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鶴脚山から馬頭刈山〜高明山、瀬音の湯へ

 

(2012年1月29日 : 東京都檜原村、あきる野市)

 

 



 

 

当日のコース
武蔵五日市駅→(バス25分)→とうげん橋バス停→(15分)→登山口→(90分)→鶴脚山→(30分)→馬頭刈山→(100分)→瀬音の湯
休憩を除く当日の歩行時間 約4時間 : 上のカッコ内は、休憩除きの歩行時間です。


  

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春夏秋冬、日帰り登山・トレッキングの服装

 日帰り登山、ハイキングの持ち物・道具チェックリスト

 
昭文社(MAPPLE)の登山地図、「山と高原地図」一覧表

 





 

スクロール地図

通ったルート(だいたいです)
 


コンパス


トレッキングストック


ひざサポーター


スパッツ(ゲイター)


ウエストポーチ


携帯座布団


テルモス(保温・保冷水筒)


登山用ソフト水筒


アウタージャケット


ダウンジャケット


シャツ


トレッキングパンツ

 

 

 

 

 

 最近いろいろと忙しかったり、なにかと物事がうまくいかなかったりすることが続いて(それはいつものことなのだが)、煮詰まっていました。

 

 うーむ、このもやもやを吹き飛ばすには・・・

 

 

 

そうだ!

 

 

 

 

山登りに行こう!

(この寒いのにまたですか?)

 

 

 

 「明日パパと山登りに行きたいひと〜〜?」

 

 「中学のPTAがあるから行かない」

  

 「サッカーの練習があるから行かない」

 

 「行きたくないから行かない」

 

 

 

 誰も一緒に行ってくれないので、「温度計くん」を連れていくことにしました。

 

 

 お前は一緒に行ってくれるな?

 
          な、なんで?(汗;)

 

 

 里山とはいえこの寒い時期の山登りです。服装や装備は万全にして行きましょう。そうすれば快適な山歩きが楽しめます。
 

冬の低山・里山 登山・トレッキングの服装・装備と注意事項

 
 というページを作りましたので、よろしければ参考になさってください。

 

 

 

 

 


 2012/1/29

 武蔵五日市駅まで電車で来ました。今日は馬頭刈山(まずかりやま)という山に登った後、「瀬音の湯」という日帰り温泉に入って帰る予定です。

 周囲の山の山肌には雪が見えます。東京とはいえ、さすが冬の山です。
 

 

小岩行きのバスに乗ります。登山者は7、8といったところか。

さすがにこの厳寒期に山登りをしようという人達。皆、ストイックな面持ちだ。
 

私を除いては。

 

 

武蔵五日市の駅から25分ほどで、とうげん橋(きょう)バス停に到着。

降りたのは私一人。

予想していたとはいえ、やっぱりサムイ(XX)
                    
凍りそうだよ。

 

 ちなみに、本日の私の服装ですが。

  フリースの帽子、マフラー。

  Tシャツに、ユニクロのヒートテックの長袖シャツ、ユニクロのマイクロフリースタートルネック、それにノースフェイスのフード付きアウタージャケット。

  下着のパンツに保温タイツ(800円の安物)、トレッキングパンツ。

  あとは厚手の靴下に、冬用の手袋です。

 

 以上のアイテムで、歩き始めこそ少し寒かったですが、歩いているうちに次第に暖かくなり、途中からは暑くなりました。

 

 

 

5分ほど歩くと、右に曲がる道があるはずなのですが、左写真のような地形になっています。山への道標なども見当たりませんでした。

昭文社の登山地図(山と高原地図:奥多摩)では普通に右にまっすぐ道がついているように見えるのですが、家に帰ってパソコンで地図を確認したら、ちゃんと地図にはこのように鋭角に曲がる道路が書かれているのですね。こんなとき、スマホならすぐ確認できるんですよね。あ〜〜、スマホが欲しい。しかし、あれは月額料金が高すぎるんだよな〜

 

  

 ご覧の感じで雪が出てきました。

 

 

 

茅倉という集落を、道なりに奥まで進みます。

 

 

 右写真のところで車道が終わり、ここから左手に登っていきます。

 

 


登り口


登り口付近の、味わいのある道標。

 

 

ここで、ザックの背中にしばり付けてある温度計くんを確認。

マイナス3度です。ということは、山頂はもっと寒いだろうな・・・

 

 

 

 


これで身につく山歩き100の基本―入門から中級まで


山登りの作法


田部井淳子のはじめる!
山ガール


別冊PEAKS みんなの山道

 

 

 

 

まずは樹林帯歩き。里山の定番です。「千足尾根」を登ります。

登山道はわずかに雪が積もっています。

木々の間から垣間見える青空が気分良し。

ダブルストックを両手に持って、突き突き歩きます。


 

  ところが、次第に登山道が凍って、少し滑る感じになってきました。


 

そこで、ストックのゴムキャップを外すことにしました。

いつもは登山道を無駄に掘ったりしないようにゴムキャップをつけていますが、この凍った登山道では、金属製のストックの方が当然刺さりもいいです。

軽アイゼンは持っていなかったのですが、あればより歩きやすかったとは思います。でも歩けないほど凍ってツルツルというほどではありませんでした。


ストックのメーカーリスト

  

 

そんじゃ行ぐべか〜。

靴も防水・ハイカットのしっかりしたのを履いてきてよかった。

       

  

 積もってる雪は5cmくらいですかね。

先日東京に降った雪が、この山の中では解けないんだなあ。

 

 

 

誰もいない冬の山の中。

自分が立ち止まれば、まったく無音の世界です。

 

 

まあこの程度の雪なら、歩くのにまったく差し支えはありませんでした。

ただ、靴はやはりしっかりしたものがいいでしょうね。

トレッキングシューズのメーカーサイトはこちら

 

 

 私はこのルートを歩くのは初めてです。また、ここははっきり言ってマイナーな登山道だと思います。 

そして、万が一こんなところでなんらかのアクシデントで身動きが取れなくなった場合、この真冬に、ほとんど人通りのない山では遭難の危険性がかなり高くなるでしょう。

その意味で、冬のマイナーな登山コースの単独行は、かなり経験を積んだ人でないと危ないと思います。 私自身、そんなに経験があるわけではないのですが・・・

 

 

樹林帯を抜けて稜線に出ました。

雪は10cm〜20cm程度でしょうか。

風が強くなりました。

こういうときはジャケットのフードが役立ちます。

アウタージャケットのメーカーリスト

 

 

 

 

標高が上がるにつれて雪の多くなった登山道を、もうひと登り。

 

 

これ、これだよ!この青さ! チョー気持ちいいね。

なにがいいって、やっぱり青空は世界を癒やしますよ。

 

 

馬頭刈尾根の稜線までもう少し。

 

 

 

やっとこさ馬頭刈尾根の稜線に出ました。

東に行くと馬頭刈山、西に行くと大岳山に行きます。

 

 

と、

 

 

お お お〜〜♪

 

 

 

 富士山がお出まし。見えるとは思ってなかったので感激。

 でも、この日富士山が見えたのはここだけでした。

 

 

稜線の尾根道をたどります。

雪は20cmほど積もっているでしょうか。

でも道がついていて踏まれているので、まったく問題なく普通に歩くことができました。

 

 

  

 私は山歩きをしながら、思ったことをケータイにメモしながら歩きます。

 ところが、おそらく寒さのせいだと思うのですが、このあたりでケータイの電池がなくなってしまいました。予備の電源は持ってきていません。これは失敗しました。

 こんなことのないように、予備電源を持ってくるか、使う必要がないのであれば、ケータイの電源は切っておくのもいいと思います。

 ただ、下山したらまたケータイは使えるようになりました。

 

 

 そして本日の最高点、鶴脚山到着〜。

 ここの山頂は狭いです。

 しかし、誰もおらんな。完全なる静寂の世界です。

 

 

 


冬の里山歩きのお役立ちアイテム


テルモス(保温水筒)


携帯座布団


ストック


軽アイゼン

 

 

 

 

では馬頭刈山を目指して馬頭刈尾根を歩いていきましょう。

見晴らしのいい雪道と青い空、いや〜、こりゃ最高だわ。

 

 

稜線の雪は真っ白な粉雪でサラサラ。

踏むと、

「ギュッ! ギュッ!」

と音がします。

鶴脚山からは少しずつ下っていくのですが、

ストックがあるおかげで安心して歩くことができました。

  

 道標がありました。同じ道標を違う角度から撮ったものです。

 左写真には「泉沢・和田向バス停」と書いてあります。

 登山道があるのでしょう。ただ、昭文社の登山地図(山と高原地図:奥多摩)には、この登山道は紹介されていません。山を歩いていると、こういう道が時々あります。2万5千分の1の地図なら出てるのかもしれませんが。

 無数にある里山の登山道。いろんな道を歩いてみたいですね、地図とコンパスを持って。今どきはケータイも里山なら通じるところも多いですし、スマホならおおよその現在位置の確認もできるようになりましたね。

    

 

こりゃもう普通に雪山だよ。今日はまだ誰も歩いた跡がありません。まさかこんなふかふかの粉雪の上を歩けるとは思わなかった。

このあたりで登山者のおじさんとすれ違いましたが、この日出会った登山者は、この方一人でした。

 

 

 鶴脚山から雪道を歩くこと30分、馬頭刈山に着きました。

 

 鶴脚山とは打って変わって広々とした山頂。標高は鶴脚山より低いけど、山頂は馬頭刈山のほうがゆったりと開けています。

 

北西方向の木々の間から、大岳山がカッコよく見えます。

私の大岳山山行記はこちらです。

 

 

 さて、ここで問題。

 

 

 登山口の気温はマイナス3度でした。登山口の標高は500m弱で、ここ馬頭刈山の山頂は884mです。

 

 登山口から登り始めたのが9時で、今は11時15分です。

 

 それでは、ここ馬頭刈山山頂の温度は、いったい何度でしょう?

 

 

 これがですね、意外というか、やっぱり行動しなければ事実というのはわからないんだな、というのを思い起こさせるに十分な現実があるのですね。

 ヘタすりゃもっと寒いか、まあ日も照ってきたので同じくらいか、少しはあったかいのかなと思ったのですが、答えはですね、、、

 

 

 

なんと、10度ですよ、お客さん!

これは意外でした。ただ、これは山頂の日当たりが良くて、直射日光が温度計に当たっていたからだと思います。

日陰と日なたでは全然暖かさが違いますからね。

しかし、これが現実なのですよ。どおりであったかいわけだ。

 

 

ここで休もうかと思ったんだけど、ベンチは雪が積もってるし、雪をどけても濡れてるしで、座るのはあきらめました。

こんなとき、携帯座布団があれば座れるんですけどね。


携帯座布団
 

 

 

座れないけど、まあいいさ。

紺碧の空に、ジャスミンティーで乾杯!

 

 

 

 

 


ひざサポーター


スパッツ


バーナー
ガス缶


コッヘル類

 

 

 

 

それではまたしゅぱ〜つ。ここからは基本的に下りになります。

この日はスパッツはしていきませんでしたが、まったく問題ありませんでした。

 

 

この冬の空の、青の濃さ!

 

  

 

 

尾根道歩きの、心地よさ!

     

    

  青と白のコントラストが、いいね!

う〜〜〜ん、我ながら、なんていい趣味をしてるんだと思ってしまう。

思い上がりですね?

しかし、いや〜、ほんとに晴れた雪の里山は最高〜。

これが長野とか山梨でなくて、人里近い東京の里山なんだから信じられん。

 

 

 

並木の間の雪道の回廊もいい雰囲気です。

このあたりで温度計を見たら、5度に下がっていました。日陰になるとやはり気温は下がるのでしょう。

自分が足元の粉雪を踏む音以外には、まったく無音の凍りついた世界。

 

 

高明山(光明山)は知らないうちに通りすぎてしまい、高明神社跡に出ました。

 

 

 


歩き慣れてない人には、ひざサポーターはオススメです。

下り坂が続き、そろっとヒザも弱ってきたので、ヒザサポーターを巻くことにしました。

やっぱりこれがあると、全然違います。歩くのがずっと楽です。ただ、締めつけ具合で装着感もずいぶん変わってくるので、締めすぎず、緩すぎず、ちょうどいいようにご自分でいろいろ調節してみてください。

私が使っているのは、ザムストのこちらのものです。

 

 

冬の木立の中に、一際目立つ赤い実。

 

 

青空だから、いいんです(しつこいな)

しかし、今日はほんと〜にいい山だ。誰かを連れて来たかった。

会社の万年二日酔いの、

     あの人を連れてきてあげたかった。

これが曇り空だったら、こうも気分は晴れやかにはなりません。

 

 

雪道の下り坂は、あせらず慎重に。

 

 

 

分岐点に来ました。分岐フェチは道標が大好き。

画像では見えないと思いますが、「秋川渓谷 瀬音の湯」方面に行きます。

 

  

 

 


フリース

 
ダウンベスト


ダウンジャケット


アウタージャケット

 

 

 

 

もうひとがんばりですからね〜。

気を抜いてズッコケたりしないように〜

 

 

 

「秋川渓谷 瀬音の湯」という看板が次々と現れます。

一本道ですし、たぶん迷うことはないと思います。

  

 

本当に気持ちがいいねぇ

     

    

こんなにいいところなのに、

     どうして誰もいないんだろ?


と、単独行をする人なら、誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

 

 

 ようやく山から下りてきました。

 

 

吊り橋があります。ここを渡って、もうひと歩き。

 

 

 個人的に、ここからの道がまたいい感じでした。

 

 

少し雪の残った里山の小道を行きます。

 

 

振り返ると、歩いてきた山が見えます。

左の高い山が馬頭刈山かな?

 

 

どーですか、この感じ。こういう感じがたまらなく好きです。

 

 

 

 

右側に橋と、臼杵山(うすぎやま)が見えます。

かつて臼杵山も歩きました。日記はこちらです。

 

 

 

日帰り温泉 瀬音の湯の駐車場の車が見えてきました。

あともう少し!

 

 

そして馬頭刈山から休憩除き、

約1時間40分で瀬音の湯に到着です〜〜〜

 

 

 

気になる気温は14度でした。

どおりで最後は暑かったもの。

友よ、お疲れであった。

 

 

 

 

 

 


い〜い湯だ〜な〜♪

 

 

真冬の露天風呂はまた最高の極楽だった。

温泉に入ったあとは、お楽しみのビールね。

 

いい休日=快晴の空の下の山歩き + 温泉 + ビールx(エックス)+ つまみ

   

    これが幸せの方程式。

    ※1≦x。上記がいい休日の方程式であるが、xの値があまり大きくなると、不幸度が増す場合もある。

 

 


 

  想定以上の雪山だったけれど、装備は準備万端していったおかげでチョ〜〜〜気持ちいい山歩きを満喫できました。

  これなら、天気のいい日であれば、またいつでも冬の里山に出かけたいと思いました。  

 

 

             まとめの一句 :
 

音凍る 紺碧の空 粉の上 

 

 

 

 

 



 

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