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九 鬼 山

 

(山梨県大月市:都留市、970m)

 

コースタイム
 田野倉駅→(2時間)→九鬼山→(1時間20分)→禾生駅

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中央線で、GO!

 

 2011年1月16日、山梨県の大月市と都留市の境にある、九鬼山(くきやま)という山に登ってきました。

 今回は家族みんな、「寒いから行かない」とか、「疲れてるから休みたい」とか、「ママが行かないから行かない」とか、軟弱なことをぬかすので、一人での山行となりました。

 しかし、オレのこの元気は、いったいどこから来るのだ? (たぶん、そういう生き物なのです。)

 

 国分寺の自宅を6時20分に出発。中央線経由で、富士急行の田野倉駅まで向かいます。

 私は電車でお出かけのときはいつも本を持参するのですが、今日の旅のお供の本は、「融資管理3級」という、試験のテキスト本。

 

 近々仕事上の試験があって、そのための問題集なのですが、これがまた専門用語の数珠つなぎの実に難解な書物で、日本語で書いてあるのに全然意味がわからないという、まったく困ったシロモノ。

 アナタ、私の代わりに読んでみます?3分で眠れますよ♪ いや〜、困った困った。

 とか言いながら山登りに来てるんだから、「バカにつける薬はない」とはこういうのを言うのだな。ストレス発散ストレス発散♪ (お前にストレスはあるのか?)

 

 大月駅で富士急行に乗り換え、田野倉駅に着きました。

 8時しゅっぱ〜つ。ほかに登山客らしき人はいません。

 しかし寒いな。


(田野倉駅)

 

 線路沿いの住宅街をうねうねとやや迷いつつ歩いていきます。 

 
こちらは本日登る九鬼山。

 
右手には高川山が鎮座まします。

 

 富士急行の線路を渡りしばらく行くと、道案内板がありました。

 

 現在地の上に、「林道礼金線」とあります。都留市の九鬼山観光案内ページでも、「礼金」という地名が使われています。

 ところが、どういうわけか、登山地図や道標などでは「札金」と書いてあるものが多いのです。 

 果たしてどちらが正しいのか、どっちでもいいのか。まあ、

んなこたー、どうでもいいんですがね。

〜 参考:札金と書いてあるものなど 〜

  

  
 今回は、分岐を札金峠コースに進みました。途中、登山地図ではガレ場があるコースです。

 しばし林道を歩きます。

 林道脇の沢の水は氷っています。

 

 

 

 林道は途中から氷の道となりました。ゆるいカーブの坂道が氷っています。

 自分が子供なら、必ずやソリを持ってきて遊んだに違いありません。

 

8:45、ようやく登山道の入口に来ました。

どこの山もそうですが、取り付きは急坂となることが多いですね。ここもそうでした。

 

 

 

登山道に入ったので、ストックを取り出しました。

今回の登山は約2ヶ月ぶりなのですが、やはりなまった体だと、ストックの支えがあることでずいぶん楽になります。歩き慣れていれば必要もないのでしょうが。

私は両手にストックを持って歩くのがいつものスタイルです。4本足になると、足腰の負担が多少軽くなりますね。

 

 
誰もいません。


分岐フェチは、道標がスキ。

 

 
吹き〜すさぶ〜 北風に〜 飛ばされぬよう〜 飛ばぬよう〜♪

稜線上に出ました。

歩いていると体は暑いのですが、山の上部に来ると風が次第に強くなり、顔が痛いくらいです。

 

そんなときに効果的なのがネックウォーマー。これがあれば吹雪でも凌げる、素晴らしいアイテムです。

この日はこれのおかげで、すこぶる助かりました。

 




いいよ〜、こういう感じ。 寒いけど、突き刺さりそうなその空気がまたいいんだ、これが。

 

 空気は冷たいのですが、歩いていると体はポカポカと温かいというか、厚着をしてきているので暑いくらいです。

  

 

稜線上を歩いていると、カミさんと長男からケータイにメールが来ました。

遭難しないように気をつけてね!

と。このあたりはまだケータイの圏内なんだな。こんな人里離れた予想もしないところでメールがもらえると、うれしいもんです。

「もう少しで山頂〜」と返信しました。


 そろそろ富士山が見える高さになってきました。高川山など、周囲の山がよく見えます。

 
紺場休場という広場。


高川山も全体が見えてきました。


 この先に、ガレ場があります。

  

 登山地図などでガレ場となっているところです。登山道は狭く、山の斜面に作られた、ザラザラした感じの道が続きます。注意して歩きましょう。ストックがあると、こういうところも安心感があります。


 いよいよ山頂も近づいてきました。

 
山は青空に限ります。


山頂近くに1ヶ所岩場があります。

 

 そして10時ちょうどに九鬼山山頂着。田野倉駅から計ったように2時間ジャスト。ここまで誰にも会わなかった。
 

 

 さーて、富士山がドーン!と見えっかな?

 と、あれれ?木立に阻まれて、富士山の展望はありません。

 北から東の山々はよく見えるのですが。

 九鬼山って、大月市選定「秀麗富嶽十二景」の山じゃなかったっけ?



 期待していた富士山の眺めを見ることができず、おかしいなぁと、キツネにつままれたような気持ちで禾生駅方向に下り始めました。
 


(こういう感じが好きです)

 

 そしてやや歩くと、ありましたありました、いいところが。なーんだ、こんないいところがあるんじゃないの。

 


ふ〜じはに〜っぽん いちの〜やま〜♪

 

 ここでようやく年配のご夫婦と見られる2人組に遭遇。この方たちは禾生駅から登ってきて、田野倉駅へと、私と逆コースを行かれるとのこと。

 しばし絶景に見とれながら、おにぎりなどを食べます。

 一応カップラーメンとガスコンロも持ってきたのですが、そんな作業をするのがわずらわしくなるくらい、

 とにかくサムイ(XX)ダメだこりゃ。

 

 山頂は何度くらいだったんだろう?まあ幸い風はあまりなかったけれども、じっとしていると体の芯から冷えてきます。

 

 

 10:25、靴の紐を締め直して、下山開始。私は山は登りのときは靴紐は少しゆるめにしますが、下りではちゃんと締めるようにしています。

 

 歩き出すと、なんと、白人の外人男性の2人組みが登ってきた。しかも、コンニチハ〜と挨拶までされてしまった。さすが首都圏の里山。

 

 

風がやんで、日当たりのいいところにいると、ポカポカして春の陽気のようです。

我が故郷の新潟は、まだしばらくは雪に閉ざされた状態が続きます。なんでこんなに違うんですかね。

 

 今度は右手に高川山と、リニア実験線の展望場所が現れました。
 

 私が高川山に登ったのは、2005年の5月。

 当時小学1年生だった長男と2人で登ったのですが、長男は最後は歩けなくなり、おんぶする羽目に。

 その長男も、今年の春で中学生になります。

 子供はどんどん成長するけど、こちらはまったく進歩しない。

 というか、むしろどんどん退化している自覚がある。まあ事実だから仕方がない。


高川山全景

 

 
枯れ木のトンネル。


分岐フェチは、分岐に萌える。

 

 

よく整備された山で、ゴミもほとんど見かけなかったのですが、だいぶ下ってきたところでウエットティッシュの袋が落ちていました。

これは、私のささやかな九鬼山への入場料代わりに持って帰りました。

清掃登山をしているわけではないのでそういくつも持って帰ることはできませんが、少しくらいは山へのお礼がしたくなります。

 

 九鬼山(杉山新道)登山口。

 この日は、さすがの冬山だけあって、生き物の姿は昆虫を含めまったく見かけませんでした。

 

車道を歩いて禾生駅へ。

 

 そして11:45、山頂から1時間20分で禾生駅到着。


ゴ〜〜〜〜〜ル!
(バックは九鬼山)

 

 う〜〜〜ん、今日のハイキングは、カナーリ気持ちよかった。久しぶりの山歩きには、やっぱりコースタイム3時間くらいがちょうどいいな。冬の晴れた日なら、断然オススメのコースです。

 

       それではまとめの一句。
 

枯山に 家族のメールの あたたかさ

 

 

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