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先日の土曜日の夕方、長男がサッカーの練習から帰ってきて靴を脱ぎながら言いました。
「あ〜、たまには山登りに行きたいなあ。都会の空気じゃなくて、山の澄んだ空気が吸いたいよ」
「・・・・・」
そうだろうそうだろう
ようやくお前もわかってきたようだな(何を?人生のケモノ道が?)。やはり、オレの血を受け継いでいるようだ(それは喜ばしいことなのか?)。
よし、それじゃあお父さんが面白そうな山を探してやろうじゃないか。
ということで、いつか行こうと思っていた多摩川源流の山、笠取山へ急遽行くことに。
さすがに多摩川の源流域にあるだけあって、アクセスは大変だ。やっと駐車場に着いたようだが…
んがが!?
な、ななな; な〜〜〜に〜〜〜!
うげげ;
(ぶつかったのはアナタです)
「金でカタがつくようなことは、たいしたことじゃあないんだよ」
しかし、この車を買って4年近くになるけど、これまで大きな傷もなくやってきたのにショックと動揺は隠し切れません。
あ〜あ(ため息)。
さーて、どうでもいい前振りが長くなりましたが気をとりなおしていきましょう。
こちらが登山口付近の駐車スペース。点々と駐車スペースはあるので、どこかしら停められるはずです。整備されたトイレもあります。
ではしゅっぱ〜つ。
いつもは元気な長男もこの日はイマイチ体調がすぐれなかったようで、すぐに「休む」といいます。休み休み歩きました。
「東屋とかないかな〜 」
ヤブ沢分岐は、緩やかなヤブ沢峠方面へ行きました。
そしてヤブ沢峠。
「パパも休めば〜」
ここからはもう笠取小屋も近く、よく整備された道になります。ここは関係者の車は入ってこれるみたいですね。
このあたりからやっと長男も体調がよくなってきたようでベラベラしゃべり始めました。「次の駅は○○駅で〜す!」
で、笠取小屋に到着。 ログ調のキレイな公衆トイレもありました。
ここからもう少し歩くと一気に視界が開けました。 牛を放牧したくなるような、牧場みたいな草原が広がっていました。
この先に小山があり、荒川(北へ)、多摩川(南東へ)、富士川(南西へ)の分水嶺になっているんだそうです。写真の石碑がそのモニュメント。
さあて、ここからが本日最後にして最大のふんばりどころの急登となります。
山頂直下が草原の急坂になってるというのはあまり見たことがありません。珍しい光景です。
ハアハア;こりゃ話にも聞いたけど確かにキツイわ。休み休み歩きました。気を抜いてバランスを崩したらゴロゴロ転がっていきそうな急坂です。
休み休み歩いていると、蝶が飛んできて私の肩にとまり、いつまでも離れないので長男に写真を撮ってもらいました。
山頂近くからこの登ってきた坂を見ると、まるでスキーのジャンプ台の上に立っているみたいです。
そしてスタートから2時間半、無事山頂着。 休んだわりに案外早く着きました。
富士山がちょっとだけ見えました。大菩薩嶺も秀麗なシルエットをうっすらと見せてくれました。今年の秋は天気の良さそうな日を見計らって家族で大菩薩嶺に出かけたいな。
さて、山頂の記念写真も撮ったしおにぎりでも食べるか。
・・・って、あれれ?おにぎりがないぞ。
「おい、おにぎりとチキンどうした?」
「え〜、知らないよ」
「お前に渡したよな」
「え〜、そうだった?」
「・・・・・」
な、ななな; な〜〜〜に〜〜〜!
そういう忘れっぽいところも、オレの血を受け継いでいるようだな。
だが、そういうときのためのリスクヘッジはできている。
(いっただきまーす!)
最近カップヌードルのシーフードヌードルは貝柱が加わってうまくなったらしいが、子供も「貝柱の味がしてうまい!」と言っていた。貝柱の味なんて知ってるのか?
そして食べ終え、山頂からのアップダウンのある尾根道を少し歩くと、木々に囲まれた中にひっそりとホントの山頂がありました。
(ワタシが本当の山頂です)
南側に大菩薩嶺がちょうど見えました。
今度は下り道になり、しばらく道なりに行くと、ようやく本日の目指す地点、「多摩川の源頭」が。
近づいてみます。
あれれ?
特に水は流れてませんが?水滴すら垂れていません。
まあ、一応ここが多摩川水系の最上部の水ということなのだな。子供もとりあえず小さなほら穴の水気に触れて満足した様子。とりあえず目的は果たせた。
あと、夏の登山ということで水を凍らせて持っていきました。
プラティパスという、凍らせても大丈夫な水入れで、水が減れば縮められるし重宝しています。何がうまいって、山で飲む氷水のうまいことといったら・・・
一休坂は急登とのことで下りに使いましたが、特に急だとは感じませんでした。
東京都の水道局の手入れが行き届いているのか、全体的にとてもよく整備された登山道でした。
まあまたヘマをやってしまったけど、それもまた忘れえぬいい思い出さぁ。
ちなみに、笠取山の水源を訪ねる話が、子供向けの本になっています。 最後の夏休み―はじまりの一滴をめざして
それではまとめの一首で〜す。
梅雨ぐもり 水源の地に 露なしも 車ぶつけて 心はどしゃぶり
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