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長沢背稜の酉谷山避難小屋に泊まる山旅~1日目

(2013年6月23日 その2:金袋山~ウトウの頭~長沢背稜合流点)

1日目のルートと、休憩除く所要時間

一石山神社→(65分)→一石山→(58分)→金袋山→(72分)→ウトウの頭→(65分)→長沢背稜合流点

→(8分)→滝谷の峰→(6分)→長沢背稜合流点→(68分)→酉谷山→(18分)→酉谷山避難小屋

休憩を除く歩行時間:6時間  休憩を含む総行動時間:6時間55分







  1日目その1:一石山神社~金袋山

  1日目その2:金袋山~ウトウの頭~長沢背稜合流点

  1日目その3:長沢背稜合流点~滝谷ノ峰~酉谷山~避難小屋

  2日目その1:酉谷山避難小屋~七跳山~ハナド岩
  
  2日目その2:ハナド岩~天目山~東日原バス停
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1日目(その1)から続く。




さて、金袋山にて、どうやら私は重要な登山用具を忘れたらしいことに気づいた。




どうも、





コンパスを忘れたらしいのである。 (アウト! 帰りましょう~)



これが高尾山とか、自分の歩いたことのあるコースとかだったらまあ大丈夫なんですよ。



ところが、これから行くのは昭文社の山と高原地図で言うところの
破線ルート。一般向けの登山道ではありません。登山道が不明瞭であろうことが予想されます。



いつもはコンパスは日帰り用の小型ザックのポケットに入れてるのに、今回は小屋泊まりなんで大きいザックで来ちゃったんですよね。
うっかりしてました(毎度のことだのォ~)



さて困ったと思ったのですが、そういやスマホにもコンパスのアプリがあったんだっけ?





え~~~っと、


あ~~~、ここは圏外なんだな(残念!)


でも、


あれ? コンパスがちゃんと機能してるぞ。




そうなんです。GPSは電波と関係なく機能するんですね。これは気がつきませんでした。なんてラッキーなんだ。

そういや車のカーナビも、ケータイの電波が届かないどんな山の中でも、トンネルでも機能しますもんね。それと同じことなんでしょう。

とりあえずこれでコンパス忘れはセーフ。しかし、スマホは主電源を切っておかないと電池を消耗します(たぶん、圏外のところでは電波を拾おうとしてバッテリーを余計に使うはず)ので、使うとき以外は主電源を切っておきましょう。




コンパス




 ヒロカズさんは下山して行きました。私はこれからまだ先が長いです。

 それじゃあさよなら
金袋山?




素晴らしく気持ちのいい広葉樹の尾根道が続きます。YouTubeで動画撮っときたいくらい。

金袋山の次は篶坂ノ丸(すずさかのまる)という山があるはずなんだけど、気づかずに通り過ぎたみたい。




ところがです。



進んで行くと、次第に登山道が細くなり、しまいには落ち葉で隠れてしまい、わからなくなってしまいました。道が消失してますし、登山道っぽくありません。



ありゃあ? これは道を外れたみたいだな。 どこで間違えたんだろ?



なんとなくですが、正しい登山道から左側の間違った踏み跡をたどって来てしまったように思えました。



たぶん右の方へ行けば正規の登山道に戻れるような気がするのですが、一旦戻った方がいいかな・・・



と、そのときです。











右上の方から、登山者のものと思われるカランカラン♪という鈴の音が聞こえてきました。



その人は下って行かれましたが、右上の方に歩んで行くと登山道に出られました。
一石山神社のお賽銭が効いたか?



その鈴の方も私のことが気になったようです。年配のおじさんでした。



「いや~~、左の踏み跡をたどったら道を間違えちゃったみたいで。鈴の音で助かりました。」



と下の方にいるおじさんに向かって私が言うと、



「この先にも間違えやすい左に入っちゃう踏み跡があるから、険しいけど岩の尾根筋を行くといいよ」



と、アドバイスいただきました。



この人とすれ違えたのはとてもラッキーでした。道がわからなくなったら、わかるところまで戻る。これが鉄則です。



とにかく赤テープを・・・

見逃さないようにしましょう。




(こんな感じの山の中を、おかしいなと思いつつさまよっていました)
ウトウの頭手前の登山道より、私が道を間違えていた左方向の眺め。実際にはもう少し下の方で間違えました。

どうです? こんなガスのかかった山奥で、道が無くなることがあるんですよ。

怖いですよ~;




そして険しいUP&DOWNを乗り越えて、ウトウの頭到着。

金袋山~ウトウの頭は道迷いに注意! ですね。

おおむね、急坂の岩場などがあったら直登するイメージで間違いないです。






タワ尾根の登山道は、おおむねしっかりとした踏み跡があります。晩秋の落ち葉の季節とかはわかりませんけど。

ただ、はっきりとした「間違い踏み跡」もあったりするので油断がなりません。

あまりに急斜面な上に落ち葉に覆われたところなどは、たぶん正規の登山道とは違うはずです。怪しいと思ったら、わかるところまで引き返すことです。


とにかく赤テープを見つけながら歩いてください。

赤テープですよ!




ウトウの頭で20分ほどゆっくり休憩しました。ここから先はいったん急坂の下りとなります。









ところが、ウトウの頭から先へ進もうとすると、右か左かまっすぐか、どっちへ行けばいいのかよくわからないのですね。

左右よく見回すと左に小道があったのでよかったのですが、やっぱり焦るんですよね;




そしてひとしきり下ってきました。




ところがです。




下りきったところで、
道がT字で左右に分かれています。




右はちょっと太めの木をまたいでいくのですが、そっちの方が道がはっきりとしています。左側の方は鋭角気味に曲がることになり、しかも道はあまり歩かれていないような印象でした。




野生の勘で、(こりゃ右だろう)と思い、右へ歩んで行きました。




しかし、一応コンパスで確認しとこうということでiPhone5を取り出します。




すると、
ありゃあ? こりゃ違うな。




タワ尾根を登るのは北西方向に進むことになるのですが、私は北東方向に進んでいたのです。



すぐに元のT字の分岐点に戻り左手の方に進んで行くと、ちゃんと赤テープがありました。





方向音痴も、コンパスで救われる。
ね!

こういうことがあるから、
コンパスが必要なんですよ。


                      (危ない危ない)





コンパス SILVA




細く険しい岩稜帯を越えたりしながら進みます。

なにせ梅雨時の山だし、ずっと靄の中。




そして進んで行くと、金属製のレールのようなものが現われました。

これは山小屋の整備の方などが、下から上がってくるためのモノレールらしいです。

ここまでたどり着いたら、
道は合っていますからご安心を。




モノレールに沿って歩いていきましょう。しばらく続きます。




どーですか、この水墨画のような世界。

長谷川等伯の松林図屏風にも似てるけど。

深山幽邃(ゆうすい)とはこんなところのイメージか。

小鳥のさえずりが遠く聞こえるのみです。




モノレールの終点までやってきました。

長沢背稜まではまだもう少し歩きます。




 そして更に先へと登山道をたどっていくと、足元の、ある植物に目が留まりました。


 おお~、ハートいっぱい?


 これはマイヅルソウといいます。以前北八ヶ岳の縞枯山に行ったときに覚えました。




そしてこのあと、もう一度道が怪しくなったのですが何とか赤テープを発見し、長沢背稜との合流点に到着しました。


長沢背稜合流点の道標。








コンパス

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