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双六小屋~鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高バス停

(2013年8月8日 日本最後の秘境雲ノ平を訪ねる3泊4日の山旅:4日目)

4日目のルートと、休憩除く所要時間

双六小屋→(58分)→弓折乗越→(32分)→鏡平山荘→(52分)→イタドリヶ原→(24分)→

秩父沢→(31分)→登山道入口→(17分)→わさび平小屋→
(55分)→新穂高ロープウェイバス停

休憩を除く歩行時間:4時間29分  休憩を含む総行動時間:5時間9分



1日目:折立~太郎平小屋~太郎山~薬師沢小屋

2日目その1:薬師沢小屋~雲ノ平山荘

2日目その2:雲ノ平山荘~祖父岳~水晶小屋

3日目その1:水晶小屋~水晶岳

3日目その2:水晶小屋~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘

3日目その3:三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋

4日目:双六小屋~鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高バス停
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山と高原地図:剱・立山 槍ヶ岳・穂高岳

双六小屋・鏡平山荘・わさび平小屋

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夏の小屋泊まり山歩きの服装と持ち物

3泊4日の山歩きで足痛にならなかった方法

登山の持ち物と服装チェックリスト


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 3日目その3から続く。

 昨晩は疲れてたし、ふとん1枚に1人だったし、やっぱりよく眠れました。

 双六小屋の朝食です。立派な和食。車が入って来れない山小屋としては、食事はかなりいい方なのではないかと思います。ごちそうさまでした。




 朝日を浴びる双六小屋。山歩き前の準備体操をする人たちも。




 さーて出発。今日は1600mくらい下ります。たぶんヒザが途中でおかしくなるはずなので、ちょくちょく休みを入れながら歩いて行こうと思います。登りより、むしろ下りで休みをちゃんと取るのが、ヒザや足に不安を抱える人にはいいでしょう。

 カラフルなテントの立ち並ぶテント場の脇を通って行きます。

 私はまだテント山行はやったことがありません。いつか余裕ができたらやってみたいですね。




クルマユリ→




 今日も槍ヶ岳~穂高連峰を見ながらの山歩きです。

 ただ、このあたりは朝のうちは逆光になるので、くっきりとは見えないですね。




 もう4日目ですけど、まだまだ歩けるし、歩きたいです。こんな歩きやすい道なら、どこまでも。

 まだ見ぬ景色に憧れます。

 予想もしなかった絶景や、自然が創造したデザインとの出会いが、山歩きの醍醐味です。




毒で有名なトリカブトです。

夏~初秋の山で、よく見かけます。





越し方を振り返る。中央に鷲羽岳、その手前に双六小屋。左の大きな山は双六南峰か。





進みます。手前の山のてっぺんが花見平。奥の山は笠ヶ岳。





花見平付近から雪渓越しに槍ヶ岳。この写真、モロ逆光で、普通ならまともに写らないはずなんですけど、
カメラが優秀なおかげで勝手に調整してくれて、ちゃんと撮れちゃいます。とは言ってもこの程度ですけど。





朝もやに霞む穂高連峰と鏡平山荘。





手前が弓折岳。奥に笠ヶ岳。





弓折乗越で休憩する人たち。

弓折乗越の立札と槍ヶ岳。




 弓折乗越からまた下って行きますよ。

 乗越(のっこし)というのは、山と山の間の低いところのこと。「コル」と言ったりもします。

 はい、ここで問題。


右の花はなんという花だったでしょう?


 今年はこの花の当たり年ですから~

今年はコバイケイソウの・・・





穂高連峰を正面に下りていきます。




弓折岳を振り返る。  




鏡平山荘に到着です。




 山荘前でしばし休憩。

 下りだから楽だってわけではなくて、むしろヒザとか足に負担がかかりますし、滑ったりして転びやすくなるのも下りです。

 下りも登りと同様かそれ以上に休息を取るのが、体力・足腰の回復と、集中力の維持に効果的かと思います。









さぁまた、ゆるゆると行きますよ~




鏡平の池越しに槍ヶ岳。




笹原と笠ヶ岳。笠ヶ岳に向かっていきます。





針葉樹と笠ヶ岳。高い山ならではの光景。うーん、こういう構図が好きです。




笠ヶ岳がね~、ジツにデカくて迫力があるんだこれが。




 イタドリヶ原というポイントに来ました。ここでちょっと休憩。

 やっぱり下り続きでヒザに負担が; これでサポートタイツしてなかったら、ヒドイことになってるはずです。

 サポートタイツは素晴らしいです。ヒザに自信のない方には激しくオススメします。




 イタドリヶ原の看板の周りに生えてるのがイタドリ。スカンポとか呼ばれたりもしますね。

 さぁまた下って行きますよ。




チボ岩通過~




 秩父沢に来ました。ここで休む人が多いですね。沢の水で顔を洗ったりするのも気持ちがいいでしょう。




 天然石で造られた石畳の道。素晴らしいですね。

 こういう道を整備してくれた方々に感謝したいと思います。




左俣谷の川が見えてきました。



小池新道入口です。ここで登山道は終わり。




ここからはもう平らな道路になります。




 わさび平小屋です。ここは車も入って来れますし(一般車はダメですが)、食事もいいでしょうね。お風呂も当然あるとのことです。




また歩いて~




 笠新道の登山口に来ました。笠新道は笠ヶ岳に登る近道ですが、とっても急登の登山道です。

 ここで昨晩の夕食時の会話を。

 とある神戸から来たという中年のご夫婦がおられたのですが、関西には登山に向いた目ぼしい山が少ないとのことで、関東にもよく来られるとのこと。

 そして、丹沢の「バカ尾根」(大倉尾根)の話になり、そのテーブルではあれは階段ばっかりでホントにキツイという話になりました。

 そのご夫婦の奥様が言うには、

「バカ尾根と笠新道でどっちがキツイって、

            バカ尾根の方がキツイって言ってた人がいたわよ!」


 と、のたまっておられました。

↑このネタで笑えるアナタは山通(ツウ)。




中崎橋を渡って~




笠ヶ岳の大岩壁を仰ぎ見ながら歩いて歩いて~




 ついにゴ~~~ル! 新穂高ロープウェイのバスセンターです!

 ホントに4日間、よくこの弱っちぃ足と体力で歩いた。感動で涙が滲む。

 ちなみに、その昔このロープウェイを一段上がった鍋平高原周辺を散策した懐かしい日記はこちら




 観光センターでバスのチケットを買って、ちょっと下ったところにある日帰り温泉「中崎山荘 奥飛騨の湯」に来ました。

 只今10時45分。バスは11時半発。なんとか間に合うだろう。ところがだ。

 温泉の人「今いっぱいで入れませんので、ちょっとお待ちください」

 B・Y
「はぁ?」

 待つこと10数分、やっと入れた! 急げ! 体を洗い! 露天風呂に入り! 着替えて! ドライヤーで頭を乾かし! ヒゲそって! 登山靴しまってサンダルに履き替え! バスセンターにダッシュ!




 観光センターのトイレに寄ってバスに乗り込み!

 セ~~~~~フッ!




 このバスで松本駅まで行きます。

 さーてお楽しみのランチ。双六小屋のお弁当です。豪華ですね。美味しくいただきました。







 この山行の後、お盆に新潟の実家に帰って親父に山の写真を見せたところ、「俺も昔この辺に行った」と、昔撮った白黒写真のアルバムを持ってきました。

 そこには、今と変わらぬ水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、雲ノ平、槍ヶ岳などの山々が写し出されていました。

 よく思い起こしてもらったら、それはちょうど50年前の写真でした。その白黒写真には、私が撮ってきたのと全く変わらぬ山々の山容と、50年前、24歳だった親父の若かりし風貌がありました。


    年々歳々山相似(ねんねんさいさいやまあいにたり)

    
歳々年々人不同(さいさいねんねんひとおなじからず)


 雲ノ平は、これからもずっと、登山者の憧れの地として存在し続けて行くのでしょう。


 最初からここまでお読みいただいた方、こんなに長く重くくどい日記をお読みいただきありがとうございました。感謝申し上げます。

 そして最後に、休みをくれた会社と、一人旅のわがままを許してくれた妻に感謝をして、終わりといたします。


        
日本最後の秘境雲ノ平を訪ねる3泊4日の山旅:END

1日目:折立~太郎平小屋~太郎山~薬師沢小屋

2日目その1:薬師沢小屋~雲ノ平山荘

2日目その2:雲ノ平山荘~祖父岳~水晶小屋

3日目その1:水晶小屋~水晶岳

3日目その2:水晶小屋~ワリモ岳~鷲羽岳~三俣山荘

3日目その3:三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋

4日目:双六小屋~鏡平山荘~わさび平小屋~新穂高バス停

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今回の山歩きでの使用カメラです。すべてプレミアムおまかせモードで撮影しました。逆光だろうが手ぶれだろうが、カメラが勝手に補正して、いやでもキレイな写真が撮れてしまいます♪
SONY サイバーショット DSC-RX100M2




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