一般的な登山靴・トレッキングシューズの特徴
登山靴はザック、雨具と並ぶ登山用品の三種の神器のひとつです。ちょっとしたハイキング程度ならスニーカーでも大丈夫なんですが、やはりまともな山登り、トレッキング(山歩き)に行くならちゃんとした登山靴のほうが安心感があります。
登山靴(トレッキングシューズ・ブーツ)の特徴は、作りがしっかりしていて足首までカバーされ、足の保護性能が高いこと、防水性が高いこと、靴底に深い溝があって滑りにくいこと、などでしょうか。また、つま先には通常ゴムがあてがわれていて、傷がつきにくくなっています。革製の登山靴なんかはカッコイイのですが、つま先部分が革のままだと傷がついて目立つ場合もあります。
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画像:キャラバンC102 |
かつて、ちょっとした登山コースをミュール(女性用の小さくておしゃれなサンダル)で歩いていたお姉さんを見かけたことがあります(こちらの日記)が、ケガの元ですから、無謀なことはやめましょう。かく言う私もその時は普通のスニーカーで歩いていたのですが。
登山靴の主なタイプ3つ
トレッキングシューズは大きく3つのタイプに分けられると思います。すなわちローカット、ミドル(ミッド)カット、ハイカットの3つです。ローカットはくるぶしが外に出るもの。ミドルカットはくるぶしがちょうど隠れるくらいのもの。ハイカットはくるぶしの上数cmから10cm前後足首を覆うもの、といったイメージでしょうか。行く山の状態に応じて選べばよいと思いますが、最初にまず1足ということであれば、ミドルカット程度のシューズを選ぶのが無難ではないでしょうか。
~イメージ~
ローカットシューズは軽快に歩くことができます。よく整備された登山道を歩くならローカットが最適です。ハイキングシューズということならこのタイプがいいかもしれません。ただ、雨になってしまったとき、泥ぐちゃの道を歩かなければならないときなどは靴の中が濡れることもあるかもしれませんし、また、足首の保護にも不安があります。ローカットはキャンプやアウトドア遊び全般に使えますね。タウンユースにもおしゃれなアイテムです。
ハイカットのトレッキングブーツは、本格的な岩場のある登山や冬場に山に行くときには、足首の保護や保温性に安心感があります。素材も一般的なナイロン地のもの、オールレザーの革靴、プラスチック製の冬登山用のエキスパート向けのものなど、いろいろあるのがハイカットタイプですね。どんな素材でも今どきのものは防水性も高いので、ハイカットなら少々の水濡れなどなんともなく、悪路だろうがなんだろうがずんずん進んで行ける強さがあると思います。ただモノにより、堅牢さゆえの重さ、靴底の厚さゆえの若干の歩きづらさなどがある場合もあります。まぁ今は軽量化も進んでますが。
ミドル(ミッド)カットは上記2つの中間で、歩きやすさと堅牢さを兼ねています。ハイカットに近いもの、ローカットに近いデザインのものなどいろいろあると思いますが、ある程度山登りを続けるつもりでまず1足買うのだとしたら、やはりミドルカット程度で、できれば軽量のシューズがよろしいかと思います。 |