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御岳山から日の出山〜つるつる温泉ハイキング
 
(東京都青梅市〜日の出町、日の出山:902m)
 

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当日のコースとコースタイム
御嶽駅→(バス)→御岳山ケーブルカー山頂駅→(1時間20分)→
日の出山→(1時間30分)→つるつる温泉→(バス)→武蔵五日市駅

 




昭文社(MAPPLE)の登山地図、「山と高原地図」一覧表


 

当日のルート



〜オススメ山グッズと必需品〜
 


(ダウン)ベスト


携帯座布団


フリース


コンパス


トレッキングストック


ウエストポーチ


アウタージャケット


ダウンジャケット


シャツ


トレッキングパンツ


山スカート、タイツ


サポートタイツ


登山靴


スパッツ(ゲイター)


雨具


登山用ソフト水筒


テルモス(保温・保冷水筒)


バーナー
ガス缶

 

 2006年9月10日、まだ残暑の厳しいなか、奥多摩方面の日の出山に家族4人で登山に行ってまいりました。

 御岳山ケーブルカーで上り、日の出山を経由してつるつる温泉まで歩いてきました。それでは当日の日記です。

  

  

 国分寺発8:05分のホリデー快速おくたま号で御嶽駅へと向かいます。電車はリュックを持ったハイキングや登山客と思しき人でいっぱいです。みんな好きなんだなあ。

 電車の中ではハイキングに行くオバサマがうちの子供らに声をかけてくれます。長男は結構山歩きをしているのでオバサマに感心されている様子。降りるまでとなりに座ったオバサマにずっとお相手していただきました。

 

 

 

 御嶽駅。今年はこれで3回目。4月には高水三山の下山時に、7月には大岳山に行くときにも利用しました。

 

 

 

 

御嶽駅のはす向かいのバス乗り場から10分弱で御岳山ケーブルカーの乗り場まで行きます。しかしまあ登山客のすごいこと。ずらら〜〜〜っと行列ができて、とても1台のバスには乗り切れません。

 私たちが乗ろうとしていた1台目のバスには乗れず、運転手さんが次のバスを呼んでくれました。次のバスはほどなく来ましたが、私たちが乗った後もお客はひっきりなしに来て、またお客を乗せ切れませんでした。

 しかし、東京というところはすごい。なにもこんな山の中でまで行列にならなくたっていいのに・・・

 

 

 御岳駅〜ケーブル下バス停で降り、ケーブルカーに向かう途中で愛らしい花を見つけました。


このときの山行であちこちで見かけたのですが、名前がわかりませんでした。

 後日、「はなせんせ」というサイトで教えていただき、「シュウカイドウ」という花だと判明いたしました。

 

 ケーブル下バス停から急坂をやや登るとケーブルカー乗り場に。

 

 
 

  私だけトイレに寄ってたら、もう出発するところで駅員さんに「早くしてくださ〜い」とせかされてしまいました。あわてて撮った写真が左のもの。

  「乗ります乗ります;(カシャカシャ)」

 

   

 

 

  

 あっという間に山頂駅に着きました。山頂前の広場を休憩場の方へ行くと、晴れた日には展望もいいようですが、この日はあいにくの曇り空で展望はありませんでした。

 

 

   

  山頂駅からは御岳山の宿坊街まで10分ほど平坦な舗装された道を歩いていきます。花も結構咲いていました。

           
                 左:きれいだが毒のあるトリカブト。右:ツリフネソウ。こちらも毒草。

 

  


このあたりの住所は「青梅市御岳山」のようです

 

 

 御岳山の紹介サイトの文を転記させていただきます。

 「古くから山岳信仰の霊山として続いてきた御岳山。武蔵御嶽神社には、今でも多くの人が訪れます。宝物殿には、貴重な国宝や重要文化財が数多く保管・展示されています。神社周辺には、茅葺屋根の宿坊として利用されていた家々が並び、現在は観光客も旅館として利用できます」

 

    
御岳山の神社周辺は宿坊街となっていて、風情のある建物も多い

 

 

 いや〜、山の上にこれだけの街が存在するなんて、私はこれを東京のマチュピチュと命名したい。

 今回は行程も長いことから、御岳山山頂や御岳山神社には寄りませんでした。

 

 

 

  

  侘び寂びを感じさせるみやげ物屋を過ぎると、、、

 

 

  

 

 
 

 上の店の先で「日の出山」への道が二手に分かれています。持ってきた山岳地図を広げますが、よくわかりません。まあどちらでも結局は行けたんだと思いますが、とりあえず野生の勘で右へ。

 

 

  

   やや歩むと道標が。

 

 


当ったり〜

  

 迷路のような道を、このように道標を確認しながら歩くのはとても楽しいです♪

 

 


御岳山周辺の宿坊街は基本的に狭い路地。私はこういう路地裏的な雰囲気がスキ。

 

 

 
このあたりで宿坊街も終わり、日の出山への登山道となります。

 

 

 
登山道は非常によく整備されていて、とても歩きやすいです。ハイキング入門にもオススメのコースです。

 

 

 山頂駅から1時間ほどで金比羅尾根分岐着。

 

 ここにはしっかりとした道標がありました。

 当たり前なのですが、山中の分かれ道はそのどちらを選ぶかで行き先がまったく違ってきます。

 低山の樹林帯歩きの魅力はこうした分岐点にも感じます。よく整備された奥多摩などの山々の道標はしっかりとしたものがあり、持参の地図と合わせてそれらの道標でルートを確認すれば、まず道を間違うことはないはずです。

 私はこうした分岐において自分の行く先を確認する作業がまた楽しい(分岐フェチ?)のですが、ヘンでしょうか?

 

  


日の出山への登り坂。それほどキツイ行程ではありませんが、いかんせん蒸し暑い;

 

 

 金比羅尾根分岐から10分ほどで東雲(しののめ)山荘着。

 

 東雲山荘は日の出町シルバー人材センター042-597-0501で管理されているとのこと。利用には予約が必要のようです。


  LINKしていただいているクジラさんはこちらでお泊りになったことがあるそうです。その記事はこちら

 

 右写真の、山荘近くにある公衆トイレは新しくて清潔。

 

  

   

 そしてここからあと一登りすれば日の出山山頂です。

 

 


ケーブルカー山頂駅から1時間20分かかりました。

 

 

 山頂はトンボがちらほら見られます。先客のおじさんによれば、秋真っ盛りになるとものすごい数のトンボで埋め尽くされるとのこと。そんな様子をイメージして壁紙はトンボくんにしてみました。

 


晴れていればきっといい展望なんでしょうが・・・

 

 日の出山は名前の通り「初日の出」を見るメッカともなっているようです。

  

 山頂で30分ほど休憩し、下山することに。

 

 

  

 

 つるつる温泉方面へは、山頂からしばらく急降下となるので気をつけて。

 

 

 

 

 

  登山道を歩んでいくと、そこかしこにつるつる温泉の看板があります。

 

 

 

 


 ここまで5才の長女もしっかりとした足取りで歩いてきたのですが、樹林帯を抜けて展望の開けた右写真のところで休憩していると、長女が「足が痛い」と言って歩けなくなってしまいました。

 出かける前から「この靴もちっちゃくなったわよねぇ」と、カミさんも言っていたのですが、やはり靴が小さいためつま先が痛くてもう限界のようです。

 う〜〜〜む;、仕方ない・・・ ここはお父さんの出番か・・・

 

 ということでここから長女をおんぶして歩くことに。

 

 

 おんぶしながら歩いていると、、、

 

 

(XX)キーン「まだちっちゃいのに、

パパがやまにつれてくるからいけないんだよ!」

 

 

 

 と、もっともなお叱りをされてしまいました・・・ わかったから耳元で大声を出さんでくれって・・・

 

 

 日の出山山頂から1時間ほどで日の出山ハイキングコース入口に。ここからは舗装道路になります。

目の前に小川を見つけた長男はいつものように吸い寄せられるようにして川をのぞきに行きます。

 「おーい、そろそろ行くぞー」

と声をかけたとたん、足を滑らせて川の中にボチャン!・・・ったくしょうがないなぁ

 

  

 長男は靴を脱いで靴下で舗装道路を歩いていきます。カミさんは自分のリュックと私のリュック2個を担いで。私は長女をおんぶしたり肩車したりしながら亀のようにゆっくりと進みます。まあ、これもいい思い出さ・・・

 

 


キツリフネ。「黄色い船が吊られているように」見えるでしょう?

 

 

  そして日の出山ハイキングコース入口から歩くこと約30分、ちょうど1時にようやくゴールのつるつる温泉に到着。御岳山ケーブルカー山頂駅から3時間20分の行程でした。

 

 


ゴ〜〜〜〜〜ル!

 

 

 つるつる温泉は我が家は以前一度来たことがあり、これが2回目。温泉は本当につるつるというか、ぬめぬめというか、そんな感じがします。

 

 温泉につかって疲れを取った後は、大広間食堂でビール&釜飯。

 

いやあ〜、暑いなか子供を担いでギュウギュウに絞られた後だから余計にそう感じたのかもしれませんが、このビールは最高にうまかった。これを極楽といわずして何を極楽といおうか。

 つまみにおでんなど食べながら注文した釜飯を待ちます。ここの釜飯はちゃんと炊くので、注文してからできるまで30分ほどかかります。お急ぎの向きは、食堂の人に断って注文してから風呂に入れば、風呂上がりにすぐ食べられるでしょう。

 この釜飯がまた・・・ たまんないっす。いやもう「日の出山&つるつる温泉」最高。

 

  

  ゆっくりと休んだ後は、武蔵五日市駅まで機関車型バス「青春号」にて向かいます。

 


SL型バスに子供も大喜び

 

 

 

 

 この日のコース、我こそは中高年という諸兄諸姉には自信を持ってオススメしたい、ハイキングの入門コースです。ただ、歩くなら涼しい季節のほうが快適だと思います。夏場に歩くのは暑すぎてつらいです。この日はかなり暑かったです。

 それでも、疲れた体を温泉でほぐしてその後ビールと釜飯をいただけば、もう南の島のリゾートにも負けない極上の癒しがあなたを待っています。

 私的にはこのときのなんともたまらない心地良さは、ここ数年で最高の体験でした。

 

 しかしまあ、山に行ってきた後のこの充実感はいったい何なんでしょう?運動して血行がよくなったから?地図を見て道を探してアタマを使ったから?自然のいい空気を吸ったから?いい景色を見たから?風呂が気持ちよかったから?ビールがうまかったから?

 それらのすべてが山歩きの醍醐味なんだと思います。

 

 これからは「里山歩き&温泉ビール」がセットになりそうな予感が・・・

 

 しかし、このコースは5歳の娘には長過ぎた。これは反省点であります。

 

                                  OWARI  

 


 

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