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峰山と藤野やまなみ温泉ハイキング日記 

 

(神奈川県相模原市)
 

当日のコース
藤野駅→(バス15分)→やまなみ温泉バス停→(バス7分)→菅井下バス停→(道迷い込み、2時間20分)→峰山→(30分)→藤野やまなみ温泉
休憩を除く当日の歩行時間 約3時間

 ※ご注意! 今回私は上記の菅井下バス停からのルートで、道間違いをしてしまいました。

 

Yahoo!相模原市緑区の天気 ウェザーニュース(相模湖)

津久井神奈交バス(神奈川中央交通) 藤野やまなみ温泉

よく行く東京の登山用品店 山と高原地図:高尾・陣馬

日帰り登山、ハイキングの持ち物・道具チェックリスト

春夏秋冬、日帰り登山・トレッキングの服装

 
昭文社(MAPPLE)の登山地図、「山と高原地図」一覧表



 

スクロール地図

通ったルート(だいたいです)
 

 


登山靴


雨具


ザック


アウタージャケット


トレッキングパンツ


山スカート、タイツ


コンパス


トレッキングストック


ひざサポーター


スパッツ


ヘッドライト


万能ナイフ


ウエストポーチ


登山用ソフト水筒


テルモス(保温水筒)


バーナー


ホイッスル
 


登山用時計

 

 2012/4/1、神奈川県相模原市にある峰山に登って、藤野やまなみ温泉に入って帰ってきました。

 今回も単独行でしたが、ひさ〜しぶりに山で道迷いに遭いました。でも、なんとか無事に帰って来ました。

 それでは当日の日記です。

 

 

 

 

 

 

JR中央線で藤野駅まで来ました。2月に陣馬山に登ったときに来たばかりです。

駅前からバスで「やまなみ温泉」というバス停まで行って、そこで別のバスに乗り換えます。

 

 

15分ほどバスに乗り、やまなみ温泉バス停までやって来ました。

手前のバスに乗り換えて、菅井下(すがいしも)というバス停まで行きます。

ちなみに、やまなみ温泉はここから1、2分歩いたところにあります。

 

 

やまなみ温泉バス停から7分ほどで菅井下バス停に着きました。

ここから100mほど先のところから登山道に入ります。

 

 

登山道の登り口に来ました。が、道標などはありません。

あとで思い知ることになるのですが、この道は一般向けの登山道ではないようです。登山者もきっと多くはないのだと思います。

うぐいすの鳴き声に春を感じます。

 

 

普段ろくに運動をしていない私にとって、山登りにはこのストックというかステッキが欠かせません。これを両手にもって、突きながら歩きます。

やはり2本足で歩くより、4本足で歩くほうが断然楽です。体力に自信のない方にはオススメです。


トレッキングストック

 

 

ちょっと進むと、道が左右に分かれているところに出ました。

野生の勘で右の方に行ったのですが作業所のようなところに出てしまい、またここまで戻ってきました。

あれ〜? おかしいな〜 と思ってあたりを見回すと、なんと急斜面の山に赤テープがついています。

ここを上がるのか? まったく登山道らしくない、ただの山です。でも赤テープがあるということは、ここを行けばいいのだな。


※後日後記。この日登ってしまった道は登山道ではありません。正規の登山道は左手の道になります。このページの最後に、この赤テープについての解説があります。

 

 

杉林の急坂を、赤テープを頼りに登って行きます。踏み跡もほとんどありません。

 

 

ほとんど歩かれてないみたいだけど、ヤブ漕ぎというほどでもないし、プチ冒険ぽくていいね!

 

 

 

しかし、これは山と高原地図でも「破線ルート」の部類に入るんじゃないか? 全然踏み跡がないけど。

破線ルートというのは、一応登山ルートではありますが難路とされているコースです。ルートファインディングの能力が必要とされます。

 

  

あっという間に稜線に出ました。左右に稜線が伸びていますが、右手に赤テープがあるのでそちら方面に進みます。

 

 

 黄色いテープもありますね。

 

 

 右側が開けたところに出ました。

この山が目指す峰山。

 

 上写真のところから、また赤テープを頼りにやや下り坂を進んで行きました。

 

 

 

 

ところがです。

 

 

 

 

 

 

 

  

 ある地点まで来たところで、赤テープが途切れてしまいました。

 

 (あれ〜〜〜;? これはどっちに行けばいいんだ?)

 

 右を見ても左を見ても、見渡す限り赤テープらしきものが見当たりません。

 


どこにも赤テープがない・・・

 

 

 う〜〜〜〜〜〜〜ん; 間違いなく赤テープをたどってきたから、ここまでは合ってるはずなんだが・・・

 

 周囲を見た感じでは、なんとなくではありますが、右手のほうが道っぽい感じがします。

 

 とりあえず右のほうに下っていくことにしました。

 

 しかし・・・

 

 う〜〜〜〜〜〜む ( ̄へ ̄;) こりゃどう見ても登山道ではないというか、誰も歩いた形跡がないというか、急すぎるというか、正規のルートではない気がする。

 

 そうは思いながらも下っていくと、あるところで更に急角度の崖のようになり、その先は沢があるようなところで行き詰ってしまいました。

 

 うわっちゃ〜〜; やっぱりここじゃなかった;

 

 ここに至って、地図とコンパスで現在地を確認しました。


 う〜〜〜〜〜〜〜〜〜む、地図とコンパスと地形から判断するに、どうやら本来の登山道はもっと左手のほうを通っているのではないかという気がしてきた。
 

 いつもコンパスは持って行きますが、ほとんど使うことはありません。通常は地図と道標で位置を確認すれば十分だからです。
 

 しかし、たま〜にこういうことがあるから、やっぱりコンパスがいるんですよ。これでコンパスがなかったら、もうわけがわからなくなります。

  


コンパス

 

 とりあえず、最後の赤テープ地点まで戻ることに。道を間違えて登り返すのは肉体的にはもちろん、精神的にも疲れます。

 

 そして、最後の赤テープのところまで戻ってきました。

 

 ここまでは赤テープが続いているから合ってるはずだと思い、今度は左手の方を重点的に、目を皿のようにして見回しました。

 

 

 すると・・・

 


 

や や や や や!?

 




 

 なんと、遥か下方の沢に程近いところにある木に、赤テープが結びつけられているのがわずかに見えました。

 

 赤テープが見つかれば元気が出てきます。

 

 

 しかしだ。

 

 

この急斜面を下りろというのか?

 


 

 写真はないのですが、かなりの急坂です。しかも登山道らしきものなどは何もなく、ケモノ道みたいな踏み跡すらありません。

 
 私はスキーをやるのでなんとなく斜度の見当はつくのですが、これはどう見てもスキー場で言ったら上級コースかそれ以上の急斜面です。30度前後か、それ以上はあったはずです。

 

 しかし、ここを下りて行くしかありません。急坂とはいえ、ジグザグに下りていけば問題はないので、そのように歩きました。スキーと同じです。ストックを持ち歩いているので、こういうときは安心感があります。

 

 そして時折木に捕まりながら(本当に捕まらないと歩けないくらいな急坂)、やっと赤テープのところまでやって来ました。


やっと道がつながった

 

 

前方を見ると、沢を挟んだ向こう側に赤テープが転々とついています。ああ、よかった。ここでいいんだ。
 

ここからまたかなりな急角度の斜面を下りてから水の少ない沢を渡り、谷の対岸に渡りました。

 

 しかしなあ、

 

 ワイルド過ぎるだろ、このルート。こんなプチ冒険、いらないんですけど。


 

 渡った対岸から下りてきた斜面を見返したら、壁みたいに見えたもの。

 

 ええと、このあたりのルートは昭文社の「山と高原地図」でいうところの、「破線ルート(難路)」レベルです。私が保証します。初心者の方はひとりでは絶対行ってはなりません。山歩きのベテランのみが行くべきルートです。たぶんどっかに正規のルートがあるんだろうけど、見失ったんだろうな。


 里山を甘く見てはいけません。秘境は案外すぐそこにあります。 

 
 

         ここで一句。 

気をつけよう ひと山越えりゃぁ すぐ秘境


 

 
 しかしまあ4月1日からこの 道迷い+難路 の事態とは。
 

 さあこれは、この先の新年度の何かを暗示しているのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

赤テープが山の上に点々とつけられています。もうこれで迷うことはないだろう。

でもなあ、こんなすんごい秘境みたいなとこなのに、ケータイのアンテナは3本立ってんだよなぁ(謎)

 

 

急坂を登りきると、とてもよく整備された登山道と、すぐ近くに車道もありました。

ちょっと離れたところにはまた別の赤テープの登山ルートも。う〜〜ん、このあたりはルートがいろいろあるみたいだな。オレはやっぱり本来のルートからは外れてしまったんだろうな。

とりあえずまともな登山道に出て安心。

 

 

 

ずっと林の中で気づかなかったけど、こんなに青空が広がってたんだ。

 

 

気持ちのいい春の陽気の登山道だねぇ。

ぼくが求めていたのは、これだよ! これ!

(破線ルートの難路じゃなくてさ)

 

 


こういう雰囲気が好きなんです。


若芽ふくらむ春です。

 

 

ここで本日最初の道標に遭遇。

今日通ってきたところは、まったく一般向けじゃないもんなぁ。どおりで道標なんかなかったわけだ。

 

 

よく整備された登山道です。

小道と両脇の木々がいい空間を作っていますね。

 

 

 

やっと峰山山頂に到着〜

杉の大木が立ち並んでいます。

 

 


峰山は標高570mだそうです。


ベンチつきのテーブルがひとつだけありました。

 


東方向に相模湖カントリークラブが見えます。


南西方向には丹沢の山と、富士山も。右端にうっすら富士山が見えます。

 

 

これから下りになるので、ここでサポーターを装着。

毎度懲りずに紹介していますが、ヒザに負担を感じる方には是非ともオススメしたいもので。

私が使っているのはザムストのこちらのものです。

 

 
ひざサポーター

 

それでは大鐘・大久和方面へと下って行きましょう。

 

 

 

 

 


 

やまなみ温泉と、東尾垂の湯(ひがしおたるのゆ)方面への分岐がありました。本日はやまなみ温泉へ。またいつか東尾垂の湯も行ってみたい。

 

 

ストックとヒザサポーターで、足の軟弱な私もサポートはバッチリです。

 

 

春のそよ風がとっても爽やかで気持ちいいです。何のひねりもない表現ですが。

ぼくはね、登山道の、こういう感じとか、

 

 

こ〜んな感じとか、

 

 

こ〜〜〜んな感じとかが、たまらなく好きなんですよ。

知らない道を歩くのも、大好きなんです。

 

 

 登山道終わり〜

 

 

ちょっと行くと、朝にバスを乗り換えたやまなみ温泉バス停のバスセンターがありました。

 

 

車道に出たら左へ。1分ほど歩くとやまなみ温泉の入り口です。

 

 

そしてやまなみ温泉到着〜。

道迷いで焦ってかいた冷や汗を、流して帰ろう。

 

  

 

 

 

 

 

やまなみ温泉から出て、道路を挟んだ反対側にバス停があり待っていると、温泉から出てきた軽自動車が私の前で止まった。

助手席に乗っていたおばさんが「どちらまで?」と聞くので藤野駅までというと、「乗っていきます?バスの時間は?」と、ありがたくも誘ってくれた。

ただ、あと3分ほどでバスが来る時刻だったので、その旨を丁重にお答えした。見知らぬ人の親切はありがたいですね。


 バスに乗ったら、運転手さんは朝の藤野駅からの便と同じ人だった。

 

                まとめの一句。


道迷い 破線ルートの 新年度


                                             
                                                                                                   次点 : 迷えども 進めや進め 新年度

 

 


〜後日後記〜

 今回の山歩きで登山道の目印だと思った赤テープは、「境界杭」と呼ばれるものに付いていたもので、登山道の目印ではなかったようです。

 当HPの掲示板に投稿いただいた、Seckyさんのコメントを転載させていただきます。


「道中でB.Y様が難ルートの目印だと思ったテープですが、あれは登山用ではありません。
私は仕事柄よく使うのですぐ分かりましたが、あれは測量や土地家屋調査の際に使われる境界杭の位置を示すものです。画像にも必ず旗の下に赤い杭が一緒に写ってるのが分かると思います。
測量業務には地権者と杭を一本ずつ確認して回る「立会い」という工程があり、その際にスムーズに杭を案内できる用にするために印をつけておくわけです。
地権者同士の境界か、国や市など自治体も関わる境界かによって黄色か赤の区別がされます。テープの色の違いはそういう事です。
特に枝に巻きつけて地面に刺してあれば間違いなくそういった用途の旗ですし、一見杭が見えなくとも枯葉などに埋もれている場合もあります。そういう際に杭を容易く再発見する為の目印にもなっている訳です。」

 

  

 今回見かけた赤テープや黄色いテープは、確かに地面から突き出た棒についていて、赤い杭も一緒に見受けられます。これは境界を示す目印のようです。気をつけましょう。

 

 ちなみに、一般的な登山道の目印用の赤テープは立木の幹や枝に付けられていますね。

 

 (酉谷山登山日記より)
 

 

 

  

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