がよく整備されています。

 

 

そして10:20、やっと、やっと御前山山頂に到着〜。展望も花もなし〜。ベンチがあるだけよかった。

登山口から3時間、ほぼ登りっぱなしで疲れた疲れた;

いや〜、アナタ、例えば階段を3時間登り続けたことってあります?なかなかキツイですよ♪

登山客は、男の子を3人連れた男の人だけです。

 

 

御前山は、三頭山大岳山とともに奥多摩三山の一つです。

これでやっと3つすべて制覇。

 

 御前山は4月頃にカタクリの花が咲くので有名なところです。当然今は咲いていません。ほかに今咲いている花もなく、山頂は木々に覆われて展望もあまりありません。晴れていれば北側に展望が少しはあるのかな?

   

 

ここで食事にします。本日はおにぎりとファミチキ(ファミリーマートのチキン)。

水は、500mlのペットボトル2本と、登山用水筒に2リットルほど持ってきました。左写真の登山用水筒はプラティパスというもので、私は2.5リットルのものを使っています。夏山に登るときは、これを冷凍庫でカチンカチンに氷らせて持って行きます。すると、山でキンキンに冷えた水を飲むことができます。これがもう最高なんです。生き返りますよ〜。

 

 

ここでヒザサポーターを装着。今日は下りも長いので、これがないとヒザがガクガクしてどうにもなりません。そのような方には激しくオススメします。


ヒザサポーター

 

 

あと、私は山を登るときは靴ヒモはゆるめにしていますが、下りのときはちゃんと締めます。

ベンチに座って靴ヒモを締めなおしていると、目の前に缶ジュースのプルトップが落ちていました。

プルトップがなくなってからもうだいぶ経つのにここにあるということは、相当長い間ここで過ごしてきたんだろうなぁ。今日はこれを山のおみやげに。

 

 

10:20、下山開始〜。

 

 

このあたりで危うく道を間違えそうになった。

山登りに行くときは、登山地図とコンパスは必携ですよ。これは登山者の義務です。


山と高原地図:奥多摩


コンパス

 

 

木々のトンネルは気分よし。

しかし、朝からずっと樹林帯の中だな。

 

 

やっとクロノ尾山。どうも標準コースタイムより時間がかかる。

登山者も少ないです。1時間に1人〜2人くらいしか会いませんでした。

 

 

11:44 御前山から1時間でやっとこさ鞘口山。

うーん、今日のコースはやけに時間がかかる。

 

 


珍しく白樺(ダケカンバ?)があった。


♪緑のなかを〜 歩き抜けてく 真っ黒オヤジ〜♪

 

 

 

大ダワ12:10。標高994mです。

車道に出ました。ここから御前山に行くのが最短距離でしょう。十分な広さの駐車場と、公衆トイレがありました。

「タワ」というのは、山と山の間のへこんだところの地形の呼称のはずです。

 

 

「タワ」なので、せっかく下りたのに、ここからまた鋸山(のこぎりやま)を登り返さなくてはなりません。

出発から5時間経過しました。いつもならとっくに山歩きが終わってる時間なんですが、コースタイムの計算が甘かったせいで、まだ行程の3分の1くらい残ってます。

もう考えただけで絶望的な気分になります(疲)


また登んのかよ〜(泣)

 

 

ノコギリっぽい岩峰群が現れてきました。

 

 

ひとしきり登り切ったところで分岐。ちょっと登ると鋸山の山頂があるようですが、もうとってもそんな気力はありません。奥多摩駅方面に進みます。

 

 

ここからは鋸尾根をひたすら下っていきます。左右に下界が見えるのですが、ものすごく遠いです;

 

 

しばし歩いていると、次第に左のヒザが痛くなってきました。

うわっちゃ〜; ついに来てしまったか;

昨年山梨の十二ヶ岳に行ったときに左ヒザを痛めてしまい、以来山歩きが4、5時間程度になると痛くなるようになってしまいました。

うわ〜まいったな、まだ相当先が長いはずなんだけど・・・

 

 

ヒザも痛いことだしちょっと休憩。

そうそう、近頃登山の行動食でよく持って行くのが、この一口ようかん。優しい甘みと若干の水分が、疲れた身体にしみ渡ります。

日本古来のエナジーフードですね。

 

 


笹原があったり


階段も結構あります。ヒザが痛くて曲げられないよ〜(半泣)

 

 


長いなぁ・・・


鋸尾根は・・・

 

 

いや〜、鋸尾根の長いこと長いこと(XX)

左ヒザが痛くて曲げられないので、かばいながらヨタヨタと歩くしかありません。どんどん下山者に抜かれます。

サポーターをしているのでヒザはガクガクはしないのですが、それと痛みとは別なんですよね。

 

 

ようやく長い長い鋸尾根を下りて、車道に出ました。

あとは楽な道かな・・・

 

 

ところが、しばらく行くと神社の鳥居がありました。愛宕神社があるらしいですが、登山地図を見ると、
「愛宕山」となっています。

え?また登るんですか?(ガーン)

 

 

もう疲労とヒザ痛で、目が裏返りそうです(意味不明)


もう登りたかないよ〜(喘)

 

 

愛宕神社は遠巻きにパンパン!(もう近づく気力もない)。

 

 

神社の裏手の五重の塔を横目に見て進んでいくと・・・

 

 

出ました。

なんだよこの急角度かつ超長い階段は?

大倉山シャンツェか?ここは。

ここを私に下りろというのか? この、左ヒザの曲がらない私に?

はいはい、下りりゃいいんでしょ、下りりゃ・・・

 

 

2時50分。この階段を下りて、ようやく長い長い下りが終わりました。

 

 

車道に出ました。氷川キャンプ場の入口前です。

今日は日帰り温泉のもえぎの湯に寄るので、あと10分ほど歩きます。

 

 

車道をやや歩いて住宅街を左に入ると、吊り橋があります。

 

 

吊り橋から氷川キャンプ場の眺め。

 

 

そして3時ちょうど、本日の目的地、奥多摩温泉もえぎの湯になんとか到着〜〜〜。もうボロボロのヨレヨレ。

総行動時間7時間45分でした。長すぎんダロっての。


(お疲れさんでした)

 

 

 結局今日は865m登って1055m下りました。しかも何度も登り返しがあるので、標高差はさらにありました。その上この暑い中、途中からヒザの痛みを抱えながら。これはもう罰ゲームの世界ですね♪
 

 今回の参考で気づいたこと。

    ・日中の最高気温が30度を超えるときは、少なくとも標高1000m以上の山にしないと暑い。

    ・私の左ヒザは、5時間以上は持たない。

 

 

 では最後に本日のまとめを、「居酒屋」のサビに乗せて。

 

          ♪眺めない〜  花もない〜

        

       人もない〜  かわす言葉も〜♪

 

       樹林帯〜  そんな〜 御前山で〜♪(疲)


 

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