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折立から太郎平小屋~太郎山~薬師沢小屋

(2013年8月5日 日本最後の秘境雲ノ平を訪ねる3泊4日の山旅:1日目)

1日目のルートと、休憩除く所要時間

折立→(79分)→三角点→(76分)→五光岩ベンチ→(47分)→太郎平小屋→(11分)→

→太郎山→(9分)→太郎平小屋分岐→(64分)→左俣出合→(49分)→薬師沢小屋

休憩を除く歩行時間:5時間35分  休憩を含む総行動時間:6時間40分



 1日目:折立~太郎平小屋~太郎山~薬師沢小屋

 2日目その1:薬師沢小屋~雲ノ平山荘

 2日目その2:雲ノ平山荘~祖父岳~水晶小屋

 3日目その1:水晶小屋~水晶岳

 3日目その2:水晶小屋~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘

 3日目その3:三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋
    
 4日目:双六小屋~鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高バス停
Yahoo!立山町の天気 WN:富山県上市

山と高原地図:剱・立山 槍ヶ岳・穂高岳

富山駅→有峰バス 新穂高→松本バス

太郎平小屋・薬師沢小屋

夏の小屋泊まり山歩きの服装と持ち物

3泊4日の山歩きで足痛にならなかった方法

登山の持ち物と服装チェックリスト


拡大スクロール地図

   

 2013年8月5日~8日と3泊4日で、「日本最後の秘境」と呼ばれる北アルプス最奥部の雲ノ平周辺を単独で歩いてきました。いつか行ってみたいと思っていた9年越しの憧れの地を、ようやく訪れることができました。
 ずいぶんと長い日記になってしまいましたが、よろしければおつき合い下さい。










 前夜は富山駅前の富山地鉄ホテルに宿泊。

 折立へのバスのチケットを取ろうと思って富山地鉄バスに電話したんだけど、話し中で全然つながらなかったもんだから富山地鉄ホテルに電話したら、ホテルとバスの予約を同時にできました。

 富山駅前を5時に出て、登山口の折立に7時前に到着。しかし、まさかの雨降り。




 みなさん雨具の準備~。 トイレもあります。




 私も雨具を着込みました。雨具のメーカーリストはこちら

 雨の中の長歩きですし、ザックカバーもかぶせた方が安心ですね。

 さぁこれから3泊4日(自己記録)の、長い長い山旅のはじまりはじまり~




 泥ぐちゃ~~な道が続きます。

 なるべく端っこを歩きます。




樹林帯の急登がひたすら続きます。




ブナの木もぶっといねぇ。さすが北アルプス




 ちょっと広場のようになったところのアラレちゃんの看板。

 通りすがりの登山者が


「んちゃっ!」

 っと口にするのは、日本人である証拠。

大好き 薬師岳 ~ 太郎を愛する会




 三角点というポイントに到着。急登もこの辺で終わり。

 しかし、相変わらず止むことのない雨。
色とりどりの雨具とザックカバーがカラフルですね♪ そんなものが見たくてわざわざこの富山の山奥くんだりまで来たのではないのですが。

 ちなみに私は上下黄色の雨具です。恥ずかしいほど目立つと思います♪





森林限界を越えて、開けてきました。

ゆるやかな登り坂が延々と続きます。




雨もとりあえず止みました。

ゆっくりと歩いていると、上の右写真の中央に人が写っていますが、某おじさんなのですが、段差のあるところを下りようとしたところバランスを崩して転び、私の左前に
ずざざざざ~~~!っと倒れ込んで来て動かなくなりました


私「 (;゚Д゚)!  だ、大丈夫ですか;?」


某おじさん「・・・・・・・・・・・・・・


       は、はい・・・・・・・・


       ゆっくり・・・・・  休んで行きます・・・・・・・・・・・・・」


お気をつけてと声をかけ、先へと進ませていただきました。





 後ろを振り向くと、下界は雲が広がっています。




 雨は上がりましたがガッスガスでこの通り。

 風がビュービューと吹き抜けます。

 涼しいを通り越して寒い。





 五光岩ベンチはスル~




 どうもこのところ山に来てスカッ!と晴れることがないです。

 ここで、チャゲアスのASKAの「はじまりはいつも雨」の替え歌で、題して

 「はじまりはいつもガス♪



 山に来る日は~ 不思議なくらい~

 ガスが多くて~♪




 霧のトンネル~ くぐるみたいで~

 幸せじゃない~

 君はホントに山を~

 愛してるかい? 愛せてるかい?

 誰よりも~ 誰より
も~~~♪




なんとなく~霧が~ 晴れるかな?

      
空を見てた~!


はじまりは~いつも
ガス♪

      太陽よ~けて~♪

涼しいのはいいんだけどさ、暑くてもいいから絶景が見たい。





チングルマ。ページ後半に、花が散った後の綿毛の画像があります。




太郎平小屋が見えてきました~




 太郎平小屋にご到着~。折立から休憩込み3時間40分で着いた。予定よりいいペース。ちなみにここは太郎兵衛平というところ。

 さーて、昼飯を食べましょう。

 カレーかラーメンのようですが、「ネパールカレー」という珍しいメニューもありますね。




 んで、せっかくなんでネパールカレーを注文してみました。
 
 厨房にはインド・ネパール系と思しき方が腕を振るっておられました。

 イメージ通りのスパイシーなカレーで、とても山の中で味わえるとは思えない風味の、美味しいカレーでしたよ。










 うまいもん食って休んだし、そろそろまた行きますか。

 うげげ; また雨がボトボト普通に降ってる。

 ホントは右写真の正面に薬師岳がドーンと見えるはずなんですがご覧の通り。まぁこんなのはよくあること。

 8月の上旬ですし、この時期はだいたい晴れるはずなんですけどね。 

 きっと、
「ホントに山を愛せていない」
のが山に来てるせいですね
(誰?)

写真じゃわかりませんが、普通に雨降ってます。





写真右の小山が太郎山。
 今日の行程では著名な山の山頂は通らないのですが、太郎平小屋の裏手に太郎山という小さな山があるので、ちょっと寄り道してみます。




太郎山山頂への分岐に来ました。右に入ります。

まっすぐ進むと北ノ俣岳を経て黒部五郎岳に至ります。





「太郎山」と書いてない太郎山(たぶん)山頂。
 しかしね~、山頂付近のどこにも「太郎山」って表示がないんだよね(なんでだ?)

 こちとらそれが楽しみでわざわざ山登りしてるんだが。

 今一つ達成感を感じられないまま、太郎平小屋方面に戻ります。




 さあ今度は薬師沢小屋目指して下りの道になります。標準コースタイムは2時間ちょっと。

 おっ、雪渓もありますね。




 うお~! コバイケイソウの大群落です。

 珍しい花じゃないけど、これだけキレイに咲きそろってるのは初めて見ました。

  漢字では小梅蕙草と書くそうです。こう見えて有毒なんだとか。若芽は他の山菜とまぎらわしいとのことなので、食べないように。





こちらは雨降る高原のニッコウキスゲの群落です。涼しい感じ伝わりますでしょうか。




このあたりはだいたいこういう感じ→の道。
こういうどうでもいい写真も、たまにはいいじゃないですか(たまにじゃない?)





ヨツバシオガマ




 小さな沢を渡ります。




 この小さい黒いのは、たぶんクロトウヒレンの蕾。花が散った後ではないと思うのですが。




 さっきより大きな沢を渡ります。




木道がよく整備されてます。




 木道は切り込みが入っていて滑り止めにはなっていますが、やはり濡れていると滑らないとも限りません。

 薬師沢小屋の掲示板には、7月中に60代の方が2人、太郎平~薬師沢小屋間の木道で滑って骨折したと書いてありました。

 
木道はスリップ注意! です。




左俣出合というポイントに来ました。

太郎平~薬師沢小屋の中間点です。




 薬師沢の左俣です。

 いかにもイワナが棲みついてそうな沢ですね。釣り道具と時間に余裕があれば、竿を出してみたいです。いつかまた。




水たまりは石の上をうまくたどって。




 本日のゴールも近づいてきました。

 明日はこの、目の前に鎮座する山を登ります。

 この山の上が、日本最後の秘境雲ノ平です。





カベッケ原。登山地図には「カベッケヶ原」とありますが。



カベッケヶ原。いろんな花が咲いてます。  チングルマの綿毛。花が散った後です。同じ山域でも花 のところと綿毛になったところがあるのですね。
 チングルマは、この綿毛が稚児車に見えるところから、
 稚児車が訛ったものだそうで。




 そして本日のゴール薬師沢小屋に到着~。お疲れさんでした。








受付を済ませて本日の寝床へ。こんなトコです。




 今回はマイ枕カバーを持ってきました。左の青いのが小屋の枕、右側のが私のタオル地の枕カバーをかぶせたものです。

 ちょっとしたことですが、慣れたものだとホッとします。

 この日の両隣りは、いずれも山行途中で声を交わした気のいいお兄さんでした。布団は2枚で3人になるかもと言われましたが、1人1枚でOKでした。




 ボディシートで体の隅々までふき、洗顔シートで顔をふき、水のいらないシャンプーで頭もさっぱりしました。なんたって今日から3泊連続で風呂に入れませんからね。

 そして筋肉痛予防に足に湿布をテーピングし、行動着から部屋着に着替えて小屋前に出てきました。


筋肉痛・ヒザ痛予防です。





薬師沢の水で飲み物冷えてます。蛇口の水は飲み放題。

見知らぬ者同士で談笑。みんな山好きですから。





小屋前の黒部川奥ノ廊下に架かる吊り橋。

黒部川奥ノ廊下をバックに、乾杯!





わかりにくいですが、奥から流れてくるのが薬師沢、手前の流れが黒部川奥ノ廊下。ここが合流点。





一瞬ですが、晴れ間が見えました。吊り橋越しに薬師沢小屋。




 このおじさんは薬師沢小屋に今日から3泊の予定だそうです。ここ薬師沢小屋周辺は、渓流釣りをする人にとっては一度は訪れてみたいところのようです。なんたってすんごい山奥、黒部川の最上流部ですからね。

 そして見事イワナを釣り上げ、小屋前の人達から歓声が上がりました。このあたりまで上流に来ると、魚は100%イワナだそうです。

 また、魚はすべてリリースがここでの釣りのルールだと、小屋の案内版にありました。




 小屋前で登山者の方たちと話していると、重大な情報を聞かされました。

 なんと、私が明日(6日)泊まるつもりでいた水晶小屋は、

 
「6日は予約でいっぱいで泊まれない」と、電話で事前に言われた人がいたのです(ガッビビビーン)

 
う~~~~~~~ん 山小屋って泊まれないことあんのか? 混んでても行けばどうにかなんだろと思っていたのだが、認識が甘かった。困ったな~~~;

 水晶小屋に泊まれないとなると、まったくプランが変わってきてしまうのだ。明日は1日雲ノ平散策か?

 どうしようもないので、明日雲ノ平山荘(水晶小屋と同グループ経営)に行って、様子を聞いてみよう。




 お楽しみの夕食~

 ここの食事はお世辞抜きで美味しかったです。豚の角煮にタマネギ炒めのつけ合わせ、そして煮物も。

 食事中、私の隣りに座ったおじさんに、「学生さんかい?」と聞かれました。

 42ですと答えると、

 
「42? 若いな~!」

 と言われました、ナハハ!




さーて、明日の水晶小屋はどうなってしまうのか? まぁなるようにしかなりませんから。


耳栓をして、ほぼ朝までぐっすり眠れました。


続きます。







1日目:折立~太郎平小屋~太郎山~薬師沢小屋
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2日目その1:薬師沢小屋~雲ノ平山荘

2日目その2:雲ノ平山荘~祖父岳~水晶小屋

3日目その1:水晶小屋~水晶岳

3日目その2:水晶小屋~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘

3日目その3:三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋
    
4日目:双六小屋~鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高バス停

今回山行の使用カメラ。すべてプレミアムおまかせモードで撮影してます。多少の雨で濡れたくらいでは動作に問題はありませんでした。完全防水ではないですが。アウトドアで大いに活用しましょう♪
SONY サイバーショット DSC-RX100M2




登山靴

ザック

雨具

トレッキングパンツ







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