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乾徳山
(2013年7月20日、山梨県山梨市、2031m)

~標高差1200mを登って下りる、トレーニング山行記~

当日のコースとコースタイム

乾徳山バス停(駐車場)→(31分)→乾徳山登山口→(32分)→銀晶水→(50分)→錦晶水→(10分)→国師ヶ原→
(29分)→月見岩→(6分)→扇平→(47分)→乾徳山山頂→(44分)→月見岩→(67分)→道満山→(47分)→駐車場

休憩を除く歩行時間:約6時間   本日の総行動時間7時間47分






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2013年7月20日、山梨県山梨市にある乾徳山(けんとくさん:2031m)に登ってきました。

今回は、夏の北アルプス縦走に向けて、足慣らしのトレーニングのつもりでこのコースを選びました。今日は標高差1200mを登って下ります。

それでは当日の日記です。  (※後日後記 夏の北アルプス縦走の日記はこちらです


乾徳山登山口バス停前の駐車場です。今回は車でやってきました。駐車は無料。道路を挟んだ向かい側の乾徳公園にトイレがあります。




ではしゅっぱ~つ。

橋を渡ったところで登山コースが二手に分かれます。

銀晶水・錦晶水を経て行くコースは左へ、道満山・道満尾根を経て行くコースは右へ。

私は行きは左へ。帰りは道満尾根を下って来る予定です。




車道を道なりに歩いて登山口にやってきました。

ちんたら写真を撮りながら歩いてきたら30分もかかってしまった。

ここからしばらく樹林帯歩きです。




歩き始めて10分ほど。汗がしたたり落ちてきます。

夏場は汗が顔を伝って不愉快極まりないので、私はバンダナが欠かせません。




そして今回は初めてマップケースを持ってきました。ヒモで首から下げて使います。

前回酉谷山に行ったとき、マップケースを首から下げているお兄さんを見かけ、(マップケースなんているのかねぇ)と思ったのですが、地図をしょっちゅう出し入れして畳んだり広げたりすると、すぐに傷んでしまうのですね。

その点、このマップケースは常に地図を確認できますし、地図が痛むこともありません。これは素晴らしいアイテムですね。登山歴9年目にして気づいたこの事実。

私が買ったのはSEA TO SUMMITのSサイズ




コンパス

昭文社(MAPPLE)の登山地図、「山と高原地図」一覧表




そして登山道を登り始めて約20分。

これくらいの時間帯が一番苦しいですね(XX)
                 毎度のことだが軟弱だのォ~

この時間帯に、大抵

(オレはなんで山歩きなんか趣味にしてるんだ?)とか、

(もうしばらく山は来なくていいな・・・)、

といったことが頭をよぎります。

ただ、この時間帯を乗り切ると体も慣れて楽になってはきます。




銀晶水にやってきました。

写真には写ってませんが、この看板の奥の方に小さな管から水がチョロチョロとわずかに出ていました。




銀晶水から50分ほど登って錦晶水に来ました。


錦晶水の広場

錦晶水は勢いよく出てます。冷たくてウマーイ!




錦晶水まではひたすら急坂でしたが(疲)、

やっと坂が緩んで一息つけました(ほっ)

国師ヶ原という、登山道の十字路に来ました。




今回はデジカメを新調してきました。

ソニーのサイバーショット DSC-RX100M2というモノ。

この夏の北アルプス山行はこのカメラで行くつもりです。今日はいろいろ使ってみて練習。

今回の写真はすべてこのカメラでの画像です。

←この画像はスマホで撮りました。

しかし、ここまでの画像を見ると、この程度の大きさの画像では、はっきり言ってどんなカメラで撮っても同じって感じですが?




進んで行くと、白樺並木の奥に鹿ハッケーン!

前回の山行に引き続き鹿と遭遇。こちらの様子を伺っています。

もうちょっと近づいて撮れないかな・・・と歩みよると、



     
イイ”ッ♪



と、まるで
ショッカーのような鳴き声を上げて奥に逃げられました。脅かしてゴメンね。




そうそう、それから、今回は新しくスパッツも買ってきました。

前回山行時、ショートパンツサポートタイツスタイルで歩いていたところ、やたらと靴の中に木くずや小石が入り込んでとっても煩わしかったのです。

今回はこのショートスパッツのおかげで、防御率100%でした。

私が使っているのはアウトドアリサーチのこちらの物

登山用スパッツのメーカーリストはこちら




樹林帯を抜けて草原に出て、しばらく進んで月見岩に当着。

岩の上にも裏から簡単に上がれます。休憩にどうぞ。




扇平に来ました。月見岩周辺から扇平あたりは草原地帯です。ここから先は樹林帯の中に、急傾斜の岩場やクサリ場、ハシゴが出てきます。

ここから先が、乾徳山を200名山たらしめるエキサイティングゾーンとなります。

この先は手袋をはめるのをオススメします。











さぁ手袋ははめましたか~? では行きましょう。

巨石もところどころ出てきます。




岩場もいろんなところがあります。

焦らずゆっくり登りましょう。
 




岩の間に設けられたハシゴ。

こういう空間、なんだか
ワクワクしますね♪

(ワタシだけですか?)




クサリ場も出てきますよ~

しっかりとクサリを握って、ゆっくりと登りましょう。
 




巨石地帯も通り抜け~





乾徳山の山頂が見えてきました。




さーて、山頂直下まで来ました。

ここで、右手の迂回路を行くか、勇気を出して約8mの急傾斜の岩場のクサリをよじ登るか選択します。

迂回路にはハシゴが設置してあり、普通の感覚で進めます。




しかし、このクサリ場はどうでしょう? 結構傾斜もきついです。約8mあるらしいです。

クサリをつかむ腕力に自信のない方や、ちょっと高所恐怖症気味の方は、迂回路を利用した方がいいかもしれませんね。

私は頑張ってこのクサリ場をよじ登りましたよ~
          (怖いから下は見ない後ろは振り返らない)


扇平から山頂までの間は大アスレチックコースですね。よくぞこの岩山に登山道をつけてくれたもんです。そのおかげでこうして楽しむことができます。ありがたいことです。




    そして乾徳山山頂に到着~

    ふもとから1200m登ってきました~

    トレーニングとは言えよく頑張った。




 乾徳山は2031m、山梨百名山の1つ。

 だって日本でも200名山のひとつだもの。




さーて、ではお楽しみのお食事タイムね♪

眺めの良さそうな崖の際の岩があったのでそこにしました。

さて、トレーニングに来たとはいえ、ただ山を頑張って登っておにぎり食って下りるだけではつまらない。

そこにはもっと、楽しみがなければなりません。


今回のお楽しみは
こちらっ




はい、冷やそうめんです

ガスでお湯を沸かしてそうめんを茹でて、ボールに氷をたっぷり置いたところに茹で上がったそうめんを置いてあげれば、はい、冷たいそうめんの出来上がりです。




めんつゆはペットボトルに入れて持ってきました。氷は山の近くのコンビニで買って、家から持ってきた保冷袋に入れて来たら、結構溶けずに残っていました。

あとはふえるわかめちゃんと、乾燥ネギ、韓国のり、わさびを薬味にトッピング。

おかずに鳥のから揚げと枝豆。

ではいただきま~~す。

・・・・

う~~~~~~~ん、
すごい!

ちゃんと、

キリッと冷えたそうめんの味がします!
                       当たり前といえば当たり前

信じられんくらいにウマ~~~  めんつゆにも氷を入れて♪

すごいな。前日に突如思いついたのだが、これは大当たり。夏の山で、試してみてください。










さーてゆっくり休んだし、今度は下りです。クサリ場は下りず、迂回路で下ります。

歩き始めると、心なしか体が重いような?

冷たいものを食べたせいですかね?

すぐに気にならなくなりましたが。

山では冷たい水などを過剰に摂取するのも考えものですね。何事もほどほどに。




アスレチッキーな岩場の樹林帯をこなして、また月見岩まで戻ってきました。

甲府盆地の向こうに富士山の山頂が浮かんでいました。

月見岩に上がろうとすると、背後の草むらのなかを鹿が

ずざざざざっ!

と、かき分けて走って行きました。このあたりは鹿が多いみたいですね。

月見岩の上から撮影。




ここから下りは道満尾根を下って行きます。




月見岩~扇平を振り返ったところ。




 鹿が多いということは、鹿に樹皮をかじられてしまう木も多くなってしまうのは自然の摂理なのでありますね。




登山道の両脇の小さな木々が作り出すトンネルの小道。

こういう感じが好きですよ~♪




新しいカメラなんで使い勝手がまだよくわかりません。

いろいろ使ってみて、北アルプス山行ではいい画像が取れるように勉強します。




いや~しかし、今日はトレーニングとはいえ1200m登って下らなければならない。本番の山歩きでもこんなキツイ日はないのだが・・・





と!?





すっ



てーーん! (XX)




うげげ; 浮石に乗っかってしまった。








手を地面に打ちつけてしまい、ちょっと血が滲んでしまった。

どうしても下りはこういう風に滑るというか、転ぶことがたまにはあります。

何年山を歩いても、やっぱりやってしまいます。




 こういうことがあるんで、手袋をしておくと安心なんですよね。でも夏は暑いんだな。通気性の良いものなどがよろしいかと思います。

 しかし、手袋をはめると、もう手袋が必要な事態には遭遇しなかったりと、人生はそういうもんです。




道満尾根です。アカマツ(たぶん)の林がいい雰囲気です。

乾徳山を登るなら、この道満尾根の松の道を通らないのはあまりにももったいないですね。それくらい、いい感じの登山道です。




こちらはカラマツ(たぶん)の林。

東京の山ではアカマツとかカラマツの林ってあまり見かけない気がします。

松の落ち葉の香りがほんのり漂って、いい匂いでした。




道満山~ 1314m~

700mくらい下ってきました。

まだあと500mくらいあります(疲)




終盤です。もうヒザはガクガク(XX)

足もヒザも疲れてきましたが、サポートタイツのおかげで痛みはありません。これでサポートタイツをはいてなかったら、ヒドイことになってると思います。




カナカナカナ・・・・・♪

ヒグラシの鳴く、3時前の林の中です。




 車道に出ました~

 あとは住宅街を縫って下りて行きます。




吉祥寺まで来たら駐車場はすぐそこ。




駐車場に戻ってきました。お疲れさんでした~




今日は頑張った。1日で1200m登って下りた(すごい)。まぁトレーニングですからね、これくらいはやらないと。

コースタイムは大平高原からのほうがだいぶ短いですね。本当はトレーニングでなければ私も大平からにしたと思うのですが、まぁ長歩きも終わってみればいい経験になりました。


歩いている間はなんともなかったヒザが、家に帰る頃には右ヒザに痛みが(XX)

本番の山行ではこんなに一日の標高差はないんだけど、とりあえず本番前に一回ガツンと食らっておくのもやっぱりいいと思うんですよね。

できれば次週、もう一回トレーニングに行きたいと思っています。


乾徳山トレーニング日記 終わり

                                 ※後日後記 翌週の小金沢山トレーニング日記はこちらです。)

                                  (※後日後記 夏の北アルプス縦走の日記はこちらです。)










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