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草 戸 山
(神奈川県相模原市、東京都町田市、364m)
2006/2/12、神奈川県津久井郡城山町(現相模原市)にある「草戸山」に行ってきました。また、町田市の「最高峰」でもあるそうです。まだまだ寒い季節ではありますが、どうしても山へ行きたくなり(ビョーキですな・・・)、お手軽なハイキングができそうだなと以前から目をつけていた草戸山に行くことにしました。今回は初めての家族4人での山行で、4歳の長女の山歩きデビュー戦となりました。 それでは当日の日記をご覧ください。
駐車場の入口には案内所があり、周辺の地図も置いてあります。 目指す草戸山は、駐車場から城山湖を挟んでちょうど反対側の位置にあるのですが、草戸山へは城山湖をぐるっと右に回っても、左に回っても行けます。今回は左回り(反時計回り)に歩いてきました。 草戸山は高尾山方面からのハイキングコースも有名なようですね。
駐車場の隣りが「町民の森コミュニティ広場」という広いグランドになっていて、そこを横切っていってやや登ると、金比羅様のところにショートカットできます。 山行の無事を祈り、さあ出発。
金比羅様を過ぎて少し行くと、下の写真のゲートがあります。ここをくぐっていきます。ちなみに城山湖周辺のハイキングコースの開場時間は下記の通りです。
今回のコースではところどころに雪もありましたが、歩行にはまったく問題ありませんでした。
城山湖は「本沢ダム」と一体となっています。発電施設があり、夜間に下の津久井湖より水を汲み上げて、電力を必要とする昼間に津久井湖に放流するという、一見あまり価値のないようなことをしているそうです。そのため1日に夜と昼の水位の差がものすごく変化するとのこと。 釣りは禁止と書いてありました。
湖畔を歩いていくと、ようやく山道に。湖を取り巻く山は標高こそあまりありませんが、ハイキングコースは結構アップダウンがありました。 この寒いのに、そしてこんなマニアックな場所にもかかわらず「同好の士」がかなりいて、みんな好きなんだなあと嬉しくなりました。
ゆっくり歩いて、45分ほどで「はなさき休憩所」に到着。東屋があり、ゆったりと休むことができました。今回のコースには似たような休憩所が4箇所ほど設けられていて、とてもよく整備されていました。
はなさき休憩所をあとに10分ほど歩くと、早くも本日の最高地点、「草戸山」に到着。ひときわ大きな東屋が設置され、「松見平休憩所」という名前がつけられています。
草戸山山頂をあとにし、次の休憩所でお昼にしようかということで歩いていきました。左に樹々の間から城山湖を眺めながら、アップダウンの激しいハイキングコースを進みます。次第に冷たい風が強くなってきました。
ここでガスコンロを出し、いつものカップラーメンを食しました。ああ、やっぱり寒いときはこの温かさがより一層美味しく感じられます。
ここで食事をしていると、単独行の年配のおじさんが上がってこられました。いろいろお話させていただきました。
「ああ、いいですねえ、ご家族で。とてもいい思い出になりますよ。私も昔は家族で山へ行ったり、キャンプに行ったりしました。そのせいか息子は40歳になった今でも山好きでしょっちゅう行っているようです。やっぱり子供のときにそうした体験をすると、大人になってからも好きになるんですかねえ」
確かに山で会う人と雑談すると、似たような話をよく聞くから、そうなのかもしれない。私も子供のときには親に連れられ山へ山菜採りに出かけたり、釣りに行ったり、ピクニックに行ったり、家庭菜園を鍬で耕したり、なにしろ親と外でよく遊んだもんです。子供のときのアウトドア遊びの楽しさの経験が、私を突き動かしているのかもしれません。
「おかげさまで、私はもう71歳になるのですが、山歩きが好きなせいか、体に悪いところがまったくないんですよ。本当に健康そのものなんです。血圧も低いですし。酒とタバコはやりません。あと、お肉はあまり食べませんね。野菜と魚が中心の食生活をしています。 この年になっても、毎日朝起きるととてもスッキリしているんですよ。会社を退職してからは、毎日が楽しくて仕方ありません。今度はあそこに行きたいなあ、あの山はどんなところなのかなあっていつも考えていて、行きたくなったらいつでも行けるんですから、ほんとに充実した生活をしています」
「好奇心の旺盛な人は長生きするって本で読んだことがありますよ」というと、ああそうですか、と嬉しそうにされていました。
「今の子供達はインターネットだとか、テレビゲームだとか、家にいることがどうしても多くなりがちですから、こうして外で遊ぶのはとても大切なことだと思いますよ」
ほかにもいろんなお話をさせていただきましたが、「いいですねえ、ご家族で」と何度も言ってくださいました。 それではお先に、とおじさんが行った後でカミさんと話しました。
「オレも年取ったらああいう路線でいきたいなあ〜」 「いいんじゃないの」
ここに来るまでの道にも雪がややありましたが、歩くのにはまったく問題ありませんでした。子供達は喜んでいました。
発電所の脇を通り、無事駐車場に戻ってきました。
今回は長女の山歩きデビュー戦ということもあり、なるべく楽なコースということでここを選んだわけですが、全行程休憩を含めちょうど3時間で、ちょうど良いコースでした。 また、今回もカーナビのお世話になりましたが、ホントにこの文明の利器は素晴らしいなと改めて感心しました。カーナビがあるおかげで(あるせいで?)、未知のところに出かけるのがとても楽しみになったのは事実です。でも地図を見なくなってアタマは退化してるかも・・・ちなみに、カーナビを使い始めたばかりのときのエピソードがコチラにありますので、よろしければご覧下さい。 まだ梅の花は小さい蕾でしたが、春はもうそこまで来ているのも感じられ、とても気持ちの良い山歩きができました。おかげで翌日はアタマもスッキリ、気分ソーカイで会社へと出勤できました♪
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